2009玄海100kmウルトラマラソン
2009年9月20日---49才最終日
 玄海100kmでは二度目のバースデー・ランとなった昨年の大会。49才の誕生日にゼッケン49を付けて、語呂合わせの通り、死ぬほどの九しみを味わうことになった。その49才の、今度は最終日に玄海100kmを走る。昨年は誕生日と言うことで意地でもゴールしてやろうと、真っ暗闇の勝浦浜を走り、20時半、宴会ゴールとなった。
 しかし今年、大会参加も練習量も激減。7月以降、慌てて月間200km近く走ったが、3月〜4月は一日も走らなかったりと、練習不足は明らか。こんな状態で完走できるほど甘くないのはよく分かっていた。結果は予想通り。
 しかも、せっかく撮ったデジカメのデータをうっかりして全部削除。写真が無くなり、レポートを書く気にもなれなかったが。。。

TNCスーパーニュース・ハチナビより
(宮若市黒丸にて)
INDEX 玄海100kmスタート前
玄海100km前半:宮地浜〜間夫峠〜トヨタ九州
玄海100km後半:トヨタ九州〜門司邸エイド
玄海100km−TVオンエア

LINK 玄海100kmウルトラマラソン−みのむしの東西南北駆けある記

■ 9月19日 玄海100kmTシャツ
 19日夜、コンビニで缶ビールと弁当・つまみを買い、民宿よし田へ向かった。大会翌日、信州旅行へ出かけるため、初めて懇親会をキャンセル、その代わり前泊としたのだがその変更が伝わっておらず、夕食が無いと言われたからである。もちろん、まだ起きているランナーやスタッフもいるので、残り物をつまんだりしながら飲んでいた。
 今回の大会では楽しみなことがあった。5月下旬、主催の山下さんから、昨年の写真をTシャツ用に使いたいとメールが届いた。どの写真なのかわからないが、自分の撮った写真がTシャツになる。しかも昨年はバースデーラン、これは記念になる。ところが。
 受け取ったTシャツを見て?。Tシャツの背中側、黒地に白文字の「玄海」が浮かび上がるが、これが自分の撮った写真?。よく見ると帽子などの反射材が写っており、ボーッとランナーの姿が見えてきた。どうやらスタート地点での集合写真なのだが、しかしこのような写真を撮った記憶がない。
 大会が終わって数日後、昨年の写真を探す。しかしこの構図で撮ったものはなかった。練習会の写真にもない。良い写真が無くて、他の方の写真が使われたのだろうか。念のため、他の年の写真も探してみた。そしてついに写真が見つかった。2004年、宮地嶽神社スタート前の写真で、M川さん・K間さん・S田さん等も写っていた。元の写真が暗い上に、モノクロ加工されたので、パッと見、写真と分かる人はいないかもしれない。何はともあれ元の写真が分かり、ホッとした。
玄海100km・2009年Tシャツと2004年のスタート写真

Tシャツの写真

元の写真は2004年の宮地嶽神社スタート時のもの

■ 玄海100kmウルトラマラソン前半の部:宮地浜〜脇田温泉〜間夫峠〜力丸ダム〜トヨタ九州

諸岡さんの銅鑼を合図にスタート
 AM2時頃からアーリースタート組のランナーが起き出し、目が覚めてしまった。朝食を摂り、宮地浜のスタート地点へ向かい、AM4時・アーリースタート組を見送る。北九州ウルトラRCでは春の萩往還、秋の玄海100kmがメインレース、今年も15人がエントリーした。アーリースタートが3時から4時に変更されたが、やはりアーリースタートの方が多い。今年前半は撮り鉄が忙しく萩往還は不参加。その後も練習せず、1月〜8月累計で700kmちょっとと過去最低の練習量、よくよく考えてみたら、大会参加はいぶすき菜の花マラソンが最後。おまけに9月に入って体調不良で寝込んだりと、全く練習が出来なかった。アーリースタートにすれば良かったと思ったが、おそらく結果は一緒だっただろう。大会翌日から信州旅行の予定で、自分としては玄海より信州旅行がメインイベント、やる気のないままスタート地点に立ったのだった。
 その宮地浜のスタート地点に、TNCが取材に来ていた。TV局の取材は初めてではないだろうか。ただ、いつ、どの番組でどのようにオンエアされるのか聞くのを忘れた。
 AM5時、諸岡さんの銅鑼を合図に一斉にランナーが宮地浜をスタート、その写真を撮って自分も走り始めた。

前半の部
 見坂峠 9.1km 1:07:30
 間夫峠 25.3km 3:37:00
 トヨタ九州エイド 48.3km 6:27:00

殆ど歩いた間夫峠への上り
 スタート直後はまだ真っ暗、ライトを点けてゆっくり走る。所々でTNCのTVカメラが撮影していた。カメラの方はあまり意識せず、下を向いて黙々と走った。後で知ったが、玄海100kmの取材というより、それに挑むあるランナーを追っかけていたのである。そのYさんが直ぐ近くにいたので、自分も結構映ってしまったようだ。
 見坂峠への上り、青馬会RCのKさんと一緒になったが、付いていくのは直ぐに止めた。9.1km、見坂峠トップは1:07:30で通過、例年と大して変わらないが、既にもう限界だった。猫塚を右折、脇田温泉へのアップダウン、早くも歩きが混じる。でも天気が良いので、黒丸では良い写真が撮れるかな。TNCが追っかけていたYさんに付いて黒丸へ。立ち止まってデジカメを取り出す。この気温では雲海は見えるはずないが、なかなか雄大な風景である。写真を撮っていたらTNCのレポーターが近づいて来たので、この辺りは雲海がきれいなんですよと説明した。そのシーンがオンエアされた。写真撮りながら最後まで走ってゴールすればもっと格好良かったのだろうが。。。
 脇田温泉に着いて、巨峰エイドとオニギリエイドでエネルギー補給。しかし、脚は動かない。天気はよく次第に暑くなってくる。間夫峠の上り、かなり歩いた。峠下のエイドに着いて、10分ほど寝た。25.3km・間夫峠は3:37で通過、こりゃダメだ、どこで止めようか。間夫峠からの快適で長い下りも睡魔でペースは上がらなかった。縁山畑から若宮南小、そして力丸ダムへ、平坦だが何もないところで、ここも辛い。力丸ダムから千石峡へ、よろよろと下る。犬鳴川沿いを宮田町へ、暑くなってきて、平坦なのに殆ど歩く。
 今回から中間点のエイドがトヨタ九州トレーニングセンターの駐車場に変更となった。真夏の死走会では、県道21号下を左折、今までと違ってアップダウンや木陰など変化があって走りやすいかと思ったが、疲れた脚にはやはりきつい。上り坂をよろよろ歩いていたら、カメラマンが数人いた。しかしどう考えてもランナーとは無関係、鉄ちゃんだった。何を狙っているのかと思ったらどうやら新幹線。これは一度撮りに来なければ。きつかったが嬉しい発見もあり、何とかトヨタ九州のエイドに着いた。所要時間6時間27分、殆ど最後尾となってしまったが、関門の13時まではまだ1時間以上ある。素麺などを食べ、頭から水をかぶり、後半戦へ。
玄海100km・前半の部

AM5時組

スタートの写真を狙う

真っ暗な福津市内を走る(右端が自分)

福津市本木付近か(左にYさん、中央が自分)

取材対象のランナーYさんと

宮若市黒丸の雲海ポイントで

犬と一緒に走る

ヒガンバナ(宮若市黒丸)

脇田温泉の巨峰エイド

脇田温泉のおにぎりエイド
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■ 玄海100kmウルトラマラソン後半の部:トヨタ九州〜波津〜成田山〜門司邸エイド
後半の部
 赤木峠 52.5km 7:24:54
 田久桜公園 59.1km 9:57:10
 地蔵峠 65.8km 11:34:26
 門司邸エイド 70.2km 12:21:46

地蔵峠を下った所で今年の玄海100kmは終わった
 トヨタ九州エイドでしっかり食べて休んで気分的にはリフレッシュしたが、脚は回復しなかった。赤木峠までの長い上り、ここも殆ど歩いた。時速5kmくらい。最後方となって、移動エイドもない。自販機とコンビニが頼りである。赤木峠から下ってきて、赤間上町のコンビニで買い物。そして田久桜公園に15時着。エイドが無いのでランナーもいない。公園のベンチでゴロリと横になる。風が気持ちいい。ちょっと仮眠、、、のはずが、30分も寝てしまった。そろそろ止めて赤間駅からJRでワープしようかと思ったが、30分寝たら、少し走れるようになった。
 JRの跨線橋を越え、くりえいとのコンビニでいつものようにアイスを買い、地蔵峠へ。ラン&ウォークで何とか峠を越え、長い下り。走ろうという気力がない。下りでも歩いてしまう。何とか70km・門司さんのエイドにたどり着いたが、既に17時を過ぎていた。残り30km、後半の時速5-6kmというペースから計算すると、ゴールは23じか0時、日付変わってバースデーゴールになりかねない。翌日早朝の信州行きを考え、ここでリタイヤ、門司さんの車で津屋崎へ向かった。
 これにて玄海100kmは3勝3敗、来年がファイナルと噂されている。最後は完走して勝ち越したい。
玄海100km・後半の部

ランナーで賑わう50km・トヨタ九州エイド
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■ 9月28日 玄海100km−TVオンエア

番組冒頭、コース紹介
 70km地点で止めて、サポート車で津屋崎に戻り、そのまま直ぐ、帰途に付いた。洗濯して夕食を作り、食べて飲んでいる途中で寝てしまったが、翌朝奇跡的に目が覚め、6時前に家を出発、信州旅行へと出かけた。

 今年の大会、TV局が取材に来ていたのは知っていたが、いつ、どの番組で紹介されるか聞いていなかった。9月28日、たまたま昼休みに帰宅、そこに今日オンエアされるとメールが来た。慌てて録画予約して仕事に戻った。玄海100kmが紹介されたのは“TNCスーパーニュース・ハチナビ”、ガンを乗り越えて玄海100kmに挑むランナーの取材で、15分の番組だった。大会とは言っても100人ちょっとしか参加しない。多くの知り合いが登場、北九州ウルトラRCメンバーも何人も写っていた。デジカメ持って走っていると目立つのか、自分もしっかり写っていた。自分で撮った写真を削除してしまったので、今回のレポートはその番組をデジカメで撮ったものも利用してまとめた。
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