第17回 鬼たいじマラニック50km
2007年4月8日
満開の桜
吉備津彦神社
■ 平成19年4月7日 前夜祭
 小倉から15時前の新幹線に乗り、岡山へ。天気はいいし、岡山に近付くと満開の桃が見えてきた。岡山から宇野線の快速、今回は指定を取ったので、ゆったり座れた。17時前、茶屋町着。駅近くのスーパーで朝食などを買う。今年もスーパー横は、桜が満開、写真を撮ってから広江に向かう。今回も泊まったのは某社の社宅。明日、一緒に走るメンバーが集まって、鍋を囲んだ。ビール・焼酎、ちょっと飲み過ぎた。
 翌日、朝5時に目が覚めた。窓の外は深い霧、ちょっと冷え込んでいた。日が昇って霧が晴れれば暖かくなるだろう。朝食を済ませ、6時過ぎに出発、吉備津彦神社へと向かった。
前夜祭

今年も桜が見頃(茶屋町)

某社、社宅にて
■ 平成19年4月8日 
スタート前:吉備津彦神社
 7時前、会場の吉備津彦神社に到着、受付を済ませる。7時、開会式に先立って、吉備津彦神社でお祓いを受けますと言う案内があった。先月、萩往還で川に転落しただけに、お祓いはちゃんと受けた。賽銭を入れて無事故・完走を祈願、満開の桜の写真を撮って、開会式に出る。コース説明の後、お楽しみの抽選会だが、今回も何も当たらなかった。懐かしい面々との再開、挨拶と記念撮影が忙しい。スタート1分前まで慌ただしく集合写真を撮り、そしてAM8時、スタートした。
吉備津彦神社

開会式の前にお祓いを受けるランナー

スタート1分前
吉備津彦神社〜吉備路〜備中国分寺〜総社駅〜宝福寺
 とにかく久し振りのレース、走り込みも不十分、無理せず抑えて行くつもりだった。序盤はほぼフラット、のどかな吉備路を走る。霧も晴れて気持ちがいい。知り合いも多くて、スタート直後は島根のはっぴさんと一緒に走ったが、徐々にペースが上がっていった。足守川を渡って、5kmのエイド。30分を切っていた。まずまずのペース。
 次は造山古墳横を走り、備中国分寺へ向かう。桃の花がちょうど見頃、何度も立ち止まっては写真を撮った。練習していないのでタイムにはこだわっていない。天気が良くて花も満開、景色を満喫しながらゴールできればいいのだ。そう思っていた割に、10km、備中国分寺前のエイドには、57分で到着。予想よりちょっと早過ぎる感じ。
 備中国分寺前の先で写真を撮っていた時、西原さんに声をかけられた。会うのは昨年の国東以来、しばらく併走する。しかしこれがオーバーペース、かなり無理して一緒に走ってしまった。総社駅前のエイドでパンをいただく。15km通過は1:26。宝福寺には1:43で到着、工事のためか本堂にはシートがかけられていたが、山門前の桜は今年も満開だった。
吉備路〜備中国分寺〜砂川公園

5km付近、足守川

桃の花(造山古墳付近)とランナー

備中国分寺五重塔

宝福寺、満開の桜
砂川公園エイド
 宝福寺から秋葉山麓、徐々にアップダウンが出てきて、明らかにペースが落ちた。しかし溜池横の20km、まだ2時間を切っている。距離表示は合っているのだろうか。ゴルフ練習場横のちょっときつい上りを無理して走り、砂川公園へ下る。ここで無理したために、公園手前で両足ともにつった。何とか砂川公園エイド21kmに到着、時間は2:10。一昨年よりちょっと早かったが、20kmからこの1kmに17分?、この先、鬼ノ城・最上稲荷と厳しい上りとなるが、どこまで行けるだろうかと急に不安になった。とにかくちょっと休もう。
 早速、焼きそばをいただく。はっぴさん、西原さん等は1杯だけ食べてさっさとスタートしていったが、足をゆっくり休めようと、焼きそばをお代わりした。3杯目を食べようとしたら行列がかなり長くなり、諦めてスタートすることにした。
鬼ノ城
 砂川公園をスタート、厳しい上りが始まる。頻繁に足をつるようになった。1.5kmくらいまでは何とか走れたものの、その後は歩きが混じり、しだいに歩きが多くなる。25kmは2:45で通過、そしてようやくのことで鬼ノ城に到着。何とか3時間は切っていた。ちょっと霞んではいたが、ここからの眺めは最高、しばらく休んで写真を撮る。
 ここ鬼ノ城は古代の山城、西門から反時計回りに走る。岩がごつごつしていたりで、どうやら足を捻ったか、時々激痛が走る。休み休み写真を撮りながら走る。第2展望台から北門へ。北門は発掘・復元工事が進んでいるようで、前回参加した時とは、景観が変わっていた。ここから山を下る。油断すれば滑り落ちそうな急坂、それが終わると、狭いコースに大きな岩がゴロゴロ、落ちないように鎖も張ってあるが、とにかく走りづらい、いや走れない。やっとのことで一般道に出て、28kmのエイド着。コールドスプレーを借り、痛む両足にスプレーした。
 狭い道に設けられたそのエイドで休んでいる時だった、横を通り抜けようとした一台の車が脱輪してぬかるみに嵌ってしまった。近くにいたダブルさん等スタッフ・ランナー数人で力を合わせて押したり引いたりするが、どんどんはまり込んで全然動かない。ついには枝でも刺さったか、パンクしてしまい、救出を断念した。このアクシデントで余計な体力を消耗してしまい、再び頻繁に足の筋肉がつるようになった。それでも歩くより走っている方がまし、何とかダブルさん・タラさんに付いていき、血吸川沿いに出た。30kmは3:41で通過、この5kmに56分もかかってしまった。
鬼ノ城

西門付近の敷石

岩に彫られた観音像

第2展望台

第2展望台にて

鬼ノ城からの下り、コース上一番の悪路
足守〜龍泉寺〜最上稲荷奥の院
 血吸川沿いから近水園までほぼ平坦だが、相変わらず頻繁に足がつる。ペースは上がらず、35kmは4:15で通過した。やっとのことで37km、近水園のエイドに到着。
 今年も桜が満開で花見客が多い。エイドを出て足守川の土手へ出る。河川敷に下りて、缶ビールを買う。そこに到着した山崎さん・永田さんと3人で乾杯して記念撮影。飲み終わってコースに戻ろうと土手の急坂を上ろうとしたら、激しく足をつった。土手に上がって足を屈伸、ゆっくり写真を撮ってから走り出した。
 足守を抜けて、緩い上り、そして龍王山・龍泉寺に向けて後半の厳しい上りが始まった。足が動かず、上りは殆ど歩いた。やっとのことで龍泉寺、40kmポイントを5:10、ビール休憩のせいで、この5kmは55分もかかった。エイドで手水鉢の水を足にかけた。そして最後の上り、最上稲荷奥の院へ向かう。ここでも殆ど歩き。そして5:30、ようやくのことで最上稲荷を上りきった。しかし上りが終わったからと言って安心できない。最上稲荷からの下り、前回は迂回路だったが、今回は下りの石段。実に下りにくい。油断して足を引っかけ、転び落ちそうにそうになった。ようやくのことで県道に下りて一休み。
足守〜龍泉寺〜最上稲荷奥の院

花見で一杯

土手の桜並木

最後の上り、最上稲荷奥の院

下りも楽じゃない
砂川沿い
 県道に下りれば後はなだらかな下りとなり、快適に走れる。砂川に沿って右折、そしてお待たせしました、ようやく6時間で瀬島エイドに到着した。今回2箇所目のビール・ポイント、早速、缶ビールをいただく。その先45kmは6:15で通過、何とか7時間以内に戻れそうだ。最後のエイドを出てダッチオーブン仲間にゴール予定時刻を連絡した。少し走ると目の前に桃の畑が広がる。桃に桜に菜の花、見事に満開、桃の木の下で花見をしている家族連れもいた。何枚も写真を撮った。その先で残り2kmの標識。45kmからあまり走っていないが、、、この大会、結構距離表示が間違っているのではと思うところが何箇所かある。ただ最後の方で残り4kmくらいと思っていたところに残り2kmの表示だったので、ちょっと嬉しくなった。
砂川沿い---残り5km
 
45km手前、瀬島エイドでまた一杯

桃と桜が満開

花見をする家族連れも
ゴール
 吉備津彦神社に戻ってきた。そして6時間40分50秒でゴールした。一昨年より30分遅れ、特に砂川公園以降の30kmはずーっと両足をつって辛いレースとなったが、事故もなく無事完走できて一安心。
 ゴール後、西野さんや弟の兄さん等と乾杯した。ダッチオーブン仲間に案内してもらって桃太郎温泉へ行き、その後、ダッチオーブン料理をご馳走になり、岡山の春を満喫して帰途についた。
通過時間
10km 0:56:58   30km 3:41:09
15km 1:26:17 35km 4:15:23
20km 1:53:34 40km 5:10:29
21km・砂川公園  2:10:32 45km 6:15:04
25km 2:44:54 50km・ゴール  6:40:50
ゴール:吉備津彦神社
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