天文写真 2013 |
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2013年、大彗星になると期待された二つの彗星が注目された。パンスターズ彗星とアイソン彗星。 3月に近日点を通過したパンスターズ彗星C/2011 L4(PANSTARRS)は、残念ながら期待されたほど明るくならなかった。 一方、アイソン彗星は、太陽に極めて近い所を通過するサングレイザーで、11月29日の近日点通過前後はマイナス等級になると期待されていた。非周期性彗星、放物線軌道で太陽系への接近は一度きり。このチャンスを逃したら、二度と見ることはできない。 近日点通過前、11月21日の明け方に自宅ベランダから東〜南東の空を眺めてみたが、残念ながら肉眼では見えなかった。試しに目印となるおとめ座の一等星・スピカの方向にカメラを向けて撮影してみた。すると、権現山頂の鉄塔直ぐ横に彗星が写っていた。 22日、彗星はいくらか明るくなったように思えた。しかし23日、山の稜線から上ってくる頃には空も明るくなり、写真でも殆どわからなくなった。近日点通過後を期待して、撮影を終了。 しかし残念なことに、アイソン彗星は近日点通過時、崩壊してしまった。 |
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12月、消滅したアイソン彗星に代わり、ラブジョイ彗星C/2013 R1(Lovejoy)が見頃となってきた。しかし明るい市街地、また寒気の流れ込みで雲は多いし風は強いしで、肉眼では全く見えなかった。12月12日の明け方、雲は多いが、試しに北東方向にカメラを向け、15秒間シャッターを開けた。残念ながらラブジョイ彗星らしき物は写っていなかったが、撮り始めて25分くらいの時だった、シャッターを押した瞬間、流れ星が流れた。流星を狙っていた訳じゃなく、彗星を狙っていたので、ふたご座流星群の放射点から離れた所に流れた明るい流星を捉えることができたようだ。 | |
使用機材 | Canon EOS 7D+EF70-200mm F4L IS USM(11/21・22) Canon EOS 5D2+EF24-105mm F4L IS USM(11/23) Canon EOS 7D+EF24-105mm F4L IS USM(12/12) |
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