ウェディング・ケーキ
 U-san's Recipe
#421


　

H20.7/6
ダッチオーブン料理で、これほど緊張したことはあっただろうか。
マラソン仲間と飲んでる時に、“ダッチオーブンはケーキも焼けるんでしょ？、今度、披露宴で作ってください”と頼まれた。酔った勢いで気軽に引き受けてしまったが、完全に失念、あとで大いに反省した。
無骨なダッチオーブンでウェディング・ケーキ？と思うが、基本はビスキュイとシフォンケーキ。
■　材　料
■　ビスキュイ（下記分量のものを2個）
卵黄 4個分
グラニュー糖 45g
薄力粉（スーパーカメリア） 180g
コーンスターチ 20g
無塩バター 60g
牛乳 20ml
バニラオイル 少々
メレンゲ
卵白 4個分
グラニュー糖 135g
■　バニラシフォンケーキ（20cmシフォン型）
卵黄 4個分
グラニュー糖 70g
サラダ油 60ml
バニラオイル 小さじ2･1/2杯
水 100ml
薄力粉 130g
ベーキングパウダー 小さじ1杯
塩少々
メレンゲ
卵白* 7個分
塩 少々
グラニュー糖 70g
■　クレーム・シャンティ
生クリーム 400ml
グラニュー糖 40g
キルシュワッサー 30ml
■　シロップ
水 100ml
グラニュー糖 40g
キルシュワッサー 15ml
■　ジャム
アプリコットジャム 80g
ラム酒 20ml
サクランボ（紅秀峰） 90-100個
ローズマリー
姫リンゴ
バラ
■　使用した鉄鍋
ビスキュイ：12" CampDO
バニラシフォン：Oijin深鍋
■　ビスキュイの準備
  1. 粉は前もって1-2度篩っておく。バターと牛乳を合わせ、湯煎で溶かしておく。ダッチオーブンはプレヒートしておく
  2. ボウルに卵黄とグラニュー糖を入れ、マヨネーズ状になるまで、4-5分、しっかり泡立てる
  3. 別のボウルに卵白を入れ、グラニュー糖を3回くらいに分けて入れながら、泡立てる。角がピンと立つまで、低速で泡立てる
  4. 2の卵黄に、3のメレンゲの1/4量とバニラオイルを入れ、底からすくい上げるようにしてしっかり混ぜる
  5. 残りのメレンゲを2-3回に分けて入れ、混ぜる
  6. 薄力粉とコーンスターチを、もう一度篩いながら入れ、混ぜる
  7. 温めたバターと牛乳を、へらで受けながら入れる
  8. ムラが無くなるまで混ぜる
  9. DOの底と側面にオーブンシートを置き、その上から生地を流し入れる
  10. 170℃で35-40分焼く
  11. 串を刺して生地が付いてこなかったら焼き上がり。ケーキクーラーの上で冷ます
■　シフォンケーキの準備
  1. ボウルに卵黄とグラニュー糖を入れ、白っぽくなるまでよく混ぜる
  2. サラダ油、バニラオイルを加えてよく混ぜる。さらに水を加えてよく混ぜる
  3. 薄力粉・ベーキングパウダー・塩を篩いながら加え、粉っぽいところがなくなるまでよく混ぜる
  4. 別のボウルに卵白と塩を入れて混ぜる。グラニュー糖を2回に分けて入れ、角が立つまでしっかり泡立てる
  5. 3の生地に4のメレンゲを半量ずつ混ぜ合わせる
  6. シフォン型に生地を流し入れる
  7. プレヒートしたOijin深鍋にシフォン型を入れ、上下から加熱、170℃で35-40分焼く
  8. 焼き上がったら瓶などに逆さに刺して冷ます
  9. 表面を平らに削り、その部分の生地で真ん中の穴を埋める
ビスキュイ・シフォンケーキ（上）とデコレーション（右）
■　デコレーションの準備
  1. シロップは、水とグラニュー糖を鍋に入れて沸かし、グラニュー糖が溶けたら冷まして、キルシュを入れる
  2. アプリコットジャムはラム酒で伸ばす
  3. クレーム・シャンティの材料を入れたボウルは、一回り大きなボウルに入れた氷水に、底を当てて冷やしながら泡立てる。ハンドミキサーの低速で15-20分、6-7分立てにする
  4. サクランボの軸は、ハサミで短く切っておく
  5. ローズマリーは、生地に合わせ丸く型を付けておく
■　デコレーション
  1. 2個のビスキュイの重なり合う面にシロップを塗る。アプリコットジャムを塗り、その上にクレームシャンティを塗り、重ね合わせる
  2. 重ねたビスキュイの上面にシロップを塗る
  3. パレットナイフでクレームシャンティを塗る。まず上面に載せ、側面に落としながら、パレットナイフで伸ばしていく
  4. シフォンケーキの上・下面にシロップを塗り、ビスキュイの上に載せる
  5. 同様に、シフォンケーキにもクレームシャンティを塗る
  6. 残ったクレームシャンティを8分程度までさらに泡立てる
  7. 絞り袋に入れ、シフォンケーキ・ビスキュイの端を飾る
  8. サクランボを外側から並べていく
  9. ケーキの周りにローズマリーを置く
  10. 姫リンゴ・バラを飾って完成
■　備　考
一時は引き受けたことを完全に忘れていたウェディングケーキ。直前になって慌てて従妹に相談、ビスキュイにシフォンを重ね、真っ赤なサクランボ（紅秀峰を使用）を飾ることにした。
前日から取りかかったが、失敗の許されない状況で、かなり緊張した。
ビスキュイは高さがやや足りず、慌てて2枚焼いた。膨らみ過ぎて表面が焦げ付いたシフォンケーキは、焦げた部分を削って形を整えたりと、なんとか仕上げることができたが、今後おそらく二度と焼くことはないだろう。
バニラシフォンケーキなどでもそうだが、Oijin深鍋でシフォンケーキを焼く際、卵白7個で焼くと膨らみ過ぎることが多く、現在はL玉6個分の卵白で焼いている。
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