ランニングダイアリー2001---フルマラソン初挑戦
21世紀最初の年、厄年の最後にフルマラソン挑戦を思い立ち、1月の菜の花マラソンにエントリーした
雪の舞うあいにくのコンディションだったが、初フルでサブフォーを達成した

平成13年1月 トレーニングに明け暮れた正月 
ランニング日記2001
1月 正月休み返上
  いぶすき菜の花マラソン
2月 大会終われば
4月 トレーニング
7月 猛暑
9月 秋のレース
10月 シティマラソン福岡
11月 鱒渕マラソン
12月 故障と体重増加 

月別走行距離

参加大会2001
いぶすき菜の花マラソン
シティマラソン福岡
鱒渕マラソン
■ 平成13年1月1日 飲まず食わずの三が日
12月31日午後11時過ぎからの世紀をまたいでのトレーニング、静かにフルマラソン初挑戦の年が明けた。博多山笠のためにと思って1995年(平成7年)6月2日に始めたジョギング、当時の記録を見てみると1回に走る距離は4-5km、それに30-40分もかかっていた。2-3日しか走っていない月もあった。それでも続けていれば何とかなるもので、昨年1月のハーフマラソン初挑戦では結構楽に走れ、フルマラソン挑戦を宣言したのだった
しかしそのH12年は厄年突入、思えば最初のつまずきは正月の飲み過ぎであった。これにインフルエンザが加わって肝機能が悪化したのであった
忘年会など何かと飲む機会の多い12月、肝機能は小康状態というものの体重はかなり増えている。昨年の反省から今年の正月は外には一切飲みに出ず(家で飲んだら一緒ではないか?)、お節も雑煮も抜き、初詣・厄払いにも行かず、トレーニングに専念することにした
元旦にはまず12km。しかし最近、連日休みなしに走っているので疲れを感じる。スピードに乗れない。一日完全休養とした方がいいかもしれない
■ 平成13年1月11日 不安
正月は1日・2日と走り、3日は休み。その後も12kmを二日走って一日休むというペースでトレーニングを続けてきた。11日はややスピードを落として15km走った。今日までに8日走って99kmとなった。一日休みを入れることで、足の疲れはだいぶ良くなってきたが、若干筋肉痛が残っている。後は二日間休んで本番に備える予定である
しかし不安だらけである。平均的市民ランナーの場合、月に200km強走っているようだが、自分の場合200kmを超えたのは先月(212km)たった一回だけ。さらに長距離のトレーニングとなると11/3に32km走ったが、それ以降30km以上走った日は皆無である。フルマラソンは30km過ぎてからがきついといわれた。ぶっつけ本番で大丈夫だろうか
一方気になっていた肝機能は1/6に検査してみたが、γ-GTPや総コレステロール・HDLコレステロールがやや高いほかは問題なかった。アルコールを少し控えればいいだろう
いよいよ明後日、指宿へ出発する。天気予報は何と雪
平成13年1月14日 フルマラソン初挑戦−−−第20回 いぶすき菜の花マラソン
■ 平成13年1月13日 指宿へ
後輩に来てもらって12時に上がり、12:20の特急に乗り、途中博多で乗り換えて鹿児島へ。途中は雨が降ったりやんだりの嫌な天気。18:05指宿に到着、タクシーでホテルに向かった。思っていた以上に寒く、風も強かった
ホテルは4人相部屋。神戸から来たMさん、実にマラソン歴82回!。あとの二人行橋から来たKさん、大川から来たTさんいずれも菜の花マラソン7回目と、みなさんベテランであった。いろいろ参考になる話を聞くことができたが、聞いているうちにだんだん不安になってきた。とにかく30-35km過ぎでガタッと来る、そのきつさはハーフマラソンなんかでは経験できない、菜の花マラソンは前半短いピッチで上り下りがあるが後半25km過ぎからの上り下りは距離が長くこれがかなり堪える、等々。話だけではない、確かに彼らの皹だらけの足や剥がれかかった足趾の爪を見て、フルマラソンがいかにきついかを思い知らされた。ビールを1本飲んだが、不安と緊張でなかなか寝付けなかった
■ 平成13年1月14日 雪のいぶすき菜の花マラソン
6時に目が覚めた。寒いし風も強い。天気予報は雪で降水確率も50%、最高気温も6℃。初マラソンというのに最悪のコンディション。7時に朝食をとり、7:30送迎バスで会場へ。風が強い、寒い。受付を済ませ着替えたが、あまりの寒さにアップをする気力も失せ、8:50スタート地点に向かう
スタート5分前に突然の雨。冷たい。9時花火が上がり、いよいよフルマラソンのスタート。9:04:10にスタート地点を通過した。スタート直後から足が痛み出した。この寒さでは無理もない。ちゃんとアップをするべきだった
池田湖までの10kmは登り勾配がきつい。向かい風で雨もみぞれ混じりとなり、露出した顔や手に当たるのが冷たくそして痛くてたまらない。この悪コンディションに加えランナーも多く、おかげで最初の5kmに32分も要してしまった。無理はしたくないがこのままでは4時間を切ることはできない。徐々にスピードを上げ、10kmまでの5kmを28分で走った
10kmを過ぎて平坦になり、池田湖が見えてきた。不思議と雨が上がり、日が射して暖かくなってきた。思い切ってスピードアップした。15kmまでの5kmのラップが25分、景色を眺める余裕も出て、軽快に走れた。20km手前から給水をとり始めた。オレンジジュースとバナナまたはサツマイモを交互にとるようにした
中間点通過時、1,750番目という声が聞こえた。半分よりかなり前の集団にいる?、ちょっと信じられなかった。25km過ぎの登りもそれまでのペースを維持、結構調子がいいように感じられた
しかし28km過ぎ真正面から雪まじりのかなり強い向かい風を受ける様になり、さすがにスピードが落ちた。きつい、サブフォーが遠のく。しかし道を曲がって風を横から受けるようになったらいくらか楽になり、再びスピードアップ。35km通過時は1,100番台まで順位を上げていた。35km過ぎ最後の登りでも疲れを感じることなく一気に登り切った。後はゴールへ向けて走りきるだけ。雪も風も何のその、足の痛みもお構いなし
残り4kmで順位は950番まで上がってきた。40kmを過ぎて、足、特にアキレス腱のあたりがかなり痛くなってきた。しかしきつさは感じない。呼吸も楽だし、足もまだ動く。そして陸上競技場が見えてきた。競技場に入る直前に3:51:00の計時が見えた。午後0時52分、ゴール
早速完走証をもらいにいった。初マラソンの正式タイムは3:51:33、目標としていたサブフォーである。自分でもビックリしたのが順位で、総合順位806位(フルマラソンエントリー 9,833人)、部門別順位264位(40歳代男 1,644人)になっていた。初マラソンにしては上出来ではないかと思っている。来年もまた参加しよう。スタッフがホノルルに連れていけと言っていたが、他の大会にも出てみようか。次なる目標は3時間台の前半か、ウルトラマラソンというのもあるなあ
帰りの特急ではビュッフェに行き、一人で祝杯を上げた
■ 平成13年1月31日 祝杯と体重増加
フルマラソン初挑戦という重圧から解放されて、連日連夜のアルコール。どこに行くにも必ず完走証を持っていく
大会前から目標を1kgオーバーしていた体重は、大会後わずか三日で3kgオーバー。雪が降り続いて走れなかったということもあるが、一番の原因は飲み過ぎ
中四日の休みで19日にトレーニングを再開した。筋肉痛は全くない。重圧から解放されて、いいペースで走れた
しかしこの後雪や雨でなかなか走れず、結局大会後四日走って今月は計13日、189kmだった
平成13年2月 大会終われば
■ 平成13年2月28日 早くも前年を下回る
2月に入って急に忙しくなった。学会、研究会に祝賀会が集中、寝る暇なく家に帰る暇もなかった。この合間をぬって、連休はスキーに行った。天気も悪く、雨の日が多かった
そのためかそれとも大会が終わって意欲を失ったか、今月は6日間、72kmに止まった。昨年2月より5km少ない。何か目標を決めなければならない
菜の花マラソンで4時間切ったというと、すごいという反応の一方で、知り合いはサブスリーだと言う人間が何人かいる。正直言ってこれにはむっとした。しかしサブフォーくらいで満足していたらいけないのかもしれない
42.195kmを3時間、1km4:15のペースになる
Top 1-2月 3-4月 5-6月 7-8月 9-10月 11-12月

平成13年3月
■ 平成13年3月31日 2ヶ月連続で前年を下回る
言い訳になるが、今月もまた忙しい日が続く。電子カルテのことで東京に行ったり、千葉の小学校時代の同級生が写真展を門司港で開催し、一緒に食事に行ったり。
結局先月よりも減って、わずか5日、60kmしか走らなかった。反省して「ランナーズ」を買いに行った。これを読んで少しまじめにトレーニングしよう
平成13年4月 まじめにトレーニング
■ 平成13年4月30日 スピードアップ
今月も花見など飲み会が多い。レースも秋まで出る予定はない。しかし7月には山笠がある。少しまじめに走った
今月は12日走って合計145km。スピードアップにも取り組んでいる。いままで練習の時は1km5分というペースだった。これならフルマラソンで4時間は切れるが3時間は切れない。そこで1km4分30秒にスピードアップした。かなりアップダウンのあるところを走るので結構きつい
Top 1-2月 3-4月 5-6月 7-8月 9-10月 11-12月

平成13年5-6月
■ 平成13年5月31日 ペースダウン
4月以降、少し本格的に走り込みをと思ったが、5月に入って仕事がどんどん入ってきた。走ったのはわずか8日、1回に走る距離を少し伸ばしているので何とか100kmに到達した
■ 平成13年6月30日 負けられない
梅雨に入ってからもトレーニングは続く。雨の日も走っている。続けるのには理由がある
6月16日、博多であるシンポジウムがあった。糖尿病学会重鎮のS先生、K先生などの講演を聴いた。いろいろ質問したのだが、懇親会でもその続きの話をした。その時にS先生がマラソンに出ているということを聞いて、タイムを聞いてみた。今年の吉備路マラソンを3時間30分で完走したという。俺より早い!
これを聞いて負けられないと思った。これはサブスリーを狙うしかない。そう思って早速翌日走りに出た。久しぶりに畑貯水池への22kmである。張り切って出たものの炎天下あまりに無謀だった。途中で給水したが、脱水で最後は足が動かなくなった。この日以降、猛暑のためかなりスピードが落ちてしまった。ここまでの累計では昨年の1.5倍と距離は伸びているのだが・・・
Top 1-2月 3-4月 5-6月 7-8月 9-10月 11-12月

平成13年7-8月 猛暑
■ 平成13年7月31日 猛暑と山笠
今年から秋の開催に変わったシティマラソン福岡、ハーフマラソンを申し込んでいたがその当選通知が18日に届いた。しかし今月は悪条件が重なった。前半は梅雨の集中豪雨。博多の山笠が終わって、梅雨も明けてこれからというときに猛暑である
連日熱中症の記事が新聞を賑わしている。一度、真っ昼間に走ったが、いくら水分を補充しても追いつかず、10km走って止めることにした。帰りが遅いので、走るのは23時頃になるが、それでもまだ気温は30℃を超している。結局10日間で118kmと走行距離は伸びず、ビールの消費量ばかりが増えた月だった
■ 平成13年8月31日 仕事が片づかない
忙しい。寝るのは大概午前3時。それでも走る時間を捻出しないといけない。しかし前半は4日50kmにとどまった。後半さらに忙しくなり、走れたのはわずかに三日。走れる日が減った分、走る距離で稼ぐしかない。後半は16-18km走り、何とか月間100kmに到達
Top 1-2月 3-4月 5-6月 7-8月 9-10月 11-12月

平成13年9月 秋のレースシーズン
■ 平成13年9月30日 走り込み不足
9月に入って急に涼しく走りやすくなってきた。10月にシティマラソン福岡(ハーフ)、11月には鱒渕マラソンがあり、本格的に走り込みをしないといけない。しかし相変わらず忙しい。走るのも深夜0時前後ということが多い。走れたのはわずかに10日。その分距離を伸ばしたが、走り込み不足は否めない。その上最近は膝・足関節痛があってスピードにも乗れない。2,000km強走って踵がだいぶすり減ってきておりそろそろ靴を代えないといけないが・・・、シティマラソン福岡まであまり日がない
平成13年10月 シティマラソン福岡2001
■ 平成13年10月7日 シティマラソン福岡2001
本番までに三日、計37km走った。一か八かで靴も代えてみた。同じMIZUNOのウェーブライダーであるが、さすがに関節痛は感じなかったものの、ちょっときつめだろうか
シティマラソン福岡2001当日は、昼からキャンプに行くこともあって、その準備で3時間しか寝ていない。体調は最悪
天候は快晴、朝の気温は15℃と気持ちのいい天気だった。しかし天気が良すぎてだんだん気温が上がってきた
9:00にスタートしたが、好天に恵まれスタート時から結構ペースは速かった。前半抑えて、後半スピードアップする予定だったが、前半から無理をしすぎたようだ。その上暑さも加わって、中間点を過ぎた頃から徐々にスピードが落ちてきた。早めに給水を取ってはいたが追いつかず、その上両足ともにマメができ、15km過ぎてからいよいよ足が動かなくなった。結局1:43:20でゴールした。
昨年よりタイムが遅くなったということがショック。暑さと脱水、マメ、過労など原因はいろいろあるが、走り込みが足りなかったというのが最大の原因であろう
■ 平成13年10月31日 失速
忙しい。週二日は徹夜。無理がたたって不整脈は出るし、貧血にもなるし。当然走る暇はない。シティマラソン福岡以降約2週間は全く走れなかった。結局シティマラソン福岡以外では9日、109km走ったに止まり、昨年を下回ってしまった
鱒渕マラソン(フル)まであと10日。完全に走り込み不足
Top 1-2月 3-4月 5-6月 7-8月 9-10月 11-12月

平成13年11月11日 鱒渕マラソン
■ 平成13年11月11日 第10回鱒渕マラソン
地元北九州市にフルマラソンの大会があるということを知ったのはつい最近。福岡国際マラソンもあるが、市民ランナーが参加できるフルマラソンの大会としては県内唯一。参加者700人程度の小さな大会だった。エントリーしたものの相変わらず忙しく、11月に入ってわずか4日49kmしか走っていない。大会前の1ヶ月間でも125km。おまけに最近貧血と不整脈があり、完走できるかどうか不安だった
鱒渕マラソンは鱒渕ダムの周りをフルは4周、ハーフは2周する。大会当日は好天に恵まれ、暑すぎず、またコースも比較的平坦なので走りやすかった。しかし練習不足で先月のシティマラソン福岡で失速したこともあって、最初の1kmは6分のスローペースでスタートした。2km以降は1km5分のイーブンペース。20kmでマメができたがあまり気にならなかった
30km過ぎまでまずまずのペースだったが、最後4周目の周回に入ってガクッとペースが落ちた。30kmの壁。周りに殆どランナーがいないことで余計にきつく感じる。残り4km何とか前を走っていた人に付いていき、3:43:00でゴールした。タイムは菜の花マラソンの時よりよかったが、30km以降ペースダウンしたことが大いに不満。というよりもうちょっとまじめにトレーニングしないといけないと大いに反省した
平成13年12月 故障と体重増加
■ 平成13年11月30日 故障
練習不足で臨んだ鱒渕マラソンで、かなりあちこち傷めたようだ。特に右足が痛む。フルマラソンの4日後に練習再開したが、無理がたたって歩くのもつらい。整形外科の同期生に診てもらったが、骨には異常なし。大事を取って10日程走るのを休んだ。この間トレーニングは自転車だけ。アルコールも増えて、体重が大幅増加。走行距離は先月に続いてまたも前年を下回ってしまった
■ 平成13年12月31日 体重増加
なかなか思うように時間がとれないこの季節、忘年会が集中して途中約1週間の休み。前半は風邪もひいて15日まではわずか5日走っただけ。後半は仕事も年賀状もほったらかして休んだのが4日だけ。何とか距離で昨年を上回り、年間トータルでは300km伸びたが、無理したわけでもないのに足が重たい。好不調の波が大きいのが気になる
それでも最近いいことを聞いた。ある駅伝ランナーから、トレーニングなら畑から河内に抜けるコースがいいですよとのこと。普段200号線経由で畑貯水池まで行って帰ってくるのでも結構きついと思っていたが、坂道に入らないといわれてしまった
そこで早速12月9日に距離もチェックせずに挑戦してみた。家からはいつもの通り200号線を南下、新石坂から堰堤へ登っていく。畑貯水池の南、中畑橋からいよいよ登りにかかる。トンネルまでの登りはあまりきつくなかったが、河内貯水池からの下りで足が痛くなってきた。大蔵から中央町、祇園町、桃園、鳴水とアップダウンが続き足が動かなくなってきた。3:06でゴール、距離を測ったら35km。フルマラソンのリハーサルにはちょうど良かったのかもしれない

Top 1-2月 3-4月 5-6月 7-8月 9-10月 11-12月
前年へ2000年  2002年翌年へ
Copyright(C) 2004 Uemura Naika Clinic(U-san),All rights reserved.