飲兵衛ランナー大絶賛! 第一回 佐賀酒蔵巡りマラニック 2007 |
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■ 第一回・佐賀酒蔵巡りマラニック・二日目 | |||||||||
目が覚めたのは7時過ぎ、明らかに二日酔い、なかなか起き上がれなかった。着替えて荷物をまとめ、宿の玄関前に下りたのは、スタート予定の8時半直前だった。スタート前にしたことは、、、ペットボトルに余ったお酒を詰めたこと。 そして集合写真。と、ところが、、、デジカメが壊れた。撮った写真を見たら真っ白。一体どうしたのか。ということで、二日目の写真は、平賀さんに提供いただいたものと、高橋さんに借りたデジカメで撮ったものです。この場を借りて、御礼申し上げます。 こうして8時35分、酒蔵巡り二日目がスタートした。 |
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■ 嬉野〜塩田町・五町田酒造 | INDEX | |||||||||||||||||||
さすがに二日目、のんびり集団走でスタートした。しかし国道34号・一位原を右折、塩田川沿いのほぼフラットでのんびりしたコースを塩田に向かう頃から先頭グループのペースが徐々に上がってきた。昨日は18kmしか走っていないし、去年試走もしたから先導しようと、必死に先頭グループで走る。しかし先頭のペースは落ちない。1km5分半くらいから徐々にスピードが上がっていく。少しでも早く酒蔵に着いて、ゆっくり飲もうというのだろうか。我慢できなくなって、一休み。酒をちびちびやりながら、デジカメで後続ランナーを撮る。一旦休むと、なかなかペースは上がらなかった。
塩田の町に入り、塩田川を渡って右折するところ、後続ランナーを誘導する振りをして一休み。二日目最初の酒蔵はスタートして11kmの五町田酒造。 五町田酒造では、全国的にも名前が知られている、東一を飲んだ。冷酒も旨いが、この暑さの中、ぬる燗もおいしかった。東一2本と、何となくこの燗付け器、燗すずめを買ってしまった。買ったお酒は持って走るわけにいかない。今回は各酒蔵にご協力いただき、初日は宿泊先の一休荘へ、二日目は矢野酒造さんに運んでもらい、そこからまとめて宅配便で送るようにした。来年以降参加を考えている方、このようになっていますので、安心してご参加下さい。 |
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■ 鹿島市・矢野酒造 | INDEX | |||||||||||||||||||
ゆっくり試飲して五丁田酒造をスタートした。周りは広大な麦畑、これから先は5km毎くらいに酒蔵があるという余裕か、ぽかぽか陽気と試飲で気分が良くなり、必死に走ったりせず、のんびり歩いた。二軒目の酒蔵は、鹿島市に入って矢野酒造。買ったお酒は最後にここから宅急便で送ってもらうことになっていた。去年の試走会では着替えをここに送ったり等、いろいろ世話になった。買い物は後ですることにして、早速試飲。そして店の前で集合写真を撮り、祐徳稲荷へ向かった。
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■ 普明寺〜祐徳稲荷〜幸姫酒造 | INDEX | |||||||||||||||||||
矢野酒造を出て次は幸姫酒造だが、その前に、祐徳稲荷を回る。その手前に、普明寺という黄檗宗のお寺がある。歴代佐賀藩主のお墓がある菩提寺らしい。そこそこ古びた感じがなかなかいい。せっかくなので、寄ることにしたが、、、
普明寺の総門横に、不許葷酒入山門と掘られた石があった。修行の妨げとなるので、臭いの強い野菜や酒を口にしたものは中に入るなと言うことである。要するにここまで散々試飲してきた我々は入っちゃいけないはずだが、お構いなく中に入る。総門手前には池、本堂に通じる道はクランク状に直角に曲げてあったが、竜を象ったらしい。本堂の裏手の山に歴代藩主の墓が並んでいて、藤原さん・山下さん・松枝さん等と見に行っている間に、他のメンバーはさっさと祐徳稲荷へ行ってしまい、最後尾になってしまった。 普明寺を出て、祐徳稲荷へ。土産物街を抜けていたら、新聞を持って越田さんと話している男性がいた。佐賀新聞に、昨日から始まったマラニックがカラー写真付きで紹介され、そしてその写真に写っていたのが越田さんだった。12時半、ようやく祐徳稲荷の境内に入る。早くも先頭グループは折り返してきた。祐徳稲荷は山に沿って、参道が巡らされ、奥の院まではかなり険しい道を上らないといけない。せっかく来たのだからと、松枝さん・越田さんと3人で上った。奥の院は小さな社があるだけだったが、有明海が見渡せた。3人で持ってきた酒を飲み交わし、下山。 13時に幸姫酒造着、先行するメンバーの姿はなかった。のんびり試飲する。ここはいわゆるどぶろく特区で、本来のどぶろくを作っているらしい。お酒の免許とどぶろくの免許が違うというのは初めて知った。楽しみにしていた地酒ソフトクリームを買う。普通のよりむしろサッパリしていた。酒蔵通りを教えてもらいスタートした。 |
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■ 肥前浜宿酒蔵通り | INDEX | |||||||||||||||||||
少し風が出て、寒くなってきた。教えてもらった畳屋の角を曲がると、そこが肥前浜宿の酒蔵通りだった。古くからの町並みが良く保存され、風情がある。急いで走り抜けるのがもったいない。町並みの写真を撮りながらのんびり歩く。この辺りは国選定の建物保存地区となっており、越田さんはその説明看板を盛んに撮っていた。継場という、荷物の中継地点だった建物に入り、地元の人と立ち話。郵便局や醤油屋・魚市場だった建物などを見ながらのんびり歩く。建物はだいぶ傷んでいる感じだが、保存地区に指定されると、勝手に修理などできないのだろう。4軒目の酒蔵は、光武酒造場。お酒の試飲、さらには魔界への誘いという怪しげな名の焼酎もいただく。実はこの焼酎、H19年の全国酒類コンクール芋焼酎の部で、第1位となったのである。
この酒蔵通りにある蕎麦屋が14時までと聞いていたので先を急ぐ。呉竹酒造左隣の建物が西の蔵という蕎麦屋だった。中にはいると、松原さん・神武さん等がいて、ちょうど入れ違いだった。しかし全員がこの蕎麦屋に寄ったのではなかった。一部のグループは肥前浜駅前の食堂で、宴会をしていたらしい。盛りソバを食べ、そば湯を飲み、店を出る時に新聞を見つけ、店の主に今日のマラニックの説明をした。ソバを食べ終わり、その直ぐ先が最後の酒蔵、峰松酒造場だった。試飲しながら、一斗瓶の写真を撮り、最後だから背負っていけるだろうとお酒を買う。そこに主が出てきて、また30分ほど長話。 峰松酒造場を出ると、あとは祐徳温泉へ向かうだけ。だんだん風が強くなってきたが、ゴール目前で助かった。そして15時過ぎ、スタートして約6時間半、祐徳温泉にゴールした。 風呂から上がり、佐藤先生の車で、再び矢野酒造へ戻る。矢野酒造でもまたお酒を買う。宴会で余った飲みかけのお酒は持ち帰り、残りは宅急便。そして肥前鹿島駅へ向かった。 |
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■ 酒蔵巡りマラニックを終えて | INDEX | |||||||||||||||||||
肥前鹿島駅で16:57のかもめにギリギリ飛び乗った。満席だったので、デッキで乾杯した。一緒に乗ったのは北海道から来た高橋さんと熊本の松枝さん。3人で黒崎へ向かい、タクシーでとり正へ行き、たまたま飲みに来ていた常連ランナーも加わって、賑やかな打ち上げとなった。
こうして、第1回・佐賀酒蔵巡りマラニックは終わった。飲んで走って倒れたり事故に遭ったりする者もなく、無事に終えることができました。酒蔵巡り・試飲とランが両立するのか不安だったが蓋を開ければ大好評、二日間でこんなに多くの美味しい日本酒を飲んだのは初めて、と飲兵衛にはかなり満足してもらえたようだ。 |
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3月3日 1日目(唐津〜嬉野)へ | ||||||||||||||||||||
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