飲兵衛ランナー大絶賛!
第一回 佐賀酒蔵巡りマラニック 2007
■ 第一回佐賀酒蔵巡りマラニック・一日目

打ち上げに用意されたお酒の数々
 H18年の佐賀酒蔵巡りマラニック試走会レポートにも書いたが、米どころ佐賀は、夏暑く冬寒いという気象条件と肥前杜氏に支えられた有数の酒どころで、明治期には約700もの酒蔵があったらしい。佐賀県内各地に点在する酒蔵を回ろうというのがこのマラニック。大村湾一周ウルトラマラソンを主催してきた佐藤三郎先生が企画した大会で、数回の試走会を経て、2007年に第1回目が行われることになった。
 しかし大村湾一周UMとは全く異質の大会となった。どちらかというと地域興し、酒どころ佐賀を見てもらおうというのが主旨である。酒蔵巡りを楽しんでもらう、見て回るだけでなく試飲もできるのである。スピードは競わず、走るのも日中だけの2ステージ制となった。
 酒蔵巡りとラン、こんな風変わりな大会に一体どれだけのランナーが集まるか、かなり不安はあったが、蓋を開ければ、北海道など全国各地から約30人のランナーが集まった。
 そして3月3日土曜日の朝8時、唐津駅から酒蔵巡りマラニックがスタートした。この楽しい企画は早速、地元メディアにも取り上げられた。

※今回のマラニックで寄った各酒蔵の所在地と代表銘柄を掲載しています
平成19年3月 第一回酒蔵巡りマラニック
INDEX 3月4日 マラニック二日目
2007酒蔵巡りマラニック開催要項
マラニック行程表
マラニックコース図
佐賀新聞の記事
SAGA蔵・佐賀県酒造組合

■ 唐津駅〜鳴滝酒造〜伊万里市・松浦一酒造〜有田町・松尾酒造 INDEX
 初日は、午前8時に唐津駅をスタートして、伊万里・有田を経由して嬉野までの約75km。途中、4箇所の酒蔵に寄る。全コース走って、全部の酒蔵を回りたかったが、残念ながらこの日は仕事。そのため、仕事が終わってからJRで有田へ向かい、途中で合流することにした。今回、自分が走れなかった唐津〜伊万里〜有田間の写真は、参加メンバーの越田さん、高橋さん、平賀さんからご提供いただきました。
酒蔵巡り1日目:唐津〜伊万里〜有田
唐津駅

スタート前の集合写真
■ 鳴滝酒造 “聚楽太閤” 唐津市神田長谷
■ 松浦一酒造 “誠” 伊万里市山代町楠久

カッパのミイラ
松浦一酒造といえばカッパ。ここには、カッパのミイラと伝えられるものが祀られている。謂われは不明だが、290年17代に渡って受け継がれてきたものがあると言われていたが、昭和28年の大水害の時、片付けに上がった大工の棟梁が梁にくくりつけてあった木箱を見つけ、その中から出てきたそうなのである。由来などが書かれたものはなかったが、箱に河伯と書いてあり、おそらく地下水を大事にする酒蔵なので水の守り神として大事にしまい、17代290年に渡り受け継がれてきたのではないかとのことだった。
■ 松尾酒造場 “宮の松” 西松浦郡有田町大木宿乙

■ 有田駅〜宗政酒造〜嬉野温泉・一休荘 INDEX
 仕事を終えて特急に飛び乗り、途中博多で乗り換えて2時間、快晴の有田駅に到着した。暑い。お茶を買って、15時50分にスタートした。サポートの佐藤先生に連絡したら、直ぐ近くにおられた。最後尾グループとはあまり離れていないようだ。荷物を預け、宗政酒造へと向かう。ポーセリンパーク手前で、試飲を終えて出てきたランナーとすれ違う。急いで走ることもなく、みんな楽しそうだ。有田駅から約30分、宗政酒造に到着。有田スタートなので、今日唯一の酒蔵である。
 ここは、他の酒蔵と違って、きれいな工場である。日本酒より、焼酎の方が有名かもしれない。川浪さんや平賀さんのグループと工場内を見学、そして試飲会場へ。焼酎・日本酒、数種類を試飲し、嬉野へ向けてスタートする。
 有田から嬉野にかけては、ほんのちょっと長崎県・波佐見町に入る。暑かったのでコンビニでお茶を買う。ここから長崎・佐賀県境、その先武雄・嬉野境の峠を越える。このコース、唯一の難所か。といっても大したことはなく、一気に県境を越え、嬉野トンネルを抜ける。そして18時前、嬉野温泉・一休荘にゴールした。有田から18.3km、1hr20minと軽めのランだった。荷物を置いて、大正屋の風呂へ向かった。
酒蔵巡り1日目:有田〜嬉野
JR有田駅 波佐見町

16時前、一人で有田駅をスタート

峠を越えれば嬉野
■ 宗政酒造 “宗政” 西松浦郡有田町戸矢乙 

試飲する平賀さんと川浪さん
有田ポーセリンパークにある、きれいな近代的な工場。
日本酒より、焼酎・のんのこの方が有名。

■ 懇親会:嬉野温泉・一休荘 INDEX
 温泉から上がり、19時頃一休荘に戻る。宴会まではしばらく時間がある。暑くて喉が渇いた、我慢しきれずビールで乾杯。そして2Fの座敷に上がった。
 そこには日本酒がズラリ。30-40本はあるだろうか。二日間で回る9箇所の酒蔵の酒、一つとして同じものはない。さらに番号だけが書かれた利き酒用の酒が9種類。壮観だった。
 19時半、佐藤先生の乾杯で宴会が始まった。初日ゴール後帰った人や明日朝から参加する人もいるので、走るのは30人くらいになるのだが、宴会には24人が参加した。全国各地、遠くは北海道から、そうそうたるメンバーがやって来たが、たった一人の下戸を除いて、酒好きなメンバーばかりだった。
 その宴会、取り敢えず最初の乾杯はビールだったが、ほどなく日本酒へ。ふんだんに用意された刺身や佐賀牛など、食べ物も実に美味かった。自己紹介の後、利き酒大会となったが、大概飲んで酔いも回って、かなりいい加減になってきた。それでもトップは9本中4本的中させていた。さすが。その利き酒大会の賞品はもちろん、好きな日本酒1本だった。利き酒大会が終わって10時で一旦中締めとなったが、その後も延々12時頃まで飲んでいた。明日も走らないといけない、なんてことは誰も気にしていない様子だった。
初日の打ち上げ

佐藤先生の乾杯で、宴会が始まった
奥の棚に見えるのが利き酒用のお酒
たくさんのお酒に豪華な料理
利き酒大会もありました

散々飲んだ後で、わかるのでしょうか
 

トップ賞(3人)は9本中4本的中
北海道から来たかいがありました
3月4日 2日目(嬉野〜鹿島)へ

Running & Photo Report by U-san Running & Photo Report by U-san INDEX
Copyright 2007 Uemura Naika Clinic(U-san),All rights reserved.