第15回 金峰三山山岳マラソン
2008年11月3日
 クラブの練習会などウルトラのトレーニングでトレイルを走ることはあったが、トレイルランの大会は旭グリーンアドベンチャー以来4年ぶりとなる。しかし練習は皆無、先月の三瀬村ざっといかんばい林道マラソン以降、全く走ってない。
 このレースはA・B・Cの3コースあり、エントリーはもちろん最長のAコース。柿原公園をスタートして、三ノ岳(681m)〜二ノ岳(熊ノ岳、685m)、金峰山(665m)を登って柿原公園にゴールする。このうち二ノ岳・三ノ岳は、1月に別のイベントの下見で草枕温泉へ行った時に登り、三ノ岳から麓に下りる時に大変なヤブ漕ぎを強いられたが、二ノ岳側から三ノ岳の間は比較的なだらかだったと記憶していた。
 ところが金峰山はカルデラ式火山で、中央火口丘が一ノ岳(いわゆる金峰山)、二ノ岳・三ノ岳は外輪山に当たるらしい。そのため、三ノ岳から二ノ岳まで縦走後、一旦集落まで下り、後半は独立峰的金峰山を登らないといけないというなかなかハードなコースになっている。

二ノ岳(左)と三ノ岳(右奥)
INDEX

■ 平成20年11月2日 熊本泊
 11月2日休日出勤。仕事を終え、熊本へ。21時過ぎ、雨の熊本に到着。雨のトレイルは辛そうだ。ホテルにチェックイン後、夕食を買いに行ったついでにバスセンターへ行き、翌朝のバスの時刻を確認。そこに走るウルトラ飲兵衛氏からメール、この日、霧島登山マラソンを走った後、熊本に来て同じホテルに泊まっているとのこと。ホテルに戻って一杯飲む。
 大会当日、7時40分にホテルを出て45分のバスに飛び乗る。途中のバス停から、早朝、北九州を出発したり、トカラから戻ってきたばかりの北九州ウルトラRCメンバーが数人乗ってきた。AM8時、会場の柿原公園着。
幸い、雨は上がったが、登山道はかなり滑りそうだったので、軍手を持って行くことにした。
金峰三山山岳マラソン・スタート前

■ 前半:柿原公園〜小萩山〜学校区〜三ノ岳〜二ノ岳〜学校区

天気が良いと有明海の向こうに普賢岳が見えるのだが
H20.1/27
 AM9時半、スタート。住宅街をちょっと下り、その後、ダラダラ上りが続く。5kmほど走ると小萩山の登山口、前夜の雨で滑りやすかったが、まだ序盤なので元気に走って上った。7km、小萩山頂には44分くらいで到着、さくらの大将達のエイドがあり、オニギリなど食べ物も豊富でした。
 小萩山を下り、学校区へは快適なロード。しばらく走ると正面に金峰山、右手に二ノ岳と三ノ岳が見えて来る。雄大な眺めだが、遠い。これを全部登らないといけないのである。
 1:06ほどで学校区のエイドに到着、前日、霧島登山マラソンを走ったという走るウルトラ飲兵衛氏に追い付かれてしまった。
 エイドを出るとじわじわ上り、正面に三ノ岳が見えてくる。そして、三ノ岳の登山道へ。かなり急でさすがに走れない、ゆっくり歩いて上るのがやっとだった。三ノ岳山頂には1:50で到着。天気がよければ二ノ岳から有明海・雲仙が見渡せるのだが、曇っていて何も見えない。水をもらって直ぐにスタートする。
 次の二ノ岳までは2km弱。途中のなだらかな鞍部は走りやすいのに、練習不足がたたって足をつった。そして二ノ岳直下では手を使わないと上れないような急坂。何度も立ち止まって息を整え、やっとのことで二ノ岳山頂着、スタートして2:15。ここも天気が良ければ右の写真のように普賢岳や、金峰山から熊本市街などが見渡せるのだが、残念ながらガスがかかって何も見えなかった。
 二ノ岳から野出への下りは少し走った。ロードに出て、ミカン畑の中の道を走り、再び学校区へ。ここで約20km、所要時間2:50くらい。後半戦の前に、ビールを1杯もらった。
金峰三山山岳マラソン・前半の部

小萩山への登山道

小萩山のエイド

学校区のエイドを出ると三ノ岳が見えてくる

三ノ岳登山道

二ノ岳の上りから三ノ岳方面を望む

ガスで何も見えない(二ノ岳山頂にて)

ミカン畑(野出)

金峰山の前に一杯

■ 後半:学校区〜金峰山〜柿原公園
 学校区のエイドを出て峠の茶屋へ下り、そして再び上り、金峰山まで4km・標高差400mを一気に登ることになる。登山ルートがいくつかあるようだが、この大会ではさるすべりコースを上る。金峰山神社の鳥居をくぐって金峰山へ直登するルート。きつい、吐きそうになった。手を使わないと上れない急な登山道、油断すれば転げ落ちそうで、写真を撮る余裕は無かった。両腕両脚使っての悪戦苦闘20分、無事、上り終えた時にはしばらく動けなかった。
 ここまでくればあとは柿原公園までなだらかなロードを11km下るだけ。と言っても両足ともつってしまい、まともに走れなかった。最後は北九州ウルトラRCメンバーとのんびり走り、5:06:16でゴールした。全然練習していなかったのに、何とか時間内にゴールできて一安心。
金峰三山山岳マラソン・後半の部

金峰山への厳しい上りが始まる

間もなく頂上
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■ ゴール後打ち上げ
 ゴール後、とよとよさん等と城の湯へ行き、せっかくなのでリニューアルされた“居酒屋さくら”での打ち上げに参加した。遅くまで盛り上がったことと思うが、新水前寺20:07の列車で北九州へ帰った。
居酒屋さくら
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