富士山御来光
2007年8月12日
 山好きの親父に連れられて、西穂高独標(2701m)に登ったのは小学校3年の時。大学に入って白馬岳(2932m)にも登ったが、3000mを超える山を登ったことはない。ある日、マラソン仲間と飲んでいて、急に富士山に行こうという話になった。

 日本最高峰、登るのはもちろん初めて。高山病にならないように七〜八合目で一眠りしてから山頂へとアドバイスを受けたが、お盆休みもなく、土曜日夜登山開始、日曜日昼までに下山という強行スケジュールとなった。

 8月11日、河口湖口五合目から登る。お盆休みでおそらく登山客もピークだったのだろう、激しい渋滞に巻き込まれ、前に進めない。そのペースが幸いして高山病にはならなかった。天候にも恵まれ、8合5勺で素晴らしい御来光を迎えた。
大きな写真でスライドショー御来光スライドショー Running Diary 2007.08
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北九州から富士山・河口湖口五合目へ
北九州からスターフライヤー82便で羽田へ 19:50、新宿発富士山5合目行き直行バス
 仕事を終えて空港行き直行バスに乗り、14:40の羽田行きに搭乗。天気が良く、途中、雲の上に富士山の頂上が綺麗に見えた。羽田に着いて、屋上の展望デッキに上がってみたが、生憎霞んでいて富士山は見えなかった。空港で軽く食事をして、19時、新宿へ。同行のマイミクさんと合流し、食料・水を買い、バス乗り場へ。新宿から河口湖口五合目行き直行バスは何と4台!、お盆の帰省ラッシュは解消しており、22時、河口湖口五合目に着いた。

河口湖口五合目〜八合目
 五合目の標高は2305m、気温は15℃、風がやや強かった。高地に体を馴らすため、しばらくぶらぶらした。
 今回の富士登山にあたり、リュックなどを新調した。HAGLOFSのAirBac30、30Lだが重さは約1kgと軽い。前面ファスナーで荷物も取り出しやすい。給水タンクには水を2L入れた。これとは別にカメラを入れるウェストポーチ。荷物の総重量は約10kgになった。トレッキングポールは2本持っていった。靴はトレールラン用のLA SPORTIVAのRajas。
 22:50、登山開始。

登山客のライトが連なってきれいだった。
明るいところは山小屋(6合目付近)

登山客のライトと、富士吉田の街明かり
(0時半、7合目付近)
 7合目以降にはいくつもの山小屋がある。休む人などでごった返し、なかなか先に進めない。

AM3時、疲れて一休み
8合目3250m、元祖室にて


山中湖と月
 高度を増すに連れ、疲れて座り込んだり寝込んだりする人が目立つようになり、つかえてなかなか前に進めなくなった。ちょっと吐き気がしたが、スローペースが幸い、時に酸素を吸ったりしたのも少しは効いたのか、それ以上ひどくはならなかった。
 もうすぐ8合5勺というAM4時過ぎ、東の空が少し明るくなってきた。眼下に山中湖が見え、その先には雲海が広がっていた。

4時20分頃、東の空から、細い月が昇ってきた。

御来光
 AM4時半、だいぶ空が明るくなってきた。あと20分ほどで日の出だろう。山頂での御来光を諦め、8合5勺、御来光館の直ぐ上で御来光を待つことにした。
 きれいに晴れ渡っていたが、下界には雲海が広がっていた。素晴らしい御来光が拝めそうだ。そして4時50分、地平線から太陽が昇ってきた。

4時50分、太陽が顔を覗かせた

空と雲海が朱に染まる

九合目〜吉田口・須走口山頂
 20分ほど御来光を眺めた後、AM5時過ぎに再び登山開始。見上げると、富士山の山肌が朝日を浴びて赤く見える。麓から見ると、きれいな赤富士なのだろう。
 しかしよく見ると、山頂まで連なる登山客の大行列。御来光を見終え、一斉に登山を再開したようだが、上がつかえて全く動かない。
 そのため、小さい火山礫の道で登りにくいが、渋滞を回避するため、下山道側に迂回した。確かに空いてはいたが、ずるずる滑って登りにくい。空気が薄くて、ちょっと動けば直ぐに息切れし、休み休みじゃないと登れない。それでも山頂が近付いてペースが上がった。
 そしてAM6時10分、吉田口須走口山頂に着いた。

9合目付近

AM6:15、吉田口須走口山頂に到着
AM6時半、富士山頂上浅間大社・東北奥宮に到着。ここも登山客でごった返していた。御守りを買って、しばらく休む。そしてAM7時、お鉢巡りへと出発した。
吉田口須走口山頂全景
右下から中央上の方に登山道。
登山客の大行列
手前が下山道。

お鉢巡り〜富士山頂剣ヶ峰 3776m

富士山の火口(吉田口山頂側から)

富士山剣ヶ峰

剣ヶ峰側から、右に写っているのが虎岩
 7時にお鉢巡りへとスタートした。お鉢巡りは富士山の火口をぐるっと一回り、途中に日本最高峰の富士山剣ヶ峰がある。しかしお鉢巡りをする登山客は少ないようで、かなり空いていた。30分ほどで剣ヶ峰の直下に到着。階段を上れば、そこは日本最高峰。
 しかしすぐ目の前というのに、ここでも順番待ちの行列ができていた。割り込もうとすると、並んでいる登山客から怒鳴られる。おとなしく列の後ろに付いた。
 その行列も、なかなか進まなかった。剣ヶ峰に到達した登山客が交代で記念撮影をしているからのようであった。待つこと30分、ついに日本最高峰、富士山剣ヶ峰3776mに立った。

このわずかな距離に30分!

AM8:05、富士山剣ヶ峰に立つ

下山:ブルドーザー道
 2時間弱でお鉢巡りは終了、吉田口須走口山頂に戻ってきた。下山は、ブルドーザー道を下る。上から見ると、下山道に沿って砂煙が上がっている。細かい火山礫の道なので、ずるずる滑り落ちる、荷物が少なければすっ飛んで下れるのである。なかなか楽しい。楽しいが、登山客が多いと、アッという間に山の形が変わってしまいそうだ。
 10kgの荷物を背負っているので、さすがにすっ飛んでは下れなかった。何より大変なのは登山客が多いので、砂煙も凄まじかったこと。スパッツを着けたので靴にはあまり入り込んで来ないが、目に耳に鼻に容赦なく飛び込んでくる。
 登山を開始して吉田口須走口山頂までは7時間半もかかったが、吉田口須走口山頂から6合目まで下るのに2時間もかからなかった。

 AM11時半、無事河口湖口五合目に戻ってきた。全行程12時間半だった。体中、埃にまみれて真っ黒だった。バスで河口湖駅に向かい、タクシーでふじやま温泉へ。そして富士急の電車で東京へと戻った。

オンタデの花

6合目、道はなだらかになり、木も生えている

羽田空港
 18時、羽田空港に着き、急いで屋上の展望デッキに上がった。今日はスッキリ晴れ渡り、夕陽に照らされた富士山が見えた。1時間くらい眺めていた。
 今回の富士登山、天気に恵まれ素晴らしい御来光を眺めることができた。でも、遠くからこうして眺めるのが、一番美しい。
日没間際、富士山が赤く染まる
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