信州撮影行 2009−曇のち雨
ソバの花とアサギマダラ |
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9月の大型連休に知人を訪ねて、信州へ出かけた。50才になった21日昼、真夏のような天気の松本に到着。松本市内で蕎麦を食べながら、撮影地の打ち合わせ。信州に来たらまず山の写真。ところが、
「昨日まで天気良かったのに、今日は山の方が霞んじゃって」 ずっと天気は良かったのに、連休に入って天気は下り坂、最後は雨にも降られた。山の写真を諦め、ソバの花を撮って回った。 |
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9月21日 松本〜塩尻〜高ボッチ高原 | |||||||||
9月20日、玄海100kmを70kmで止めて帰宅。しかし疲れて晩飯食べている途中で寝てしまった。50才になった21日朝、奇跡的に目が覚め、小倉6:47発ののぞみ4号に乗る。名古屋で10時発のしなの7号に乗り換え。今回、奮発して先頭・グリーン車を予約したが、前方の展望を楽しむには、通路側の座席が良かったようだ。12時過ぎ、松本到着。迎えに来てくれた知人等と松本市内の蕎麦屋へ。生粉打ちを塩でいただく。運転手付きなので、ビールも。
松本は晴れて暑かった。しかし山は霞んで見えない、見頃と言えばソバの花くらいかなぁという。せっかく信州まで来たのに一体何を撮ればいいのか。撮影地は全て任せ、まずは塩尻へ。 あちらこちらにソバ畑。きれいな青空、白いソバの花が映えた。 |
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ソバの花にコスモス、そして黄色く色付いた稲も美しく輝く。何度も車を止めて写真を撮ったが、山の方は霞んでいた。
それでも行くだけ行ってみようと、高ボッチ高原へ向かった。高ボッチ高原は、北アルプスや八ヶ岳、富士山などが望め、6月頃はレンゲツツジに彩られる、撮影名所である。ススキの穂がきれいだった。 山頂に登ると、眼下に諏訪湖が見える。しかし、八ヶ岳も富士山も雲の中。西の方の穂高や槍ヶ岳も霞んでいた。粘って何度もシャッターを押したが、これはという写真は撮れなかった。諦めて下山。途中、真っ赤に色付いたツタの葉を見つけて車を降りる。別に年配のご夫婦が一組、やはり写真を撮っていた、しかもセミ判。声をかけ話をしているところに小さな蝶が飛んできてサラシナショウマに止まった。三人でそろりそろりと近付いていくと、そこに一回り大きな蝶が飛んできた。これがアサギマダラとの初対面だった。 |
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9月22日 安曇野〜大王わさび園〜南箕輪町〜奈良井宿 | |||||||
朝5時過ぎに目が覚めた。民宿裏のソバ畑でカメラを構える。知人から凄い朝焼けとお知らせメールが来たが、既に撮影を始めていた。しかし雲が多過ぎて、きれいな日の出は見えなかった。おまけにソバ畑で撮影していたら、足が猛烈に痒くなってきた。数十箇所の虫刺され、しかも血が滲んでいた。どうやらブヨに刺されたようだ。ついてない。
この後、大王ワサビ園へ。朝早いので、まだ観光客は少ない。ゆっくり写真を撮って回ったが、ワサビ田には寒冷紗がかけられ、地面近くから撮らざるを得なかった。 |
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この日のメインは赤ソバの花。安曇野を出発、塩尻市内でブドウを買う。洗馬地区では、日本アルプスサラダ街道かかしまつりを見る。そして伊那谷へ。
最初に向かったのは箕輪町のそば処留美庵。赤ソバは高嶺ルビーという品種で、普通のソバよりもちもちしているそうだ。写真撮影だけで、赤ソバは食べず、次の上古田・赤そばの里へ。広大な畑は一面赤ソバの花、ピンク一色に染まっていた。晴れていたら、青空とのコントラストが美しかっただろう。ここにも多くの蝶が飛んでいた。動きが速いのでなかなか撮れない。そこに一回り大きな蝶が飛んできた。アサギマダラ。近付いてくるのをじっと待った。 箕輪町から再び塩尻市へ。途中、ソバや赤ソバの畑はあちらこちらにあり、黄色く色付いた稲やキバナコスモスとのコントラストがきれいだった。 |
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箕輪町で赤ソバの写真を撮り、南信州ビールを飲み、奈良井宿へ。中山道の木曽路十一宿の一つで、最も標高の高い場所にある。
屋根の勾配は緩く、二階が少しせり出した出梁造りや猿頭、袖うだつなど、特徴的な建物が並ぶ。五平もちや工芸品などの店が多く、普段なら観光客がぞろぞろ歩いているのだろうが、夕方、小雨が降って薄暗かったのが幸い、観光客は少なく、所々灯りが点って、かえって風情があった。奈良井駅の近く、柳屋漆器店の店先にススキの葉で作ったバッタが飾ってあった。店の中に入り、バッタを作ってもらい、ふくろうの置物を買った。 |
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9月23日 烏川渓谷〜池田町〜仁科三湖 | |||||||||
朝から雨。朝日を諦めて寝ていようかと思ったが、せっかくなので烏川渓谷へ行った。最近、雨が少なかったせいか、ここもまた水量が少なかった。渓流の写真を撮るのに、三脚を持っていかなかったという大失態。曇って、蝶ヶ岳も見えなかった。
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池田町のアツムイ窯へ。ここでは森岡光男氏が、焼き締め陶器を制作されている。
ちょうどこの日は窯開きで、窯の中から灰をかぶった作品が取り出されていた。この後、一旦青木湖へ。撮影を終えてアツムイ窯へ戻ると、ちょうど御祝いの席、作品に料理が盛られ振る舞われていた。 |
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長野県北西部、大町市に青木湖・中綱湖・木崎湖と三つの湖がある。雨の中、まずは青木湖へ。仁科三湖の中で一番北にある青木湖は日本有数の透明度を誇る。この辺りまで来るとガラッと気候が変わるそうで、県内でもかなり早く紅葉が始まるらしい。といってもまだ9月、紅葉には早過ぎた。雨で霞んで、美しいはずの湖の色も見ることができなかった。
この後、中綱湖を回って、アツムイ窯へ戻った。 |
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