Uc DM Lecture-5
糖尿病の食事療法 |
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一番面倒なのが食事療法と言えますが、食事療法が守られなければ治療は成り立ちません。 特に生活習慣病としての2型糖尿病では、運動とともに最も重要な治療と言うことになります。 まず自分の標準体重(目標体重)と一日にどれ位のカロリーが必要なのかを計算します。 その次に食品の分類とどれだけのカロリーを持つかをおぼえます。 そのためには食品交換表が必須です。 |
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目 次 | 1.食事療法の基本 2.標準体重と一日摂取カロリー 3.食品交換表 4.食品交換表と一日のカロリーの配分 |
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関連情報 | あなたの肥満度は?---BMIと肥満度を計算してみよう |
食事療法の目的は標準体重の維持とインスリン作用不足の解消にあります 1.指示カロリーの厳守 摂取カロリー過剰はインスリン需要を増やす
2.計量する習慣
太り過ぎはインスリンの効きを悪くする 目安でやってはいけない
3.食品交換表の使用自分の舌に頼らない:味覚も鈍っている 4.食事時刻を守る 規則正しい生活
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1.標準体重と肥満度
標準体重とは一番長生きできる理想体重
2.BMI
20才頃の体重に近いことが多い Body mass index(BMI)を求めて肥満度や理想体重を計算します BMI=(体重kg)/{(身長m)×(身長m)}
肥満の判定:BMI≧25 理想体重:BMI=22となる体重 (身長m)×(身長m)×22
3.一日摂取カロリー
一日に必要なエネルギーは、生活強度が中等度の人で、標準体重1kg当り25〜30kcalです
1日摂取カロリー=標準体重×(25〜30)kcal 通常1日1200〜1800kcal 肥満・高齢者→少なめで計算
肉体労働・成長期→多めで計算 一日摂取カロリーを朝・昼・夕(及び間食・夜食)にバランス良く配分します。
まとめて食べたり、昨日食べ過ぎたから今日は少なめというような食べかたは避けるようにしましょう。 |
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実際にBMIを計算してみましょう。 身長と体重を入力したら、「計算」ボタンをクリックしてください。 |
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食品を、成分によって表1〜6と調味料に分類しています。
それぞれの表について食べる量が決まっています。その範囲内で食品を選び出します。 同じグループ内の食品同士なら交換することができます。 |
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■単位・・・1単位=80kcal 80kcalを1単位としたのは御飯は茶碗半分、卵1個、魚1切れというように、日本人の食習慣から見て計算しやすくするためで、まずそれぞれの食品の単位を覚えることが食事療法の第一歩です。
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■ アルコール飲料 アルコール自体のカロリーが高く、また肝臓・膵臓を悪くしたり、インスリン分泌を抑制したりして血糖コントロールを乱します。薬を使っている場合、重篤な低血糖を起こすこともあります。
■ 健康食品、民間療法他の食品との交換はできません。 日本酒、焼酎、ウィスキー、ワインなど種類によって良い悪いというのはありません 血糖コンロトールが良好な人では飲むとしても1日2単位以内で、週二日の休肝日 薬を使っている人・飲み始めると止まらない人・肝臓が悪い人等は禁酒! 糖尿病をよくするものはありません!
“食事療法は守っているがぜんぜんやせません”むしろ、栄養のバランスを崩したり、カロリーの摂り過ぎになることが多く、絶対に避けるべきです。 糖尿病食は糖尿病の患者さんだけでなく、万人に勧められる健康長寿食です。 毎日、そして一生続けて下さい。 本当に食事療法が守れていれば必ずやせます!
体重の減らない人は必ず食べ過ぎています。 どうしても食事療法がうまくいかない人は 食品交換表以外にも、いろいろな献立のカロリー・成分、主な店のメニューのカロリー等を調べた本があります
それでもダメな時や病気の時は、糖尿病食の宅配を利用するという手もあります |
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日本食品標準成分表5訂に基づき、H14年5月に食品交換表が改訂されました | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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Lecture6 糖尿病の運動療法 | |
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