Uc DM Lecture-9
日常生活での注意点
糖尿病とうまく付き合い、合併症を避けるために普段気をつけることをまとめました。
目 次 1.日常生活での注意点
2.自宅でできる検査
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関連情報 血糖自己測定−SMBG−自宅でも血糖を測ってみよう

1.日常生活での注意点
1.口腔の清潔 歯槽膿漏が悪化しやすく、また治りにくいため、口腔の清潔に気 をつける
1.毎食後のうがい・歯磨きをしましょう
2.仕事先でも歯が磨けるよう歯ブラシをおいておきましょう
3.早めに、歯科に行きましょう
2.足の衛生 合併症の一つである足の潰瘍・壊疽を防ぐため足の衛生に気をつける。
1.朝・夕、足を洗いましょう
2.汗をかいたら靴下を履き替えましょう:できれば木綿の靴下
3.小さなきずでも消毒し、手当しましょう
4.深爪しないようにしましょう:スクエアカット
3.膀胱炎 局所の不潔により、膀胱炎を起こすことがあるので、毎日お風呂に 入る
4.予防接種 予防接種は、体力が低下しているときは、感染を受けやすいので、糖尿病のコントロールがいいときに行って下さい
5.性生活 性生活は、精力増強剤に頼らず性に対する意欲を失わないようにし、糖尿病即インポテンツという考えは捨てる
6.アルコール アルコール飲料は、アルコール自体が高カロリーであり、また食欲を増すため、血糖を乱したり脂肪がたまり、合併症を併発するためあまりすすめられません
7.タバコ タバコは血管を収縮させたり血管を損傷したりすることで、動脈硬化の最大の危険因子となります
8.食事療法 食事は、指示量を守り、砂糖そのものをとる量は少なくても、加工食品のなかに含まれる糖分に注意して下さい
指示量の範囲内で、時にはスナックをとることも良いでしょう
9.運動療法 適当な運動は、すぐれた体力の保持と規則正しい生活のよりどころとなる
10.インスリン インスリン注射をしている方は、取り扱いに注意し、決められた量を計画的に部位を変えながら注射します
またインスリンだけでなく、経口抗糖尿病薬を処方されている方は、低血糖対策として、いつも砂糖を持ち歩いて下さい


2.自宅でできる検査
■ 体 重 食事療法の一番良い指標になります。週1回は体重を測って下さい。
特に肥満の人はなるべく頻回に測定し、それをグラフにするといいでしょう。
■ 尿 糖 最も簡単にできる検査です。通常、各食前と眠前の1日4回検査します。
但し尿糖の排泄には個人差があり、かなり幅もあるので絶対的な指標にはなりません。
尿に出ていないからと安心せず、必ず定期的に血糖検査を受けるようにして下さい。
■ 血 糖 インスリン自己注射中の患者さんでは血糖自己測定が保険で認められています。
特にインスリンの頻回注射をしている患者さんでは、測定結果を元にインスリンの調節をしていきますので、必須の検査です。
また病気で体調を崩したようなときは頻回に測定するようにして下さい。
インスリン自己注射を行っていない場合は保険診療外になりますが、普段の血糖を知ることで食事療法や運動療法の効果、低血糖の有無などを知ることができ、最近では食事・運動・薬物療法と合わせ、治療の四本柱とも言われています。
詳しくは血糖自己測定−SMBG−自宅でも血糖を測ってみよう
■ ケトン体 尿糖と同様テープで簡単に測れます。血糖と同じような簡易測定器もあります。
体に変調を来した時(シックデイ)に測定するといいでしょう。


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