牛スネ肉・豚スペアリブ・鶏骨付きモモ肉のベッコフ
U-san's Recipe
#1774


R4.3/6
フランス・アルザス地方の料理“ベッコフ”
辛口白ワインでマリネした肉と野菜を鍋に入れて、オーブンで焼く。
ベッコフは、パン屋のかまどという意味らしい
■ 材 料
豚骨付きスペアリブ 300g
牛スネ肉 200g
鶏骨付きモモ肉 350g
ジャガイモ 500g
タマネギ 1個
ニンジン 1本
セロリ 1本
塩 小さじ1杯半
ジュニパーベリー 5個
ローリエ 2枚
タイム 3-4本
ニンニク 2片
粒マスタード
マリネ液
白ワイン(辛口) 500mL
タマネギ 1/2個
ニンジン 1/2本
セロリ 1/2本
ローリエ 2枚
タイム 3-4本
ジュニパーベリー 5個
黒コショウまたはクローブ 5個
■ 使用した鉄鍋
26cm Oijin
■ 肉類のマリネ
  1. タマネギ・ニンジン・セロリはスライス、セロリの葉っぱはざく切り
  2. ジップロックに香味野菜・スパイス・ハーブ類と白ワインを入れる
  3. 肉を漬け込み、冷蔵庫で一晩〜丸1日、マリネする

牛肉・豚肉・鶏肉を辛口白ワインと香味野菜でマリネ
■ ベッコフの作り方
  1. マリネした肉・野菜類を漉して、分けたマリネ液を小型DOに入れて火にかける
  2. アクを取り除き、塩小さじ1杯半を溶かしたら、火から下ろして冷ます
  3. 具材のジャガイモは、皮を剥いて1cm厚に切る。タマネギは1cm厚の輪切り、ニンジンは1cm弱の輪切り、セロリは斜め切り
  4. DOにタマネギ・ニンジン・セロリ・ジャガイモを並べる
  5. マリネした肉・野菜類とニンニクを入れる
  6. さらにタマネギ・ニンジン・セロリを重ね、残りの肉を入れる
  7. 一番上に、ジャガイモを並べ、ジュニパーベリー・タイム・ローリエを載せる
  8. マリネ液を注ぐ
  9. 蓋をして、下ごく弱火・上強火で2時間焼く

野菜、肉、野菜、肉、ジャガイモの順に重ねる
■ 備 考
ベッコフ”は、白ワインでマリネした肉を野菜とともに鍋に詰め込んでオーブンで焼く、フランス・アルザス地方の冬の代表的料理。
牛・豚・羊といった複数の肉を辛口白ワインで一晩マリネして、翌朝、ジャガイモやタマネギとともに鍋に入れ、パン屋に運んでかまどで焼いてもらったことからベッコフ(パン屋のかまど)と呼ばれるようになったようだ。ベッコフ用の陶器の鍋に食材を入れ、蒸気を逃さぬように粉に水を加えて捏ねたもの(パン生地等)で蓋をシールして、パン屋のかまどに入れてじっくり3時間、じわっと熱が加わり食材が美味しく仕上がる。時間は掛かるが、料理自体はシンプル。DOなら重たい蓋でシール不要、上火を置けばオーブンになるし、と言うことで早速、DOでベッコフを作ってみた。
ベッコフに使う肉は牛・豚・羊が定番のようだが、鴨肉や鶏手羽を使ったり、ベーコン・ソーセージ・豚足・牛テールなども使われるようだ豚・猪・羊骨付き肉と牛スネ肉のベッコフ
初めてのベッコフでは、牛スネ肉と豚スペアリブと鶏骨付きモモ肉を用意、白ワインと香味野菜・ジュニパーベリー・タイム・ローリエ・ブラックペッパーで丸1日マリネ。
そして翌日、肉と野菜をDOに詰め込んだ。この時、まず下に野菜、その上に肉、野菜、肉と重ね、一番上はジャガイモ。鍋にバターやラードなど塗るレシピもあるが使わず、味付けはシンプルに塩だけ、マリネ液をDOに注ぎ、ジュニパーベリー・タイム・ローリエを載せ、あとは蓋をしてじっくり焼くだけ。
火力は終始下ごく弱火、上は上火ヒーターで180-200℃前後だった。
さすがにDOなら2時間で肉はほろほろ、旨味の染み込んだ野菜も美味しかった。好みでマスタードを添える。お酒はもちろん、辛口白ワイン。

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