深夜の牧ノ戸峠、-7℃ |
21時過ぎに北九州を出発して0時前、牧ノ戸峠着。星がもの凄くきれいだったが、その分、気温はどんどん下がり、-6℃。そのためテントは張らずに車中泊、食事も車の中で摂ったが。車中でホルモンをコチジャン・ニンニク・特製ラー油で炒め、ビール・酒・ウィスキーを飲んだので、せっかくの新車がとんでもない臭いになった。寒さに震えながら、1時間ほど仮眠。
4時半に起きて準備に取りかかり、ただランボーくんは高いびき。準備が済んだところ叩き起こし、6時前にスタート。
くじゅう連山は九州本土最高峰の中岳1791mや主峰・久住山1787mなど、1700m級の山々が並ぶ。ただスタート地点の牧ノ戸峠が1333mなので、割合楽に1700m級の山に登れてしまう。久住を登るのは学生の時以来だから、30年ぶりくらいだろうか。
アイゼンは持って行ったが、雪が残っていたのは牧ノ戸峠からの上りのちょっとの間だけで、その後は雪も少なくなり、アイゼン無しで登れた。
夜明け前、ガスがかかって幻想的な光景だったが、日の出の瞬間はもの凄いガスに覆われて何も見えなくなってしまった。
久住分かれから御池へ。牧ノ戸峠から2時間ほどで、凍った御池に着いた。急斜面を登って、天狗ヶ城へ。雲一つ無い快晴、山頂からは雲海の先に祖母・傾山がきれいに見渡せた。天狗ヶ城から中岳へ。牧ノ戸峠から3時間ほどで中岳山頂に着いた。中岳を下り、なだらかな斜面を直登して稲星山、そして久住山へ。
牧ノ戸峠から4時間30分で、1700m級の山を既に4座登ったことになる。久住山頂からは阿蘇・由布岳などもよく見え、素晴らしい眺めだった。山頂で360°パノラマ写真を撮り、昼食休憩。明け方はかなり冷え込んだが、天気が良くて暖かくなり、のんびり1時間も休んでしまった。
久住山から久住分かれに下り、避難小屋から星生山へ向かう。岩場を登り、山頂で小休止して西千里ヶ浜へ下る。気温が上がり、登山道は氷が溶けてぐちゃぐちゃだった。そして全行程8時間50分で牧ノ戸峠に戻った。下山後、九重九湯の一つ、筌ノ口温泉へ行った。かなり熱くて、ちゃんとお湯を埋める水まで用意されていた。しばらくつかっていたら、ようやくようやく足先の感覚が戻ってきた。