開聞岳山頂 |
大会当日は、5時起き。みんなを起こさないように、真っ暗な中、出発の支度をする。6時に朝食、6時20分、同行のKさんとホテルを出発。まだ会場行きのバスがないので、スタート地点のなのはな館まで走った。そしてタイミング良く、なのはな館前で、鹿児島中央駅から走ってきたこっちゃん等と会えた。
7時10分、Kさんとスタートする。付近は既に会場入りする車で渋滞が始まっていた。最初はウィンドブレーカーでゼッケンを隠していたが、さすがに不思議そうな目で見られた。
1時間ちょっとで池田湖に着き、満開の菜の花、池田湖と開聞岳の写真を撮る。15km過ぎ、エイドの準備をしているボランティアの方々から不思議そうな目で見られた。その15km過ぎ、時刻は9時となった。1万7千人ものランナーでなのはな館の前は埋め尽くされているのだろう。
18km、枚聞神社付近の私設エイドから、トップですよ、なんて声をかけられる。開聞岳登るってわかっているのかな。国道を横断してその先の左折する所を直進。スタートして2時間、いよいよ開聞岳登山の開始である。
かいもん山麓ふれあい公園横の急坂を登ると二合目で、ここから本格的登山道となる。山を時計回り、螺旋状に登っていく。林の中の浸食された登山道は火山礫だらけでずるずる滑りやすい。一時はKさんにだいぶ差を付けられたが、五合目付近で追いつく。五合目から山川の町や長崎鼻が見渡せたが、登山道の殆どは林の中で見晴らしは良くない。それでも時折、下の方からランナーを応援する太鼓の音が聞こえてくる。
六合目を過ぎると火山礫に代わって大きな岩が増えてくる。そこでさくらの大将とすれ違った。ご来光を見るため4時半にスタートしたらしい。七合目、急斜面、真下は海。九合目、7時ちょっと前にスタートしたFさんとすれ違う。最後の急斜面、手も使って登る。油断して滑って手をすりむいたが、無事、10時50分、開聞岳山頂に着いた。登りの所要時間1時間39分。
10分くらいして同行のKさん到着、証拠写真を撮って直ぐに下山開始。今度は腕も駆使して下りる。少し走ったりもしたが、それでも下山に1時間半近くを要し、合計で約3時間半、当初予定していた4時間よりは早かった。
18km地点で再びランナーとなって残り24km。中間点より手前だが、正規の時間では既に3時間半が経過している。ということはその辺りにいるのは7時間とか8時間で走るランナーなのだ。見回すと、走っている人間は一人もおらず、集団でダラダラ歩くだけ。そんな集団でもごぼう抜きは気持ちが良い。といってもキロ6分半から7分くらいのウルトラペース。ただエイドに水とサツマイモくらいしか残っていなかったのが残念。
指宿の旅館街に入り、スタートから5時間を過ぎたので通行解除され、歩道を走らされた。つかえてなかなか前に進めない。疲れてもいたので、歩いてゴールに向かう。そして、スタートして8時間18分でゴール。完走証のゴールタイムは6時間27分となっていた。
この日、まじめに走ったランボーくん等が同じホテルに泊まることになり、とり正のメンバーと一緒に打ち上げ。そして翌日また、開聞岳を登ることになった。
完走証&登山証明書