九州の山々
2010年冬

菜の花と開聞岳 H22.1/10池田湖にて
 マラソンクラブ(北九州ウルトラRC)に山登りの好きなメンバーが数人おり、トレーニングも兼ねて山に行くことがある。
 2009年末、仲間と走りに出て、フラッと尺岳へ。これがきっかけとなり、2010年正月から、度々山へと向かった。
 正月は英彦山へ樹氷を見に行く。1月連休は恒例のいぶすき菜の花マラソンだが、2時間前にスタートして開聞岳へ向かう。厳しい寒さの続いた1月半ばには、宝満山の難所ヶ滝へ氷瀑を見に行く。

1月2日 英彦山
 H22年最初の登山は英彦山。年末寒波で北部九州に雪が降り、天気の回復した1月2日に登った。
 夜明け前、6時半に別所駐車場をスタート、奉幣殿から中岳へと向かう。中岳山頂は快晴となり、見事な樹氷が青空に映えた。
 中岳から南岳、鬼杉へ向かい、休憩後、同じルートを戻って中岳へ。下山ルートは北岳から高住神社。途中、望雲台にも寄り道した。

詳細は、英彦山・樹氷 2010

夜明けの奉幣殿

ガスに覆われる樹氷

中岳山頂・上宮の樹氷

英彦山中岳山頂・英彦山神宮上宮

英彦山中岳〜南岳間の鞍部からの展望
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1月10日・11日 開聞岳

屋久島〜鹿児島JAC機内から(H17.3/21)

いぶすき菜の花マラソン 15km付近
 薩摩富士・開聞岳。百名山の中では例外的に1000mに満たない924mの山だが、薩摩半島の南端から海に突き出して聳える円錐形の山は、どこから見ても美しい。2001年から参加していたいぶすき菜の花マラソンでは、10km過ぎ、池田湖に上がると開聞岳が見えてくる。しかしマラソンで体力使い果たして、登ることまでは考えなかった。
 そのいぶすき菜の花マラソンには2001年から毎年参加して、2010年は10回目。しかしここ数年タイムは右肩下がり、2009年の大会で初めて4時間を超えた。10回目の今回、何か記念に残ること、フルマラソンの途中で開聞岳に登ることを思いついた。
 大会当日の10日、7時にスタート。9時、フルマラソンがスタートする頃、枚聞神社着、そして開聞岳の登山道へと向かう。かいもん山麓ふれあい公園横の急坂を上って、2合目の登山口。林の中の登山道は火山礫でずるずる滑ってで登り難いし、眺めもよくない。5合目でようやく少し展望が開けた。池田湖やこれから走る山川の町。5合目を過ぎると大きな岩がゴロゴロ。7合目、真下は海、足がすくむ。9合目、麓から見える姿から想像できなかった急斜面。はしごを登り、岩にしがみつくようにして登り、1時間40分で山頂。ちょっと霞んでいたが、下の方から応援の太鼓が聞こえる。マラソン仲間を待って下山、下りも約1時間半で、上りと大差ない。マラソンに復帰して、全所要時間8時間18分でゴールした。

登山道 3合目付近

開聞岳山頂にて
 10日の打ち上げ、一緒に帰る予定だったメンバーが開聞岳に登りたいと言い出し、それに付き合って二日連続で開聞岳を登ることになった。いぶすき菜の花マラソンに参加して、大会当日そしてその翌日と二日続けて登ったランナーは果たしていたのだろうか。
 最初に枚聞神社にお参り、その後、かいもん山麓ふれあい公園に車を止め、登山開始。前日の疲れは残っているが、この日は登山だけ。前日よりいいペースで登れ、山頂までは1時間30分くらいで到着。この日、桜島が噴火したらしいが、生憎の天気で桜島の噴煙は見えなかった。20分ほど休んで下山、5合目からはかなり飛ばして、下りは1時間20分弱、全行程2時間57分だった。

枚聞神社、鳥居の上に開聞岳が見える

かいもん山麓ふれあい公園をスタート

かいもん山麓ふれあい公園から見上げた開聞岳

5合目からの眺め、正面は山川町方面、左が池田湖

9合目から枕崎方面を望む

山頂からの眺め、左は枕崎方面、右は池田湖

開聞岳山頂 924m

山頂に立つ

山頂直下の急斜面を下る
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1月17日 難所ヶ滝
 難所ヶ滝は、宝満山にある氷瀑。宇美町・昭和の森から片道1時間半ほどのトレッキングで、その先、三郡山や宝満山にも行ける。1月半ば、雪が降り続いたので氷の滝ができているかもしれないと、17日の早朝に出かけた。
 凍った滝ではあるが、元々滝があったわけではなく、雪解け水が凍って出来た滝である。従って、寒さの厳しい時期にしか見られない。昭和の森からの登山道は凍結しているが、雪が少ないので滑って登り難い。途中でアイゼン装着。
 1時間半弱登って、突然目の前に大きなつららが現れた。氷瀑の下で写真を撮り、鴨鍋を食べて体を温めて下山。途中、小さな氷瀑も見て、4時間半で昭和の森に戻った。

難所ヶ滝の全景

難所ヶ滝手前の氷瀑
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2月21日 九重連山
 九重連山の殆どは南側の竹田市久住町(くじゅうまち)にあるが、一部は北側・玖珠郡九重町(ここのえまち)にある。一帯の山々を九重連山と呼び、主峰を久住山と呼ぶのが一般的らしいが、無難なのはひらがなでくじゅう連山。
 久住山系には1700m級の山々が並ぶ。一番高いのが中岳で1791m、ここが九州本土最高峰。主峰・久住山は1787m、他に稲星山1774m、星生山1762m、三俣山1745mがあり、今回は中岳〜稲星山〜久住山〜星生山を登った。
 九重連山へはいくつかのアプローチがあるが、今回は牧ノ戸峠から。ここは既に標高1333m、沓掛山を越えてしまえばたいした起伏もなく、楽に1700m級の山に登れてしまうのである。

詳細は、九重連山 2010

星生山にかかる雲が朝日に染まる

久住山頂に朝日が当たる

凍った御池

御池と久住山、遠くに祖母傾山、阿蘇山

坊ガツルと平治岳、遠くに由布岳
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Digital SLR Body Canon EOS 7D
Lens EF-S10-22mm,f3.5-4.5 USM
EF-S15-85mm,F3.5-5.6 IS USM
EF-S18-200mm,F3.5-5.6 IS
Compact Canon PowerShotA710IS
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