第17回 北緯40°秋田内陸リゾートカップ100kmチャレンジマラソン
2005年9月25日---二週連続100km、その2
80km過ぎ
見渡す限りの田圃
■ 北緯40°秋田内陸リゾートカップ100kmチャレンジマラソン
 今年の2月、音信の途絶えていた渋谷小学校時代の同級生からメールが届いた。実に35年ぶり。弘前市に住んでいるという。弘前と言えば、秋田内陸100kmのゴール・鷹巣からそう遠くない。懐かしくなって2年連続秋田内陸100kmにエントリー、その後一緒に飲む約束をした。その秋田遠征に合わせて、大館DOクラブ・東北DOだ!メンバーがクックオフを開催してくれることになった。走るのとダッチオーブンとどっちがメインかわからなくなったが、楽しい東北遠征になりそうだ。
 しかし、練習不足に加え風邪で寝込んで鼻血も出て、前週の玄海100kmはあっさりリタイヤしたのだった。この不調を引きずったまま秋田へ乗り込んできた。鼻血は治っているだろうか。追い打ちをかけるように、冷たい雨。辛く気の重いレースが始まった。
■ 平成17年9月24日 大曲で青馬会RCメンバーと合流
 慌ただしく仕事を片付け、14:06の特急に乗った。トラブルもなく、15時福岡空港着。空港ロビーで缶ビールを飲みながらサンドイッチをつまむ。15:35の仙台行きJA3535便はほぼ満席、1時間40分で仙台空港に着いたが、台風のせいか海は荒れ雨も降って寒かった。バスで仙台駅に向かい、仙台駅でも缶ビールとパンを買い、18:38の秋田新幹線・こまちに乗った。阪神が勝ってM4になったことを知る。新幹線とは言っても盛岡から先はローカル線の特急と全く変わらない。2時間弱で大曲に着いた。駅には大友さんが迎えに来てくれており、大友さんの実家へと向かったが、車は自分と同じH7年式のテラノだった。
 21時前には大友さんの実家に到着、夕食をご馳走になる。しばらくして濱ちゃん始め青馬会RCメンバーが到着した。人数が多くて覚えきれない。先週の玄海に続き、「病み上がりだし鼻血が出なければいいけど、、、」と弱気な挨拶をした。大友さんのお父さんに勧められるままに日本酒などを飲み、22時半頃から準備に取りかかり、23時過ぎに寝た。
青馬会RC前夜祭

秋田にマグロが初見参

大友さんのお父さんに勧められ、、、

AM3:45、雨の中を角館へ出発
大友さんの実家前で
■ 平成17年9月25日 第17回秋田内陸リゾートカップ100kmチャレンジマラソン
スタート前
 AM2時過ぎに目が覚めた。ザーッという音、エアコンかと思ったが、窓を開けると土砂降りだった。天気予報では晴だったはずだが、、、ウェストポーチにビニール袋を入れた。玄関前で記念撮影をして3:40に出発、冨浦さんと合流して角館へと向かう。青馬会RCの殆どのメンバーとは初対面なので若干緊張気味だった。
 約30分で会場に到着したが、冷たい雨が降り、ビニール袋をかぶってもガタガタ震えが止まらない。交流センターで最終エントリーしたが、雨のために中はごった返していた。青馬会RCの他、多くのUMMLer、各地の大会で知り合った仲間がたくさんいて、記念撮影も忙しい。笑ったのは縞猫@北海道さん、大事なスパッツを忘れてきたそうで、誰か持っていないかと走り回っていた。10分前、交流センターの外に出てみたが、誰もスタート地点に並ぼうとしない。スタートゲートに行くと、UMMLer旗を持ったマユサさんが寂しそうに立っていた。4-5人で記念撮影して、2分前にスタート地点に並ぶ。そしてAM5時、2度目の秋田内陸100kmがスタートした。
スタート前の記念撮影

雨のため交流センター内で記念撮影
UMMLer、青馬会RC、、、多い

5分前にようやくスタートゲートへ
■ 角館スタート〜大覚野峠:冷たい雨に降られて
 暑くなるよりいいが、冷たい雨が降り、直ぐに靴の中まで染みてきた。最初の5kmは29分台で通過。その後も同じようなペース、にちなんおろちよりもタイムは悪かった。何とか25kmまでは5km30分を切っていたが、気温は15℃から上がらず走っても体が温まらない。そのため25kmを過ぎてから徐々にペースが落ち、30kmで3時間を過ぎてしまった。長く休むと体が冷え切ってしまうので、エイドでの休みは短くするようにしたが、これから大覚野峠へ向けて徐々に上り勾配がきつくなるし、一体どれくら時間が掛かるだろう。雨が降って写真を撮ろうという気にもなれず、何となく憂うつだった。
 37kmエイドでむいむいの母さんらに会い記念撮影、なめこ汁で体を温める。ここから大覚野峠までのコースは完全に勘違いしていた。去年はラン&ウォークで何となく越えてしまった。今日は歩かないと決めていたが、峠までは思っていた以上に遠かった。それでも走り続けた。さすがにペースはがた落ち、昨年と大して変わらないタイムで何とか峠のみちトピエイドに着いた。
 エイドにいたマユサさんは冷たい雨にもかかわらず、美味しそうにプリンを食べていた。その写真を撮り、コーラをもらってスタートした。
レース中のスナップ−1

10km地点、冷たい雨が降る
おしぼりが有り難い

34km付近、徐々に上り始める
雨は降り続く
■ 大覚野峠〜50km・阿仁:睡魔に襲われる
前半通過時間 Lap
10km 0:58:14 0:58:14
20km 1:57:57 0:59:43
30km 3:04:58 1:07:01
40km 4:14:43 1:09:45
50km 5:33:59 1:19:16
 大覚野峠からマユサさんの後を追うようにスタートしたが、マユサさんは快調に下っていき、姿が見えなくなった。一番の難所を越え長い下りでペースは上がってもよさそうなのに、一人になると急に眠くなってペースが落ちてきた。ノロノロ走っていた時にタイミング良く江戸川特急さんに声をかけられた。喋っているうちに段々と目が覚め、快調に走れた。そしてなんとか中間点、阿仁のエイドに到着した。下りでかせげず、中間点まではにちなんおろちよりもかなり遅れていた。
 エイドにはなぜか走る格好をしていない沖縄の宮城先生がいた。エイドで鎮痛剤のスプレーを借り、膝などに吹き付けた。雨も殆ど上がり、ビニール袋を脱いだ。そこにたこちゃん、だっきーさん、おや@びん太郎さんが到着し、記念写真。
レース中のスナップ−2

むいむいの母さん、元気に娘を追う(37kmエイド)

ビニール袋が手放せない(37km)

雨だというのに大覚野峠のみちトピエイドで
プリンを食べるマユサさん

50km阿仁のエイドに到着した左からだっきーさん、
たこちゃん、怪速亭おや@びん太郎さん
ようやく雨も小降りに
50km・阿仁エイド付近
■ 50km〜64km:鼻血
 エイドを出て直ぐの50km地点は5:34で通過した。ようやく雨も上がり、ここから55kmまでの5kmは今回最速の28分で走れた。しかし怖れていたことが起こった。鼻をかんだら赤いものが飛んだ。鼻血だった。気温が低かったのが幸いで、玄海の時のようにひどくはならなかったが、まだ中間点を過ぎたばかり、鼻血を流しながらあと50km走り切れるだろうかと急に不安になってきた。しかし中間点を過ぎてからは青馬会RCのだっきーさん、UMMLerの石川さんやゼッケン1番のランナーと前後して走り、時々言葉も交わして退屈しなかった。65km手前、シソジュースの私設エイドでシソジュースをお代わり。この先阿仁支所前のエイドを過ぎれば、北緯40°。そのエイドが近付いてきた時、前方に真っ黒い煙が見えた。火事?、すると消防車が出動していった。地元の方もマラソンどころじゃないはずだが、それでも声援は止まなかった。火事はコースからちょっと入ったところの民家だった。マラソンの応援で留守だったのだろうか。
■ 北緯40°〜70km:火事
 そのまま北緯40°のゲートへと向かった。石川さんと並んで通過したが、火事場見物で時間を食ってしまった。70km手前、スイカが美味しかったエイドには今年もスイカが置いてあった。のんびり食べているところにたこちゃん、おやびん太郎さんが到着したのでスイカを勧めた。この頃もまだ鼻血は少し出ていたが、5km36-38分くらいのペースは維持しており、70kmは7:56で通過、ようやくにちなんのペースを上回った。完走は間違いないが、自己ベストが出せるかもしれない。そのためにも絶対に歩くまいと決めた。
レース中のスナップ−3

北緯40°のゲートを通過
後方に消防車が見える
なんだ、あの煙は?、、、消防車が出動

スイカが美味しかった68.5kmエイド
■ 70km〜95km:自己ベスト?
 72kmのエイドでUMMLerの金子さんと1年ぶりに会った。76km過ぎ、みちトピエイドにいたマユサさんの奥さんがカメラを向けた。この頃から晴れ間ものぞき、少し気温も上がったようだ。去年に続いてババヘラアイスを食べた。その直ぐ先にエイド、去年もババヘラアイスを食べていて、ここのエイドではあまり食べられなかった。ゆっくり休んで鎮痛剤のスプレーを塗る。この先でようやくマユサさんに追い付いた。マユサさんも調子が良いのだろう。「楽しみながら行くから少しペースを落とします」と言われるので、前に出た。80kmを9:07で通過。
 81kmのエイドでは金子さん、マユサさん殆ど差はなかった。出発しようとしたら青馬会RCの幟が目に入り、大友さんのご両親がいた。青馬会RCでは濱ちゃんが早かったらしいが、大友さんはまだ来ていないそうだ。ここから先、田圃の中に平坦な道が続く。遠くまで見渡せるので精神的に結構きつい。距離的にも一番しんどいところだ。それでも今回はちゃんと走った。青馬会RCの幟が見えてきた。うららさんがいたので、写真を撮り合った。85kmを9:44で通過、このままならゴールタイムは11時間前半で自己ベストだろうが、そう巧くはいくまい。それでも自己ベスト更新が見えてきた。この先の私設エイドでスイカをいただいた。今年はちゃんと塩が用意されていたが、去年よりも随分甘くて美味しかった。89kmのエイドで丹念にスプレーとアイシング。90kmを10:21で通過して残り10km、去年はここからのあきた北空港への上りで頑張れた。しかし今年はきつかった。ただし歩かないと決めたことだけは守り通し、ようやくのことであきた北空港下のトンネルを上り切った。
レース中のスナップ−4

76km私設のみちトピエイド

今年もババヘラアイスを食べた
81kmエイドをスタート
(写真提供:大友さん)
青馬会RC応援団
上写真はうららさん(85km手前)
左、マユサさんと並ぶのは大友さんのご両親(81km)
■ 95km〜ゴール・鷹巣
 残り5kmを切ると目の前に鷹巣盆地が広がる。このコースで一番好きな眺めだ。残り4kmの下りでむいむいさんに追い付いた。最後のエイドで足を休める。歩いても十分ゴールに間に合うが、自己ベストのためには走らないと行けない。しかし足が痛んだ。スピードは殆ど出ず、目の前のむいむいさんになかなか追いつけない。車道から歩道に上がるところで一瞬かわしたが、直ぐに抜き返されてしまい、結局ゴールまで前に出られなかった。最後の直線、大太鼓が夕日に映えて美しかった。そして11:34の自己ベストでゴールした。
 どうもリタイヤ・ワースト後にベストという変なパターンに陥っている気がするが、このタイムは素直に嬉しかった。さぁ後はダッチオーヴンの宴。
レース中のスナップ−4
ゴール直前
夕日に映える大太鼓
ゴールまでもう少し
(写真提供:マユサさん)
ゴール後の記念撮影
後半通過時間 Lap
60km 6:36:45 1:02:46
70km 7:55:58 1:19:13
80km 9:06:54 1:10:56
90km 10:21:19 1:14:25
100km 11:33:12 1:11:53

■ 平成17年9月25日 ゴール後の東北DOだ!クックオフへ 第1回東北DOだ!クックオフ
 今回、100km走った後のお楽しみは、ネットで知り合った東北のダッチャー、そして35年ぶりに会う小学校の同級生・HAMAちゃんとのダッチオーヴン・クックオフだった。ゴールしてアイシングしている時に、人なつっこそうな丸顔の男性が現れた。直ぐにHAMAちゃんとわかった。再会を喜び、HAMAちゃんの来るまで東北DOだ!メンバーの待つ碇ヶ関村「たけのこの里」へと向かった。温泉で汗を流し、クックオフへと突入。玄海でのリタイヤからわずか1週間、完走できるか、完走できても体が持つか、食欲はあるか、いろいろ不安はあったが、自己ベストで完走して気が楽になった。そしてたくさんの美味しい料理に旨い酒、ダッチオーヴン談義にも花が咲き、深夜遅くまで宴は盛り上がった。
 秋田遠征・クックオフを満喫して、26日、13時過ぎの飛行機で福岡に戻る。帰りの機内で見た新聞に、玄海100kmの記事を見つけた。優勝の光安さんはゴール写真付き、10位までの名前が出ていた。羨ましいやら悔しいやら。もうちょっと頑張れば良かった。
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