第20回 山口100萩往還マラニック 250km ランナー編---屈辱の最短KO 2008年5月2日〜4日 |
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■ 萩往還マラニックに向けての準備 | ||||||||||||||||||||||||
忘れてならないのが、瑠璃光寺五重塔の本尊・阿弥陀如来座像の写真、お守り代わりです。グッズの準備は万全、しかし、、、 練習量は激減。やる気のなさが練習量にはっきり現れている。昨年、川に転落した萩往還練習会以降、あれこれアクシデント続きで精神的に落ち込み、走ろうという気力が沸いてこない。1月から4月では例年の3分の2、年間でも半分にとどまっている。距離だけでなく練習日数も半減している。2月に天拝湖8時間で50km、林道to林道マラニックで47.5km、3月は酒蔵巡りマラニックや萩往還練習会で少しは長い距離を走った。 しかし4月に入って再び長い距離を走らなくなった。ナイトランも不参加。焦って直前の4/30に峠越えの33km。しかしこんな練習は何の意味も持たない。ただ疲労をため込み脚の関節を痛めただけだった。 |
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■ 平成20年5月2日 瑠璃光寺スタート前 | ||||||||||||||||||||||||
14時過ぎ、山口に到着。瑠璃光寺にお参り、お賽銭はもちろん250円。受け付けを済ませて、教育会館へ向かう。15時から説明会。20回目の今回で小野会長さんは勇退される。説明会での挨拶でそのことも触れられるのかと思ったが、多くを語られず、説教じみた話もなく、あまりにあっけなく終わった。説明会の後、UMMLerメンバーと集合写真を撮る。スーパーで食料調達して車に戻る。腹ごしらえして支度をして、17時過ぎ、瑠璃光寺へと向かった。 いつものように宗頭行きの荷物だけを預けた。いつものメンバーといつものように五重塔をバックに記念撮影。スタート前の緊張感もなく、時間が刻一刻と過ぎていく。17時半頃には多くのランナーがスタート地点に集まった。慌てて並んだが、第3ウェーブか第4ウェーブか。スタート合図は小野会長のエイエイオー。これまた今年で見納めとなるのだろうか。計測用チップが導入されたので、以前のように18時から5分ごとにきっちりとはいかず、ばらばら。18時16分、瑠璃光寺をスタートした。 |
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■ 平成20年5月2日 瑠璃光寺〜西寺:調子に乗って飛ばす | ||||||||||||||||||||||||
スタートしてしばらくは集団走。いつものことだが、スタート直後は気分が高揚しているのか、なかなか抑えられない。UMMLerやmixiなどで知り合った仲間も多く、つい釣られて走ってしまう。おそらく1km6分くらいのペースだっただろう。練習不足なので抑えなければならないが、いつものことだからと、そのまま上郷まで走り切る。上郷まで1時間23分、例年とあまり変わらない。
上郷を出てヘッドランプを点け、少しペースを落とす。自転車道に入る頃には真っ暗となる。黙々と一人で走ってはいるが、周囲には点滅する多くの赤いライトが見え、焦りは感じない。1km7分半くらいのペースで走り、湯ノ口交差点エイドには20時半過ぎに到着、ちょうど腹も減ってきていたのでおにぎりを3個頬張る。田んぼの中の自転車道を走り、下郷へ。今年はカエルが少ないような感じ。少しきつくなってきたが、21時半頃、下郷駐輪場着。水をもらいストレッチ。秋吉へ向かう。少し眠くなってきた。だいたい眠くなるとペースが落ちるというパターン。困った。誰か知り合いがいればいいのだが、誰もいない。 秋吉のエイドを出て、宮城UMCのDさんを見つけた。面識はないが、昨年写真を送った記憶があり声をかけた。それからしばらく併走させてもらった。明らかにそれまでよりペースが上がった。自重すればよかったが、眠くなるよりはましと必死について行った。何となく膝に違和感を感じ始めたが、そのまま西寺まで走った。エイドに着いて温かいコーヒーをもらう。今の自分にはオーバーペースだったようだ。Dさんとはここで別れ、しばらくゆっくり休むことにした。 |
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■ 平成20年5月3日 西寺〜大坊ダム:なんと砂利ヶ峠手前で夜が明けた | ||||||||||||||||||||||||
30分近く休んでスタートする。しかし脚が動かない。飛ばし過ぎのダメージは予想以上に大きかったようだ。走れない、のろのろ歩く、眠くなるの悪循環。後続のランナーにどんどん抜かれた。上田代三叉路でK田さんに抜かれた。きっちり時間を計算して走るK田さんに序盤で抜かれたことは、精神的なダメージにもなった。豊田湖畔はのろのろ歩き、AM2時過ぎ、豊田湖畔キャンプ場のエイドに着いた。西寺からの13kmに2時間半もかかっていた。
戦意喪失。元気にビールを飲むなごやんさん等のグループが羨ましかった。何とか立ち上がってスタートする。豊田湖エイドを出てしばらく、広島のKさんと併走。昨年リタイヤしているので今年はなんとしても完踏するという強い意志が感じられる。それに対して自分は弱気になり、完全に諦めている。この気力の差は直ぐに現れた。膝が痛くなり、木屋川沿いで彼女を追うのを止めた。完全に諦めムードでだらだら歩くことが多くなった。AM4時過ぎ、何とか俵山温泉に着いた。北九州ウルトラRCの大先輩、Nさん・Yさんと一緒になる。俵山温泉を出て道を間違え、なごやんさん等とうろうろする。そして徐々に夜が明けてきた。砂利ヶ峠手前で夜が明けた。どこで止めるかを考え始めた。 |
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しかしモチベーションが保てなかった。スタート前から完踏は無理だろうと決めてかかったり。いったい何のために参加したのか。正直言ってリタイヤの悔しさはあまりなく、さっさと止めて大会を手伝おうと、サバサバした気持ちだった。 これで萩往還250kmは2勝2敗。次は完踏して勝ち越そうとは思うが、このままではまた痛い目に遭うだろう。 |
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