晴のち土砂降り、、、第4回 萩往還練習会 2008年3月22-23日 |
||||||||
■ 第4回 萩往還練習会 | ||||||||
10人前後で行っているこの練習会も、萩往還マラニックに向けての夜間走対策として、すっかり定着した。しかし個人的には過去3回の練習会で、1回目は250kmリタイヤ、2回目は250km完踏、3回目は途中で川に転落して萩往還エントリーを断念と、あまりいい結果に結びついていない。
3月初旬、萩往還250kmのエントリーは済ませていた。しかし相変わらず病人に振り回されて、十分な練習ができないでいた。練習会にもついていけるかどうか不安だった。なにしろ、一昨年9月に国東半島100kmを走って以降、100kmを超える距離を走っていないのである。メンバーも早い人ばかりがそろった。不安だったので早い組・遅い組に分けようと提案したが、却下された。 |
H20年3月22日18時20分 仙崎をスタート |
|||||||
|
||||||||
萩往還マラニックの全コースガイドは、オフィシャルサイトまたはクニさんのサイトを参照下さい
|
H20年3月22日 北九州〜仙崎〜宗頭〜萩・・・スタート時は絶好の天気 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Page top | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
この練習会で一番気になるのは天気。雨や雪が付き物なのである。天気予報によれば、土曜日の天気は良いが、日曜日に雨が降りそう。降り出しが昼頃という予報を信じるしかないが、夜中に降り出したら最悪である。そのため雨天時のカッパや着替え等荷物が増えてしまい、11LのGregory
Reactorはパンパンになった。いつものように14:45の電車で黒崎を出発、下関から山陰線回りの列車に乗る。山陰線回りは今回4人、山陽・美祢線回りは5人、長門市でその美祢線からの列車に乗り換える。ところがその美祢線回りの列車が信号機故障で遅れた。待つ間、売店で缶ビールとつまみを買って飲む。
仙崎着は18時、快晴で気温は高め。スーパーで食料などを調達して、仙崎公園で記念撮影。そして18:20にスタートした。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Page top | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
スタート時、天気はいいし気温も高め、長袖Tシャツ1枚で走った。序盤は行広さん等と先頭を走る。三隅駅を過ぎ、R191号に合流するところに萩三隅道路の入り口ができていた。将来的には山陰道になるらしいが、当面は無料。R191沿いのローソンでパンと干し梅を買う。R191号を宗頭へ。大きな満月が上ってきた。1:44で宗頭着、昨年とほぼ同じペース。満月に照らされる三隅川の写真を撮りながら藤井酒店へと向かう。藤井酒店前の自販機でお茶を買う。藤井酒店からの上り、ゆっくり行こうと行広さんが言ったにも関わらず、先頭は走ってどんどん上っていく。ついていけず、早くも弱気になる。
R191号に出て鎖峠へ。萩三隅道路のおかげか、通行量は明らかに減っていた。ちなみに鎖峠を越えて三見への分岐手前の自販機まで、すれ違った車はわずかに9台だった。通行量が減って安心して走れるようになった。一方、三見川に沿って三見駅へと向かうところで萩三隅道路からのバイパスを横切るのだが、この交差点の信号機が撤去されていた。横断するのに苦労するかもしれない。スタートして3:26で三見駅着、スタート時の遅れは完全に取り戻している。ペースを落として欲しいが、先頭グループには全くそんな気はなさそうだった。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Page top | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
三見駅を出て、緩い上り坂、ちょっとした峠を越えて玉江へ向かう。朽ち果てた鳥居や怪しげなかかし、急に生暖かい風が吹いたりと、相変わらず不気味なところだった。いくつかの踏切を渡り海岸沿いに出る。ここから玉江駅までがちょっと長くて辛い。4:31で玉江駅着、さすがにちょっと眠たくなってきた。それでも萩市内の24時間スーパーまであともうちょっと。常盤橋から萩城前、徐々にペースが上がり、ついて行けなくなる。菊ヶ浜から寺町方面へ右折して何とかキヌヤにたどり着いた。仙崎からの34.4km、5:03だった。カップラーメンとトマトを食べた。さすがに冷え込んできたのでベストを着た。キヌヤをスタートしたは23:50、仙崎では20分遅れのスタートだったが、ここで早くも昨年と同時刻、今の自分には明らかにオーバーペース、吐き気がし始めた。
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
H20年3月23日 萩〜笠山〜虎ヶ崎〜萩往還・・・一人取り残される | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Page top | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
キヌヤをスタートして、食べた直後と言うことでしばらく歩いた。このまま笠山まで歩きたかったが、先頭グループは徐々にペースを上げる。雁島橋あたりから少し差が付き始めた。追い風なのに。越ヶ浜入り口のトイレで何とか追いつき、そこからは歩いて、笠山には6:45で到着。ここでも殆ど休まず直ぐ虎ヶ崎へ。笠山の周回道路では完全に取り残された。遅れ出すと眠くなり、眠くなると余計にペースが落ちる。7:13で虎ヶ崎着、そして何も飲まずに、そのまま道路の上にごろりと横になった。下水の真上でちょっと臭かったが、しばらく眠ったようだ。誰かに声をかけられて目を覚まし、飲み物も買わずに慌ててスタートする。
明神池に下りたところで、顔に雨粒が当たるのを感じた。越ヶ浜から帰りは向かい風、みんなとどんどん差が付く。萩焼会館手前のコンビニで休憩、コーンスープを飲む。遅れると迷惑をかけると思い、一人、先にスタートした。8:57で東光寺着。山門の写真を撮り、コーラを飲んでゆっくり休もうと思ったら、直ぐに追い付かれてしまった。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Page top | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
全員休まずスタートしていったので、コーラを飲みながら慌てて後を追った。しかし松陰大橋の上り坂で、またも差がつき始めた。御許町を左折、椿町を左折、その先でR262号に合流するところに新しく信号機付きの交差点ができていた。変電所を左折した辺りから雨足が強くなってきた。大屋川沿い、涙松への上りでちょっと元気になってきた。10:28で萩有料道路・萩往還公園に到着。各自、雨支度をしながらしばらく休む。自分はEPICのジャケットを着た。雨足も強くなってきたので県道・鹿背坂トンネルを走って、悴坂の谷を下る往還道に入った。川に落ちないように慎重に下る。昨年、落ちた場所は直ぐにわかった。その橋の写真を撮り、高津さんと記念撮影していたら、先頭グループとかなり差が開いた。明木川沿いで何とか追い付いた。みんなから、また落ちたのかと思ったと言われた。雨足はさらに強まる。幸い、Rajasは通気性もいいが、雨の染み込みが少なかった。11:24で明木市着、暖かいココアを飲みながら役場の車庫でごろりと横になる。行くよという声に渋々起きあがる。ホントはゆっくり休みたかったのだが。
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Page top | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
明木をスタート、しかし、一升谷では走る気力もなく、直ぐに先頭グループの姿が見えなくなった。先頭6人と後方3人に完全に分かれてしまった。こうなることは予想していたし、夜も明けてきたのでのんびり写真を撮りながら進んだ。40分ほどで五文蔵峠手前の休憩所に着く。到着と同時に先頭グループ6人はスタートしていった。しばらく休んで高津さんと一緒に行動する予定だったが、その高津さんから佐々並あたりで止めることになるだろうから先に行ってと言われた。いきなり言われても。どうしようか散々迷ってスタートしようとした時、先頭グループは既に峠の頂上。峠を越えて釿切の集落に出た時、先頭グループはR262号に上がり、そして直ぐに姿が見えなくなった。しかたなく一人、とぼとぼ走る。R262号に上がると、強烈な向かい風、真っ正面から雨が叩きつけてきた。最悪のコンディション、EPICのジャケットからも雨が染みてきた。寒い。ひとりぼっちなので余計に辛い。しかしもう引き返せない。寒くて眠くて胸が苦しくなってきた。道の駅あさひで高津さんを待とうかとも思ったが、落合の刎橋を渡り、千持峠へと向かった。千持峠の手前の休憩所に入る。ウィンドブレーカーも着てしばらく横になる。しかし風が吹き抜けて寒かった。じっとしているより動く方がまし。土砂降りの中、スタートする。体と足が暖まって筋肉や関節がほぐれるまで時間がかかった。13:40で佐々並着、缶入りミルクティーで体を温める。残り15km、相変わらず強烈な向かい風と雨だったが、ここまで来れば何とかゴールできそうな気になった。
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■ 佐々並〜板堂峠〜瑠璃光寺 | Page top | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
気合いを入れてスタートする。再びR262号に出て上り、ノンストップで走り続けた。さしものRajasにも水が染みてきたがお構いなし、そして首切れ地蔵まで一気に走った。14:13で到着、時刻は8時半過ぎ、先頭グループのやまもと君に、ゴールしたら連絡してとメールを送った。体が冷え切ってしまわぬよう、最小限の休憩でスタートした。県道に出て夏木が原キャンプ場までの長い上り坂も一気に走って上った。相変わらず雨足は強く、その雨が道路を川のように流れる。しかし既に全身びしょ濡れなので、気にならなくなっていた。夏木ヶ原キャンプ場から先は歩いて上り、そしてついに山口市に入った。階段を上り、そしてスタートして15:11、板堂峠に着いた。ここまで来れば後は瑠璃光寺まで約6kmの下り。もう大丈夫だろう。
いくらRajasとは言え、さすがに濡れた石畳は滑る。転けないようにゆっくり慎重に下る。下る途中、何となく女性の声が聞こえた。ドキッとして立ち止まるが、もちろん誰もいなかった。しばらく走ってまた聞こえた。30分ほどかけて天花畑に出た。 一の坂ダム付近でようやく携帯がつながった。先頭6人と佐々並で止めた高津さんは既にゴールして湯田温泉、温泉の森で待っていますとのことだった。一気に下り、そして10時35分、瑠璃光寺にゴールした。所要時間16:15。ホッとしたが、1時間もの差がついたのは不安材料。五重塔の写真を撮り、タクシーを呼んで湯田温泉に向かった。温泉の森でゆっくり体を温めて、打ち上げに合流。びしょ濡れ、寒くて辛い練習会だったが、何とか完走でき、おかげでビールが旨かった。 さあこれが本番に結びつけばいいのだが。 第20回山口100萩往還マラニック・レポート |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ウルトラの写真館 by U-san | Page Top | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Copyright(C) 2008 Uemura Naika Clinic(U-san),All rights reserved. |