博多ライトアップウォーク2013−博多千年煌夜
博多祇園山笠とゆかりの櫛田神社、東長寺、そして承天寺などの歴史的建造物が幻想的にライトアップされるイベントは、今回が8年目。年々、訪れる人が増え、なかなかゆっくり見て回れなくなった。例年、2-3回見に行くのだが、仕事の都合で、今年は11/2に1回見に行けただけだった。
今回は、櫛田神社・承天寺・東長寺・妙楽寺・順心寺に昨年から加わった円覚寺と節信院、博多小学校に代わって旧冷泉小学校の8会場でライトアップが行われた。また恵比須流・上竪町にある正定寺と、蓮池町にある妙典寺でもライトアップが行われ無料公開されたが、承天寺や櫛田神社などから少し離れていることもあって、見物客はやや少なくゆっくり見物できた。
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■ 承天寺

承天寺・仏殿
第三の清道のある承天寺は、仁治3年(1242年)の創建。
山笠の起源には諸説あるが、一般的には仁治2年(1241年)、承天寺開山の祖、聖一国師が、博多に疫病が流行した時、施餓鬼棚に乗って祈祷水をまいたのが、山笠の起源とされている。「うどん」・「そば」・「饅頭」などの製法を持ち帰ったのも聖一国師と言われる。
ライトアップウォークの時だけ公開される開山堂・聖一国師像や美しくライトアップされた洗濤庭・泉水庭など見所が多く、また今回も東流の舁山(天女降臨払暗雲)が展示された。

鐘楼

東流・舁山「天女降臨払暗雲」

開山堂

開山堂の聖一国師像

洗濤庭は、手前の白砂が玄界灘に、奥の緑庭が中国大陸に見立てられている。
方丈裏には、緑の多い泉水庭が広がる。

洗濤庭

洗濤庭

泉水庭

泉水庭
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■ 円覚寺

本堂
寛元4年(1246年)に創建され、大覚禅師蘭渓道隆を開山祖師とする。天正14年(1586年)に喪失した後、寛永13年(1636年)に聖福寺の塔頭寺院として再建された。福岡藩士立花実山直筆の「南方録」が伝承されており、茶と禅の道場として知られている。

前庭

中庭
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■ 順心寺
臨済宗の開祖・栄西禅師が日本最初の禅寺として1195年に聖福寺を建立。順心寺はその聖福寺三十九代夢庵顕一禅師によって1361年に開創された。
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■ 節信院
聖福寺の塔頭寺院で、1602年に創立された。

本堂

前庭
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■ 妙典寺
永徳元年(1381年)、筑後柳川に創建されたとされる日蓮宗の寺院。慶長8年(1603年)、立花宗茂の家臣、薦野増時によって現在の境内地が提供された。開堂法要の際、京都・妙覚寺の日忠上人とキリシタン教徒との間で宗教問答が行われ、日忠上人が勝利してキリシタン布教所の土地を与えられ、寺院が創建された。宗教問答に勝利したということで、勝立寺と名付けられた(石城問答)。

山門

本堂と竹灯明
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■ 正定寺

本堂と竹灯籠
鎌倉時代に浄土宗第二祖鎮西上人が開山した。

和傘

お地蔵様
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■ 東長寺

東長寺本堂と五重塔
大同元年(806年)に弘法大師(空海)により開かれた真言宗の寺院。弘法大師創建としては日本最古の寺院。
明治の神仏分離令より以前の江戸時代まで、東長寺に属する神護寺が櫛田神社を管理していたこともあり、第二の清道として舁き入れる。
これまで六角堂で正面に位置していたのは、2009・2011・2012年が地蔵菩薩、2010年が文殊菩薩だったが、今回は薬師如来だった。

山門の仁王像

本堂と鐘楼

六角堂の薬師如来

黒田家墓所
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■ 櫛田神社

櫛田神社楼門
博多の総鎮守、天平寶字元年(757年)の創立。江戸時代には東長寺に属する神護寺に管理されてうた。
博多祇園山笠はその櫛田神社に祀られる素盞鳴命への奉納行事である。正式には櫛田神社祇園例大祭と言われる。
15日の追い山笠では、山留をスタートした舁山は、櫛田神社の清道を回って博多の町へと出て行く。
境内にはいくつもの摂社・末社がある。

拝殿

拝殿内

拝殿横の生け花

注連懸稲荷神社
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■ 博多ライトアップウォーク2013地図
博多ライトアップウォーク2013博多ライトアップウォーク2013スライドショー Canon EOS 5D2 + EF24-105mm F4L IS USM
EF70-200mm F4L IS USM

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