さがん がばいウルトラ 葉隠走友会主催
第7回 佐賀城本丸ウルトラマラソン150km
 昨年、1月下旬開催となって参加出来なかった葉隠走友会主催の佐賀城本丸ウルトラマラソンだが、今回は正月開催に戻り、北九州ウルトラRCの仲間と参加した。例年、正月寒波に見舞われるこの大会だが、今回もまた厳しい寒波に襲われ、元旦の佐賀城→名護屋城は中止、2日の名護屋城→佐賀城のみの開催となった。
 この佐賀城本丸UMは、第3回から佐賀七賢人メモリアルと銘打って開催されてきて、今回は七賢人の本丸、肥前佐賀第十代藩主・鍋島直正公生誕197年スーパーメモリアルランとして開催された。と言っても鍋島直正公にちなんだ企画は特になく、いつものように元旦は名護屋城近く、鎮西町の民宿に集まって賑やかに飲んだだけだった。

雪景色(唐津市七山荒川)
前回の大会 2006年 第2回
2007年 第3回
2008年 第4回
2009年 第5回

■ 平成23年1月1日 雪で往路・佐賀城〜名護屋城中止

雪の舞う八坂神社に初詣(北九州市小倉北区)
 H23年の元旦は強風が吹き荒れ雪の舞う生憎の天気。佐賀城本丸UMを往復するへんないきものさんに連絡したら、往路の名護屋城往きが中止になったと返事があった。この天気では七山村・観音峠越えは無理だろう。2日も峠越えせず、多久・小城経由になるかもしれない。
 実家を12時過ぎに出て、雪の舞う中、八坂神社まで走って初詣、破魔矢を買う。小倉駅でN田さん・Y元くんと合流、途中、折尾駅からO庭さん、博多駅でこっちゃんが合流。もちろん小倉出発時から車内宴会は始まった。15時、佐賀駅着、一旦改札口を出てアルコール・つまみ類を調達。その時、こっちゃんが「携帯を忘れた」と言い出した。
 予定通り15:38発の唐津行きに乗車、ドコモに連絡してGPSで捜索してもらったら、武雄付近のハウステンボス号に乗車していることが判明した。
 この間、すっかりブルーになったこっちゃんだったが、ビールを飲んで直ぐ元気を取り戻した。唐津からバスで名護屋城博物館へ、、、大手口バスセンターが無い!、と思ったら道路反対側に移転していた。トイレに行く間もなく、ギリギリ、バスに飛び乗って、名護屋城着。コンビニでさらにアルコールを買い足し、18時、民宿・富士に到着。正月早々、話題に事欠かない遠征、この後の宴会は大いに盛り上がったが、、、一人は酔い潰れて吐いて、それを2階に担ぎ上げたり、大変だった。
唐津線の車中にて
2011年元旦・前夜祭

■ 平成23年1月2日 佐賀城本丸ウルトラマラソン(復路)
■ 前半:名護屋・民宿富士〜唐津〜浜玉町〜七山村〜観音峠

民宿・富士スタート前
 2日、午前4時起き、外はまだ真っ暗、雨が降っていた。パンを食べながら支度をしていたら、一瞬外が明るくなった。次の瞬間雷鳴。冷たい雨に雷、最悪のコンディション。まあ今回は、大村湾やさくら道の防寒対策をどうするかも目的の一つだったので、ちょうど良かったのかも。ちなみに上はメリノウールに長袖Tシャツ、ゴア、下はロングタイツとウィンドブレーカー、雨が降っているので普通の手袋の上からビニール手袋。雷雨の中、スタート前の記念撮影をして、AM5時4分、名護屋をスタートした。
 スタート直後、名護屋大橋の上で写真を撮ったりしたので、最後尾になった。と思ったら。6km手前に最初のコンビニ7E、しかし誰もいない。7.5kmのFMにもいない。主催者Kさん・皆勤賞S田さん等もいた先頭グループがなぜか道を間違えたらしい。FMで後続を待った。ここからY元くん・こっちゃん・Oさん等と一緒に走った。7時ちょっと前に西唐津の7E着、14kmに1:50、例年通りのペース。雷は遠くなったが、雨は相変わらず降り続いていた。上はゴアを着ていたので良かったが、靴は水が染みて足先が痺れてきた。
名護屋城〜唐津市内

名護屋大橋を渡る

唐津城

除雪車に追いかけられた
 7時半、唐津ロイヤルホテル手前のコンビニ着、こっちゃんの携帯が無くて連絡取れていなかったMさんも無事に合流し、8人でスタートする。Y元くん・こっちゃんが先頭を走り、Oさんとそれを追い、その後にコンスタントにひたひた走るS田さん、最後方にN田さんと主催のKさんという順番。R202号線・唐津バイパスを東へ、気温は相変わらず低めだが、幸い雨は小降りになってきた。
 23.5km、浜玉町のローソンに3:13で到着。この先、七山村を越えて熊の川温泉の先までの約30kmはコンビニがないので、肉まんなどを食べた。雨はほぼ上がったが、450mの峠越えも控えており、手袋は二重に、そしてヘッドバンドを、、、無い、持ってきたはずのヘッドバンドがない。仕方なくコンビニでネックウォーマーを購入。その先のスーパーまいづるで、先頭グループが止まった。手袋を買うため、9時の開店を待っているようだった。待つ間、ポケットに手を入れると、、、ヘッドバンドが出てきた。しかも12月のトレランで無くしたと思ってたヘッドバンドまで。ネックウォーマーを首に下ろし、ヘッドバンドを着けた。結構快適。県道経由でR323号に入る。雪化粧した山を見ながら、じわじわ七山村へと上る。今回の目標の一つが、七山村・観音峠越えで絶対に歩かないことだった。そのためペースは落とし、何度か立ち止まることもあったが、歩きは入れなかった。29.5km・七山温泉に4:33で到着、ほぼ例年通りのペース。雨はすっかり上がり、時々日も差したが、相変わらず寒い。サポートN尾さんの入れてくれたコーヒーで体を温める。
 七山温泉から観音峠まで約10km、峠に近づくと徐々に勾配もきつくなっていく。Y元くん・こっちゃんは見えなくなり、Oさんも快調に上って行った。追いかけようにも付いていけない。所々雪は残っていたが、凍結はしていなかったので何とか上れた。ただ時々除雪車がやってきて、それを避けるために右に行ったり左に行ったり。それにしても先行したグループの姿が見えない、この急坂をノンストップで上って行ったのだろうか。
唐津市〜七山村

浜玉町

七山温泉

七山温泉から峠へ

観音峠を越えると一面の雪

■ 後半:観音峠〜富士町〜佐賀城本丸ゴール

鼓の胴の松飾り前でゴール写真
 七山温泉から約1時間半、スタートして6:13で39.5km・観音峠を越え、佐賀市に入った。これからしばらく下りが続く。天気も良くなった。しかし上りで体力を使い果たした感じ、おまけに左胸や腰が痛み胸が苦しくなってきた。いったいどうしたのだろう、昨日、酔っ払いを介抱した時にどこかぶつけたのだろうか。峠を下り始めて約3km、ようやく先頭グループが休んでいたところに合流した。疲労困憊。だいぶ差が付いたので峠から歩いてきた、とこっちゃんに涼しい顔で言われて、、、ムッとした。座り込んでバナナカステラなど食べながらゆっくり休んだ。北山中を過ぎた辺りで、再び完全に離された。それまで後にいたS田さん、M田さんにも置いていかれた。特にきつかったのが嘉瀬川ダム横。道がフラットな上、歩道に雪が残って走りづらい。車が来ない時は車道を走った。嘉瀬川ダム横の自販機で休憩、ここでN田さんがついに車で5kmほどワープ、主催者Kさんもその先でワープすることになった。ということは自分が最後尾。
 スタートして8時間半で、53.5km・古湯温泉着。N尾さんが買ってくれてた白玉饅頭を一口食べ、その白玉饅頭をお土産に買おうと池の家に寄り道、サポート車に預けてスタートする。
 熊の川温泉の手前で、S藤先生が合流、この頃からいくらか体調が回復、ちょっとだけペースを上げた。9:44で道の駅大和に到着、ここで今回初めてビールを一口飲んだ。ゴールの佐賀城本丸まで残り12km。17時までにはゴール出来そうだが、脚全体に痛みが出てきた。ここから他のメンバーと一緒にしばらく歩きながら徐々にペースを上げていった。佐賀大和ICから3km弱、FMで最後の休憩。脚が痛かったので、一足先にスタートしてラン&ウォークで進んでいたが、陸上競技場を過ぎてゴールまで3km地点、Y元くん、こっちゃん、さらにOさんがすーっと抜いていった。S田さんにも追いつかれそうになり、ペースを上げた。佐賀駅を抜け、佐賀城まで走り続けた。先頭に離されまい、というより歩いてたら体が冷え切ってしまいそうだったので。そして16:40過ぎ、佐賀城鯱の門に到着、所要時間11時間39分、ほぼ例年通りのタイムだった。ちょうどサポートのN尾さん、車を取ってきたS藤先生も着かれたところだった。先にゴールしたはずのメンバーとゴール写真を撮ろうと佐賀城本丸歴史館へ。ところが誰もいない。先頭グループが佐賀駅でトイレ休憩している間に抜いてしまったようだ。間もなく続々とゴールしてきて、17時にゴール写真を撮影、タクシーなどに分乗して、ぽかぽか温泉へ向かった。
富士町〜佐賀城

完成間近の嘉瀬川ダム

古湯温泉で白玉饅頭を買う
16時50分、佐賀城鯱の門にゴール

■ 佐賀城本丸UM打ち上げ
全コース所要時間
通算距離 到着時間
 名護屋城〜唐津〜観音峠 40km 6:13
 観音峠〜富士町〜佐賀城 75km 11:39
 18時過ぎから佐賀駅近くの焼き鳥かちがらすで打ち上げ。元旦に続いて、よく食べよく飲んだ。参加賞の帽子にビッシリと寄せ書きして、21時前にお開き。3日は朝から仕事なので佐賀には泊まらず、缶チューハイを買って21:18の特急に乗り、北九州へ帰った。
 途中、博多駅で乗り換える時、リュックを車内に忘れるという大失態。慌てて到着ホームに戻り、無事、荷物を受け取ったが、忘れ物に始まり忘れ物に終わった今回の佐賀遠征だった。0時前、家に帰り着いた
佐賀城本丸ウルトラマラソン打ち上げ@「かちがらす」
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