お節料理−黒豆
U-san's Recipe
#225


R3.12/31
日に焼けて黒くなるまでまめに働き、しわが寄るまで息災にという願いを込めたもので、田作り・数の子とともにお節を代表する縁起物。
一ヽ堂お薦め、北海道産の黒大豆を一ヽ堂に教わった作り方で煮たが、艶々真っ黒の黒豆作りにダッチオーブンが威力を発揮する
■ 材 料
黒豆(黒大豆) 300g
砂糖 1・1/2カップ(250g)
塩 小さじ2杯半〜3杯
重曹 小さじ1/2杯
水 6カップ
黒豆(黒大豆) 200g
砂糖 167g
醤油 33mL
塩 小さじ1杯
重曹 小さじ1/3杯
水 6カップ半
■ 使用した鉄鍋
21cm Oijin Jr.
26cm Oijin
キッチンOijin深鍋
1. 黒豆煮豆の作り方
  1. DOで水6カップを沸かし、沸騰したら火を止める
  2. 洗った黒豆と材料を全てDOに入れ、もう一度火を点けて、沸騰したら直ぐ火を止める
  3. このまま一晩置く
  4. 翌日、火にかけ、沸騰するまで強火、沸騰したら水1カップを入れ、噴きこぼれないように注意しながらごく弱火で3-4時間煮る*
  5. 黒豆が煮汁から顔を出さないように、煮汁が少なくなったら差し水する
  6. 指でつまんで簡単につぶれるくらいになったら出来上がり、煮汁ごと容器に移す

R3.12/30 沸騰させたら、DOに入れたまま一晩置く
■ 備 考
いつも黒豆の生豆を買っている一ヽ堂さんに作り方を教わった。調味料を全て加えた煮汁に黒豆を入れて一晩置き、それから弱火で煮るだけ。時間は要するが手間はかからない。
黒く艶々した黒豆作りに錆びた鉄釘を入れたものだが、ダッチオーブンならその必要もない。また普通なら5時間煮るところ、DOなら3時間くらいでも十分柔らかくなる。この間、豆が顔を出さないように差し水するが、急な温度変化でしわが入りやすくなるのでお湯の方が良いらしい。
炊いた豆は自然に冷まして味を含ませる。この温めて冷ますが味を含ませるのに大事だそうで、3時間くらい炊いて柔らかくなったところでさらに一晩置き、翌日再度、1時間くらい火を入れて自然に冷ましてより味を含ませたりすることもある。
砂糖は、キビ糖や黄ザラメを使ったり、黒糖を混ぜたりする。水飴を混ぜると艶が出る。

2. 黒豆煮豆(醤油入り)
黒豆のレシピには醤油を入れるものも多い。昔、母も醤油を加えていたような気がする。
砂糖(+塩)だけの煮豆より、醤油の風味が加わって味が締まり、おかずにもなる。
作り方は通常の黒豆煮豆と同じで、醤油も含めた材料を最初から全て鉄鍋に入れ、一晩置いてから弱火で煮る。レシピによっては、最後に醤油を加えるものもある。
下写真、醤油を加えた黒豆煮豆は、最初に4時間くらい煮て一旦冷まし、翌日再度1時間くらい火を入れてそのまま自然に冷ましている。

R7.4/5-6 醤油を加えた黒豆の煮豆。2日目に再度火を入れた

3. 黒豆リメーク・レシピ
普段、黒豆は300gくらい使うが、たくさん作って余ることも多い。そんな時は、ちょっとした味変を楽しむ。
下写真はマスカルポーネで和えたもので、黒豆の甘みにマスカルポーネのコクが加わって飽きが来ない。
サラダのトッピングに使っても美味しい。

R6.1/16 黒豆&マスカルポーネ
黒豆と煮汁を別々に加えるだけでなく、ハンドブレンダーで潰したり、煮詰めてあんにしたりすると、いろいろなパン・スイーツに使える。
1. 黒豆と煮汁を分け、そのまま生地に加える
2. 煮汁だけ、または煮汁と黒豆をフードプロセッサー・ハンドブレンダーにかける。濃さは豆乳で調整
3. 煮汁と黒豆をハンドブレンダー等で潰し、煮詰めて黒豆あんにする

H30.1/20 黒豆のホイップ・パウンドケーキ

R4.5/18 黒豆のシフォンケーキ

R7.1/5 黒豆あん入り食パン
ダッチオーヴン・レシピ集豆料理煮もの・煮豆
ダッチオーヴン・レシピ集豆種類別黒豆
ダッチオーヴン・レシピ集お節料理


4. 黒豆あん

R7.1/5
黒豆に煮汁を足してハンドブレンダー等で潰し、小型DOで煮詰めていく。
食パンやケーキに
■ 材 料
黒豆煮豆 100g
黒豆煮汁 大さじ2-3杯
■ 使用した鉄鍋
5" CountryKettle
■ 作り方
  1. 黒豆は20-25gくらい取り分けておく
  2. 残りの黒豆に煮汁を加えて、ハンドブレンダーでしっかり潰す
  3. Baby DOに移し、弱火で煮詰めていく
  4. 適度な固さに煮詰めたら、取り分けておいた黒豆を混ぜる
黒豆あん入りミニ食パン”用に作った黒豆あん。ケーキに混ぜても良いだろう。


5. 黒豆プリン

H28.1/6
残った黒豆の煮汁を使って作る黒豆プリン。
煮汁に豆乳などを足してゼラチンで固めるだけ
■ 材 料
黒豆・煮汁 150mL
豆乳 150mL
ゼラチン 6g
黒豆
ホイップクリーム*
■ 作り方
  1. 煮汁には黒豆を足して上記の分量とし、フードプロセッサーにかけて、ザルで漉しておく
  2. 豆乳を湯煎して温めたら、ゼラチンを入れて、溶かす
  3. 黒豆の煮汁と豆乳を混ぜ、ザルで漉して器に入れ、冷蔵庫で冷やし固める
  4. 固まったら、上に黒豆を飾る
■ 備 考
残った煮汁に豆乳(または牛乳)を足してゼラチンで固めるだけ。煮汁にどれだけ黒豆を加えるかは特に決めていない。煮汁には十分な甘さがあるので、砂糖を足す必要は無い。
下写真の黒豆プリンは、煮汁150mLに豆乳100mL・生クリーム50mLで作り、ホイップクリームを絞って、その上に黒豆を飾った。

R4.5/29作


6. 黒豆ぜんざい

R7.2/2
黒豆と黒豆煮汁に豆乳を加えた黒豆リメークぜんざい
■ 材 料
黒豆煮豆 180g
黒豆煮汁 80mL
豆乳 400mL
■ 使用した鉄鍋
21cm Oijin Jr.
■ 作り方
  1. 黒豆は60gくらい取り分けておく
  2. 残りの黒豆と煮汁をフードプロセッサーかハンドブレンダーにかけ、豆乳を加えてよく混ぜる
  3. DOに移して温める
  4. 焼いた餅を器に入れ、温めたぜんざいを注ぎ、残しておいた黒豆を飾る
■ 備 考
黒豆と煮汁をフードプロセッサーかハンドブレンダーにかけて潰し、豆乳を混ぜて濃さを調節した。黒豆・煮汁と豆乳の割合はかなりアバウトで、上記分量だと豆乳が黒豆の2倍量くらいになるが、黒豆の旨さは十分味わえる。黒豆プリンと同じようにザルで漉せば舌触りが良くなるだろう。
黒豆ぜんざいには、下茹でした黒豆と渋切りした小豆を混ぜて炊いていく、黒豆入り小豆のぜんざい的なレシピもある。
なお、ぜんざいに添えたのは、“クリームチーズと干し柿の糠漬け”。糠に漬けたクリームチーズは濃厚な味わい。干し柿も程よい酸味・塩味が加わり、ぜんざいよりむしろお酒の良いつまみになる。

餅は、仁多米の玄米餅

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