平成19年9月 久し振りのウルトラは、予想通りのDNF |
■ 9月2日 玄海100km海岸清掃前編:東郷〜勝浦浜マラニック
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ギリギリまで迷って、結局玄海100kmUMにエントリーした。間に合うはずないとわかってはいたが、最後まで悪あがきしよう。
大会2週間前の日曜日は恒例の勝浦浜海岸清掃が行われる。コース終盤、ウミガメが産卵にやってくる海岸をきれいにして、本番でも気持ちよく走ってもらおうというものである。AM8時に塩浜公民館に集合し、塩浜側から勝浦側へゴミを拾って歩く。2004年から北九州ウルトラRCメンバーと参加し、清掃後に走って帰ったりしていた。ところが今年の会報に載った案内を見ると、福間駅8時半集合で現地まで走るとなっている。これでは海岸清掃に間に合わない。意味がない。
ということで密かに単独マラニックを計画した。東郷駅から大井ダムを越えて走る。距離は8.6km、1時間見ておけばいいだろう。そこに下関の滝川君から問い合わせがあり、クラブのメンバーと走っても間に合わないので東郷から走ると返事した。そして当日、5時半に起きてまず黒崎駅まで走り、JRで滝川君と合流、東郷駅を7時にスタートした。
スタート直後は曇り空だったが、途中で雨が降りだした。標高40-50mくらいの所を越えるのだが、ダラダラ長い上り坂で、ちょっときつかった。道を確認するため立ち止まったら、一人のランナーが追い付いてきた。海岸清掃ですかと声をかけた相手は光安さん、玄海100kmに出れば優勝のランナーだった。まずいところで一緒になったものだ。雑談しながら上り坂の頂上まで一緒に走ったが、その後は直ぐに離されてしまった。コンビニで氷を買い、8時過ぎに塩浜公民館に着いた。
早速ゴミ袋を持って海岸に向かう。集まったランナーは20名ほど、時々雷が鳴り雨も降ったが、カンカン照りよりは楽だったかもしれない。ゴミも少ない感じだが、大きな台風の直撃を受けていないためか、あるいはシュモクザメ騒動で海水浴客が少なかったためか。いつもより作業ははかどり、殆ど終わろうかという頃になって、ようやく北九州ウルトラRCのメンバーが到着した。11時に作業終了、ゴミを一箇所に集め、塩浜公民館に戻って弁当を食べる。この頃から真っ暗になって雷と共に雨が降り出した。
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勝浦浜海岸清掃 |
ゴミ袋を持って海岸を歩く、遠くに真っ黒な雲が |
こんな危ないゴミも |
きれいになった海岸を歩く |
集められたゴミの山 |
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■ 9月2日 玄海100km海岸清掃後編:勝浦浜〜とり正マラニック
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海岸清掃後、北九州ウルトラRCメンバーはウェルサンピアまで走ることになっていた。この日、クラブランザローテのお遍路マラニックという、博多から篠栗経由でとり正までのマラニックが開催されていた。そのメンバーと会おうと思い、清掃後またも単独でのマラニックを計画していた。コースは勝浦浜から東郷橋、赤間、猿田峠、植木経由でとり正までの31km。とり正に行くならと、北九州ウルトラRCのメンバー・西田さんが教育大前から走ることになった。
しかし、昼食を食べている頃から空は真っ暗、雷雨となっていた。止めようかと思ったが、みんなに見送られ、12時15分に塩浜公民館をスタートした。そして直後に土砂降りとなった。
でも猛暑に比べたら走りやすかったかもしれない。雷も鳴ってはいたが稲光は見えず、恐怖感もなかった。ダラダラの上り坂を越えて福津から宗像へ。釣川沿いに出るとしばらくは平坦な道になる。雨は上がったが、今度は蒸し暑くなってきた。途中で吐き気がしてきたので、1km7分くらいでノロノロ進む。赤間駅を過ぎた頃、西田さんから教育大前駅に着いたと連絡が入った。この頃、ふやけた足にできたマメが痛みだし、さらにスピードダウン。何とか赤間上町に着き、コンビニで氷とアイスクリームを買った。そこになぜか西田さんが現れる。道を間違えたらしい。西田さんを追ってスタート。しかし追いつけなかった。吉留を過ぎて上り坂。マメが痛くて歩く。17.5km、猿田峠は2時間半で通過。下り坂でも何度も休み、雨にも降られ、気が滅入ってきた。20km地点・新延には3時間かかった。コンビニで休む。こんな時にはビールに限る。残り11km。
新延から植木へ、緩いアップダウンが続く。植木からは犬鳴川に沿って北上する。中島橋手前の大公孫樹付近で、北九州ウルトラRCメンバーからTelがかかってきた。既に打ち上げ中、飲んで盛り上がっている様子。早くゴールして飲みたい。中島橋を渡り、旧長崎街道・木屋瀬宿へ。残り2km、足が痛くてかなり歩いた。スタートして5時間8分、ようやくのことでとり正にゴールした。早速風呂を借り、そしてランザローテの打ち上げに乱入した。
この日のお遍路マラニック、世話人は中馬さんという。鉄道ファンで、今度北九州で写真展を開催するというので、挨拶も兼ねてとり正へ行ったのだった。案内のチラシをもらってビックリした。鉄道少年探偵団と書いてあった。実は自分もかつては鉄チャンで、彼らの写真集を持っていたのであった。ようし、来週は走って写真展を見に行くぞ。
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勝浦浜toとり正マラニック |
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木屋瀬宿 |
犬鳴川沿いの大公孫樹 |
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クラブランザローテ・お遍路マラニック打ち上げ
挨拶しているのは同じく勝浦浜から走った大神さん |
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土砂降りの勝浦浜清掃マラニックでマメができ、またも一週間サボってしまった。この日は鉄道少年探偵団の写真展「昭和40年代の鉄道風景」を見に行く予定にしていた。当初、門司港まで走って行く予定だったが、近くに風呂がないので、写真展を見てからとり正まで走ることにした。旧電車通りを走り、大蔵から河内貯水池・田代を越え、とり正までの37km。Tシャツ・ランパンにウェストポーチという軽装で電車に乗り門司港へ。駅近くの九州鉄道記念館に行き、中馬さん達の写真展など、1時間ほどゆっくり見て回った。ただ、この時点で、再び 鉄ちゃん復活、走るのをサボって撮り鉄に出かけることになろうとは、思ってもいなかった。
12:15に鉄道記念館をスタートする。3号線を走って小倉へ。風に秋の気配を感じるようになり、走りやすかった。それでもペースは1km7-8分くらい。2時間で荒生田に着き、スピナでトイレに入る。大蔵から河内貯水池方面へ左折、ゆっくりとだが歩かず走って上る。途中、豊町に湧き水がある。冷たくて気持ちいい。ペットボトルのお茶を捨て、水を詰めた。スタートして3時間で河内貯水池堰堤に到着し、駐車場でしばらく休む。田代から一気に上り、4:10で田代トンネルを抜けた。長い下りを快調に走って17時半、スタートして5:15で無事とり正にゴールした。
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北九州市東西横断マラニック |
スタートは門司港の九州鉄道記念館 |
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河内貯水池への上り
豊町の水場で水を浴びる |
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2007玄海100kmウルトラマラソン |
■ 9月16日 練習不足で予想通りのDNF
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2007玄海100kmウルトラマラソン・レポート |
昨年、大型の台風直撃で大会が中止。2年ぶりに鼻血リタイヤの屈辱をはらす時、、、となるはずだった。しかし、病人抱えたりで5月以降は殆ど走れなかった。月間平均44km、こんな状態でこの玄海の難コース、走りきれるはずがないのである。
わずかな望みを託して今年は3時のアーリースタートにした。しかし前夜の激しい雷雨、東シナ海を北上した台風の影響などで、かなり蒸し暑くなった。スタート時点で気温27℃、湿度90%くらいだっただろう。それなのに序盤飛ばしてしまい、アッという間に潰れた。上り坂は殆ど歩き、下り坂でも足は動かなかった。40kmから50kmにかけての辛い区間はカンカン照り。少しは雨でも降ってくれないかと思ったら、70km以降激しい雷雨となってしまった。おかげで股擦れもマメもひどくなり、最終的に86.1km・鐘崎の関門に引っ掛かった。
最近の練習量では完走は無理だとわかっていた。それだけに86kmまで走れて、少しは満足していた。しかしやはり物足りなかった。これからどうやって立て直そう。
大会の詳しい経過は、 2007玄海100kmウルトラマラソン・レポートへ。
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2007玄海100kmウルトラマラソン |
70km過ぎ、汐入川沿いの悪路で土砂降り |
津屋崎の夕焼け |
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今月の記録 |
走った日数 |
月間距離 |
平均 |
1月からの累計 |
5日 |
182.8km |
36.6km |
50日 |
1020.5km |
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