ランニングダイアリー2004---100km超のウルトラへ

平成16年5月 第16回山口100萩往還マラニック250km
萩往還250km完踏記&写真集(写真計45枚)
■ 5月2日 いざ山口へ
 昼前に出発、北九州URCの高津さん・前村さんと一緒に山口へと向かった。下り坂という天気予報が信じられないくらいの好天で、GWの渋滞も心配されたが、1時間半ほどで山口に着いた。瑠璃光寺で受付を済ませ、荷物置き場の集会場へ。今年250kmには415人と過去最多の人数がエントリーしており、集会場は足の踏み場もなかった。
 15時から県警武道館で説明会。終わってからUMMLerの記念撮影。ざっと20-30人はいただろうか、もちろん知っている人はいない。集会場に戻って着替え、最後の装備チェック。この頃からだんだんと雲行きが怪しくなり時折雨がぱらつくようになったが、走るのには気にならない程度。預ける荷物は宗頭の1箇所だけ、ウインドブレーカー上下とポンチョは背負っていくことにした。17時スタート地点の瑠璃光寺へ。
 北九州URCや多くのUMMLerと記念撮影したり挨拶したりして回った。大会実行委員長の小野幹雄さんから医療関係者の目印である緑十字を受け取ったが、自分が倒れたらどうしよう。
 18時「エイエイオー」のかけ声とともに第一ウェーブがスタート。そして18:10、初の萩往還250kmが始まった。
■ 5月2日〜4日 雨の萩往還マラニック250km
 詳しいレースの経過は完踏記にまとめるとして、初の超長距離となった今回の萩往還マラニック250km参戦は、完踏したものの反省点ばかりだった。
最悪だったのは、序盤追い風の中でのオーバーペース。一時は豊田湖でのリタイヤも考えた。回復するまで相当な時間を要した。
雨対策も十分じゃなかった。三日間これだけ降られるとは思ってなかった。ただ暑くなりすぎず、足を冷やすこともできたので、恵みの雨ということもできる。
睡魔も辛かった。雨が降っていたので、眠くなったら道路脇で直ぐ休むというわけにいかなかった。
5月2日:瑠璃光寺スタート→豊田湖
レース序盤は時折雨が降る程度で、追い風に乗って気持ちよく走れた。しかしこれが落とし穴。調子に乗って飛ばしすぎた。豊田湖のエイドに着いたときは、吐き気がして何も食べられなかった。何とかうどん半分弱を食べたが、1時間休むことになり、序盤からつまずいた。
5月3日:豊田湖→俵島→千畳敷→青海島→宗頭→藤井酒店
豊田湖を出発して、吐き気と空腹、眠気に襲われた。体が温まらない上に雨も強くなってきた。たまたま道路脇にバス停らしき小屋を見つけ、そこで仮眠を取った。これでだいぶ回復し、食欲も出てきた。夜が明けると雨も上がり、少し暑くなってきたが、川尻岬から再び雨となった。暑くなりすぎなかったのが自分にとっては幸いだった。
千畳敷の長い上りは無理せず早歩きで登った。各エイドではゆっくり休みしっかり食べた。仙崎から鯨墓往復はランとウォークを交互に繰り返す走り方で体力を温存した。
宗頭には22時に到着し、30分の仮眠を取った。
5月4日:藤井酒店→笠山・虎ヶ崎・東光寺→往還道→瑠璃光寺ゴール
宗頭を出発して直ぐに土砂降りとなり、せっかく履き替えた靴の中は水浸しになった。股ずれがひどくなり、鎖峠からの下りで右足が痛み出した。痛み止めを飲んだり塗ったりしてだましだまし走っていた
往還道に入った頃、足の痛みは極限に達し、平地も走れなくなった。雨のせいで足の裏がふやけていたが、幸いマメは全くできなかった。そのため往還道では水たまりを走り、足を冷やすようにした。これが功を奏したかどうかわからないが、最高点・板堂峠を越えてからは痛みがかなり和らぎ、往還道を下って天花畑から瑠璃光寺まで休むことなく一気に走り、45時間31分33秒でゴールした。
ゴールした瞬間は何とか辿り着いたという安堵感だけだった。足も体もボロボロで、感動は湧いてこなかった。早く風呂に入りたい、早く横になりたい。
来年は仕事があるので140kmにするつもりだったが、もう一度この難コースに立ち向かいたいと思い始めた。

詳しい完走記と写真集は萩往還マラニック250km完踏記
萩往還マラニック完踏証
■ 5月8日 萩往還後初練習で転倒
 萩往還後、中三日の休みでトレーニングを再開したが、右足はまだパンパンに腫れていた。走れば痛むし、リハビリのつもりでゆっくり走っていた。しかしまだ回復していないのだろう、下り坂で舗装のちょっとした段差に足を取られ、こけてしまった。肩・肘は擦り傷だらけ、右肩を激しく打ちつけて腕までしびれてしまった。
■ 5月31日 遅れる回復
 5/26、久しぶりに献血に行った。Hb12.6g/dlと、まだ正常値には戻っていない。5/23には久しぶりに遠賀〜玄海〜津屋崎と45km走ったが、かなりきつかった。おそらくシンスプリントだろう、右下腿の痛みがなかなか引かない。足も体調も回復不十分なまま、ただダラダラと走り続け、萩往還後の距離は何とか200kmに届いた。

今月の記録 走った日数 距離 平均 1月からの累計
15日 453.3km 30.2km 71日 1735.2km
ランニング日記2004
1月 大村湾と萩往還
  いぶすき菜の花マラソン
  大村湾下見
  大雪とカゼ
2月 畑貯水池駅伝
  大村湾一周UM160km
3月 岡の里名水マラソン
  Gregory Reactor
  花見マラニック
4月 萩往還までの1ヶ月
  さが桜マラソン
  麻生林道ナイトラン
  遠賀〜津屋崎マラニック
5月 萩往還マラニック
  萩往還後
6月 金剛山マラニック
  天体界道にちなんおろち
  ウルトラ一周年
7月 風師山&竜王山
  風師山マラニック
  竜王山マラニック
8月 楽松師匠ピースラン
  肝試し・麻生林道ナイトラン
  三瀬黄昏ラン
  イノシシ
9月 勝浦浜砂浜清掃
  落雷
  玄海100kmUM
  秋田内陸100km
10月 左足故障
  四万十川UM
  CPK:筋肉のダメージ
  三瀬林道M救護班
11月 右足も
  旭グリーンアドベンチャー
  いびがわマラソン
  成田山&大島
  九州森林マラソン
12月 最高体重
  青島太平洋マラソン
  三瀬忘年ラン

月別走行距離

ウルトラマラソン写真館
大村湾一周UM160km
萩往還マラニック250km
天体界道にちなんおろち100km
ピースラン・サポート記
玄海100kmウルトラマラソン
秋田内陸リゾートカップ100km
四万十川100kmウルトラマラソン
旭グリーンアドベンチャー

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