ランニングダイアリー2004---100km超のウルトラへ

平成16年10月 左足を痛めたままウルトラ一ヶ月3戦目へ
■ 10月6日 整形外科
 秋田内陸100km以降、全く走っていない。玄海100kmで痛めた左足、秋田内陸100kmがダメを押した。秋田のあと、体重が3kg増えていたが、どうやら足が腫れていたためのようだ。腫れが引くのに1週間かかったが、その後もなかなか痛みが取れず、足を曲げるのが困難だった。歩くのには支障ないが、何かの拍子に激痛が走る。
10/6、同期の整形外科医を訪ねた。X線では骨折を認めず、伸筋支帯の炎症だった。
 玄海のあと筋肉のダメージが回復しきらないまま秋田を走ってより大きなダメージを受けたことは、血液検査の結果からも明らかだった。例えば筋肉のダメージの指標となるCPKは、玄海100km後完全に正常化しないままで秋田に行き、玄海後の3倍以上に跳ね上がった。
張り切ってエントリーし過ぎ、もう少し間隔を空けるべきだった。
■ 10月11日 トレーニング再開
 秋田から2週間、四万十川まで1週間、さすがに焦りを感じだした。無理して再発したら意味はないが、全く走らないのも不安である。10/11・13と2日だけ走った。幸い左足関節はあまり気にならず、何とか正座もできるくらいまで回復していた。体重増加、練習不足のまま、四万十川へ向かった。
平成16年10月17日 四万十川ウルトラマラソン
四万十川ウルトラマラソン完走記&写真集
■ 10月17日 1ヶ月に100km×3大会、制限時間12時間30分・・・四万十川ウルトラマラソン
 抽選大会だからはずれることもあるだろうと申し込んだら見事に当選、1ヶ月間に100kmのレースを3回走ることになった。ウルトラを走るようになってまだ1年ちょっと、玄海・秋田連チャンによる左足故障を考えたら無茶し過ぎかなという気がした。
 問題はこれだけではない。不便だからこそあの自然・清流が残されたのかもしれないが、遠いのである。仕事を休まず参加するには、夜行バスで帰るしかない。21:20の高速バスに乗るには、中村駅19:10の特急しかない。四万十川UMのゴール制限時間は14時間(19:30)だが、着替え・会場からの移動を考えると、12時間30分(18:00)がリミットである。
 前日仕事を終え、福岡空港へと急ぐ。高知行きの便は出発が40分遅れたが、タクシーで高知駅に向かい、無事、18時過ぎに中村着。民宿「鮎」まで歩き、早速夕食。ビール・缶チューハイなどを飲んで、22時に就寝。
大会当日は2時過ぎに起き、朝食後、4時に宿を出発。循環バスで会場に向かった。
いい天気になりそうだが、その分少し冷え込んだ。会場でUMMLerの中村さん、吉田さん、しゅんさん、宮城さん、丹代さんや山崎さん、風間さん、浦さん等に会い、記念撮影をする。
 篝火に照らされ、AM5:30、スタート。100kmだけで1500人参加するので、スタートに時間がかかり、ゲート通過に2分かかった。その後も前に出られず、1km7分くらいだった。しかし特急に乗り遅れるわけに行かず、2km過ぎてから1km6分にペースを上げた。序盤10km過ぎから上りが始まるが、山崎さんからもノルマがあるだろうと檄を飛ばされた。序盤21kmの峠まで、ペースを落とすことなく上り切り、そのまま下りへ。後続のランナーにどんどん抜かれたが、飛ばし過ぎて足を痛めたらまずいので抑えて走る。
 天気もよく、34km付近からは清流四万十川を眺め、写真を撮ったりしながら気持ちよく走った。気温がやや高くなり、塩を置いていない給水ポイントがあったのが少し気になった。前半50kmは10km/1hrのイーブンペースを維持、11時間台かなと思ったが、甘くはなかった。
 50kmを過ぎて最初の沈下橋、半家沈下橋を渡る。この頃から左膝周辺の痛みが気になりだし、鎮痛剤を飲んだ。中盤54km過ぎの峠は一気に走りきったが、その下りがきつく、足の痛みがさらに強くなってきた。エイドで休んで走り出そうとすると、激痛が走る。62kmカヌー館レストステーションで約10分と少し長めの休憩を取った。しかし足は一向に良くならない。この後、80kmくらいまでは1km8-9分までペースが落ちた。このままでは12時間半も危ない。
 長く休むとかえって足が動かなくなるためエイドでは最小限の休憩に止め、足に水をかけたり、鎮痛剤のローションを塗ったりしながら、騙しだまし走った。90km過ぎ、痛みとガス欠でフラフラしながらもゴールを目指す。ちょっと頑張れば12時間も切れそうだったが、その気力は残っていなかった。ゴール直前にきつい上りが待っていたが、何とか走りきった。上りきってからゴールまでもかなり長く感じられたが、沿道からの紙吹雪、篝火に迎えられ最後の一頑張り。17:36、無事ゴールした。
 ゴール後前村さん等と記念撮影、急いで着替えて循環バスに飛び乗り、18:40中村駅着。駅前のコンビニで缶ビールと弁当などを買って特急に飛び乗り、無事高速バスに間に合った。

詳しい完走記と写真集は四万十川ウルトラマラソン完走記&写真集
四万十川ウルトラマラソン完走証
■ 10月19日 CPK
 1ヶ月間に3回の100kmが何とか終わった。2週連続となった玄海・秋田から3週間空き、何とかなるだろうと練習もせず四万十川に臨んだ。しかしダメージは大きかったようだ。秋田の後ほどではないが、左足は腫れ上がった。筋肉のダメージを示すCPK値は、玄海・秋田が翌々日、四万十川が翌日の検査という違いはあるが、過去最高を記録した。
 長い距離のレース後、完全回復には3週間かかるとある人から言われたが、来年はもう少し余裕を持ったスケジュールを組んだ方が良さそうだ。取り敢えず年内予定のウルトラはこれで終わり。
100km大会名 玄海 秋田 四万十川
大会 H16.9/19 H16.9/26 H16.10/17
検査日 H16.9/21 H16.9/28 H16.10/18
CPK 1935 6310 6438
タイム 13h10m 12h24m 12h04m
タイムとCPKは反比例?
■ 10月24日 三瀬ざっといかんばい林道マラソン救護班
 コース図作成、真夏の試走会と、力を入れていた三瀬の林道マラソンだったが、1ヶ月100km×3戦が応えて足の痛みが引かず、参加を取りやめてボランティアに回った。
 朝が早いので、三瀬村のやまびこ交流館に泊まった。どうせ走らないからという気の緩みから、ちょっと飲み過ぎてしまった。朝起きて、参加するメンバーの血圧を測定した。それから会場へ。
 大会当日は爽やかな秋晴れとなった。会場でもスタッフが参加者の血圧測定を行う。高かったらこっちがチェックして、時間をおいて再測定。気が付いたら7:50を過ぎていた。間もなく8時組がスタートする。急いで移動しようとしたが、他の救護スタッフを送ることになり、8時組の第一給水所通過には間に合わなかった。林道を飛ばし、高山十字路から下ったところで早くも先頭ランナーが来た。狭い林道を続々とランナーが上ってくる。道路 脇に車を止め、カメラを構えることにした。ランナーが通り過ぎてから第一給水所へと向かった。
今回の大会には昨年の3倍、500人を超えるランナーが参加した。この大会の特徴は、自分の走力に応じて距離はフルから34km・17km・10km、スタート時間も8時から11時までが選択できること。そのため、エイドがごった返して混乱することはなかったように思う。投げ捨てられるゴミも殆どなかった。救護班は白浜先生以下、医師4人、救急車1台などが待機して万が一の事態に備えた。
 爽やかな秋空の下、タイムを競って必死に走ると言うより、みんな楽しそうに走っているのが羨ましかった。特にコース半ばのエイドではおにぎりがよく売れたようで、第一給水所でも残りわずかとなったおにぎりを他のエイドへ回すことにした。晴れて汗をかいているランナーを見て気になったのはどこのエイドにも塩が置いていなかった(梅干しもなかった?)こと。幸い第一給水所のあった公民館に塩が置いてあったので、それを各エイドにも配ってもらった(勝手に取ってごめんなさい)。
 こうして大きなトラブルもなく、無事に大会は終了。大会後は役場で懇親会、その後はまた交流館に移動して打ち上げ。
第2回三瀬「ざっといかんばい」林道マラソンスナップ

スタート前に全員血圧測定を受ける

右は柳川さんと伴走の田中宏暁さん(高山十字路下)

爽やかな秋空の下、地元の方の声援を受けて走る

親子連れでウォーキング(第一給水所前)
■ 10月31日 足が痛い、、、
 三瀬の林道マラソンを回避したものの、足の痛みはなかなか引かず、すっかりさぼり癖が付いてしまった。トレーニングを再開したのは10/29。この間、体重は3kg増えた。そのせいで、ペースは上がらないし、足の痛みも気になる。
 結局今月は今年最低の5日、144.5kmに終わった

今月の記録 走った日数 距離 平均 1月からの累計
5日 144.5km 28.9km 135日 3065.0km
ランニング日記2004
1月 大村湾と萩往還
  いぶすき菜の花マラソン
  大村湾下見
  大雪とカゼ
2月 畑貯水池駅伝
  大村湾一周UM160km
3月 岡の里名水マラソン
  Gregory Reactor
  花見マラニック
4月 萩往還までの1ヶ月
  さが桜マラソン
  麻生林道ナイトラン
  遠賀〜津屋崎マラニック
5月 萩往還マラニック
  萩往還後
6月 金剛山マラニック
  天体界道にちなんおろち
  ウルトラ一周年
7月 風師山&竜王山
  風師山マラニック
  竜王山マラニック
8月 楽松師匠ピースラン
  肝試し・麻生林道ナイトラン
  三瀬黄昏ラン
  イノシシ
9月 勝浦浜砂浜清掃
  落雷
  玄海100kmUM
  秋田内陸100km
10月 左足故障
  四万十川UM
  CPK:筋肉のダメージ
  三瀬林道M救護班
11月 右足も
  旭グリーンアドベンチャー
  いびがわマラソン
  成田山&大島
  九州森林マラソン
12月 最高体重
  青島太平洋マラソン
  三瀬忘年ラン

月別走行距離

ウルトラマラソン写真館
大村湾一周UM160km
萩往還マラニック250km
天体界道にちなんおろち100km
ピースラン・サポート記
玄海100kmウルトラマラソン
秋田内陸リゾートカップ100km
四万十川100kmウルトラマラソン
旭グリーンアドベンチャー

大会参加2004
いぶすき菜の花マラソン
大村湾一周UM160km
岡の里名水マラソン
さが桜マラソン
萩往還マラニック250km
天体界道にちなんおろち100km
玄海100kmウルトラマラソン
秋田内陸リゾートカップ100km
四万十川100kmウルトラマラソン
旭グリーンアドベンチャー
いびがわマラソン
九州森林マラソン
青島太平洋マラソン

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