| 平成16年8月 三遊亭楽松師匠の長崎〜広島ピースラン | 
          
          
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       ■ 8月7-8日 涼を求めて、でっでっ出たぁー・・・麻生林道ナイトラン 
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        相変わらずの猛暑である。炎天下走るのはあまりに危険。そのためか、北九州URCナイトランには16人も集まった。メンバー外の参加者も多い。コースはJR黒崎駅から中央町経由で小倉駅に向かい、守恒・徳光・道原から麻生林道を走って田代へ抜け、畑トンネルを越えて黒崎に戻る約57km。アスファルトに熱気の残る22時、病院前をスタートした。 
       夜になっても風がなくかなり蒸し暑い。前回より1ヶ所コンビニ休憩を増やし、小倉へと向かった。前回同様、小倉駅を0時に再スタート。少し走ると直ぐ汗びっしょりになる。バックパックの中のリザーバタンクには、凍らせた水2Lを入れておいたが、いつでも冷たい水が飲めるというのがありがたい。それでも徳光あたりまで来ると、休んでいる間に汗が引いて体が冷えてきた。 
       AM3時前に麻生林道に入る。暑いせいか誰も走ろうとせず、水場まではダラダラ歩くことが多かった。水場を過ぎ、集団から少し離れ上野さんと先頭を走っている時だった。手に持ったLEDライトの明かりの中に、白い巨大なビニール袋が浮かび上がった。何かなぁと思ってそのまま走っていくと、いきなりその物体が起き上がった。ギャッと叫びはしなかったが、その場に立ちすくんだ。それからおそるおそる近づいていくと、人間だった。こんな真夜中、人気のない林道で一体何を?、向こうもそう思ったに違いないが、食用ガエルを捕りに来た人だった。以前のナイトランで出くわしたことがあると聞いてはいたが、実際真っ暗闇でいきなりガバッと起き上がったのを見た時には怖いなんてもんじゃなかった。何も知らず一人で走っていたら、おそらく引き返しただろう。 
       おかげでそれからはちょっとした物音にもドキッとし、恐怖感からペースが上がった。特に畑トンネルからの下りは目一杯飛ばし、AM6:40、8hr40minで黒崎駅にゴールした。 
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       ■ 8月11日 三遊亭楽松師匠の長崎〜広島ピースラン 
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       いつの世になってもなくならない戦争反対の気持ちを込めて、人類に惨劇をもたらした原爆投下の日と第二次大戦の終結した日にかけて暑い中を走ろうという広島〜長崎間ピースラン。8/9に長崎・平和公園をスタート、1週間かけて8/15に広島・平和記念公園まで450キロをリレーする足での旅。ところがこのピースランが突然中止になった。それに納得できない三遊亭楽松師匠が一人でも走ると言い出したのだった。 
       実はこのピースランの前、オーストラリアのカウラ〜シドニー330kmランが行われた。カウラには連合軍捕虜収容所があり、第二次大戦中、そこで日本人捕虜の集団脱走事件があり200人以上が銃殺された。カウラにはその日本人捕虜を現地の人が手厚く葬った日本人墓地がある。その事件から60周年となる今年、事件発生の8月5日にカウラの日本人墓地をスタートしてシドニー・オペラハウスへ向かおうというものである。そのメインランナーが楽松師匠だった。雪や雹の降る氷点下の山越えなど過酷な天候の中、64時間かけて走破し、その直後長崎入りされたのだった。真冬のオーストラリアから猛暑の日本。無事に広島までたどり着けるのか。 
       その師匠のピースランをサポートしようと、各地からランナーが集まった。
      
        ピースラン・サポート記&写真集(鳥栖〜福岡〜門司港、広島県大竹市〜大野町)  
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      ■ 8月21日 三瀬黄昏ランでダッチオーヴン・デビュー  
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        三瀬林道マラソンを主催する佐藤三郎先生から、三瀬村での黄昏ランの案内が来た。立秋を過ぎたというのに猛暑が続き、少しでも涼しいところで走ろうと、北九州URCメンバーにも声をかけた。参加者約20名のうち、北九州URCは7人。コースはどんぐり村内、アップダウンのある2.7km周回コース。 
       しかしこの日の黄昏ランに、自分は参加しなかった。三瀬村と言えば「三瀬鶏」、ダッチオーヴンで料理しましょうと言ってしまい、走らず料理人に専念したのだった。 
       峯さんの用意してくれた三瀬鶏は、約1.4kgの丸鶏ともも肉4本だった。これを使って野菜たっぷりの蒸し焼きとスモークチキンを作った。料理の評判はよく、大宴会は大いに盛り上がった。夜中遅くまで飲んで歌って喋って、、、翌日の試走会で痛い目にあった。 
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            | 8/21 大宴会 | 
           
          
              
            三瀬鶏を取り分ける | 
              
            柳川さん、江口さんを中心に2時過ぎまで宴会が続いた | 
           
          
            | 8/22 三瀬林道マラソン試走会 | 
           
          
              
            サポートの佐藤先生と鴻池さん | 
              
            前の方から大庭さん、前村さん、熊本さん | 
           
        
       
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       ■ 8月22日 やっぱり「ざっといかんばい」・・・三瀬林道マラソン試走会 
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       料理人をするといつもあまり食べなくなるが、昨日もそうだった。しかも怪しげな酒などかなり飲み、起きた時にかなりの空腹と喉の渇きを感じた。朝食・エイド用の梨をむきながら、いくつか口に入れた。 
       AM8時に交流館を出発し、三瀬村役場へ。林道マラソン試走会に参加したのは、わずかに7人。そのうち6人が北九州URCと、クラブの練習会のようになってしまった。それを佐藤先生が一人でサポートしてくれた。
       
        
          
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      これが三瀬林道マラソンのコース図 
      特に井手野から先は厳しいアップダウンの連続 | 
           
        
       
      
       AM8:30、三瀬郵便局前をスタート。最初は緩やかな上り、昨日走っていないこともあって1km5分15-30秒くらいのペースで先頭を走った。直ぐ後に山本哲也さん、他の北九州URCメンバーは姿が見えなくなった。吉野山キャンプ場を過ぎると坂がきつくなり、スピードが落ちた。たくさんのアブにまとわりつかれ、タオルで追い払いながら坂を駆け上がり、高山十字路に着いた。第一折返しから戻ってきて水を飲んで一休み。ここから金山脊振林道へ。第二折返しまではどちらかというと下りが多いが、折返し直前にややきつい上りが待ち受けている。17.5kmの折返し点には1:43で到着。折返しから1kmくらい走ったところで、大庭・前村・熊本さん、その後西田さんとすれ違った。しかしこの頃から徐々にペースが落ちてきた。きつかったので20km過ぎ、コース沿いの沢で一休み、顔と手足に冷たい水をかけた。この先で山本さんに抜かれ、アッという間に差を付けられて気持ちが切れてしまった。足もつりそうで、二度目の高山十字路ではショートカットを考えた。井手野まで下り、コーラを飲んでいる間に鴻池さんにも先行された。何とか34.5kmの第三折返しまではついていき、3:52で到着。この後はよれよれだった。折返し後36km過ぎまでの上りで歩いているところを前村さんに見つかった。最後は殆ど休まずに走り、何とか5:04で42.195kmを走り切った。名前の通り、ざっといかんばい。本番では一体どんなタイムになるのだろう。 
       試走後三瀬温泉で水風呂に浸かり、火照った体を冷やした。  
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        玄海&秋田の2週連続100kmまで1ヶ月を切り、焦りを感じて少しまじめに走っている。しかし猛暑に加え三瀬練習会のダメージが結構残り、ダラダラ走るだけだった。 
       8/30には北部九州も非常に強い台風16号の直撃を受けたが幸い気温が下がり、少し走りやすくなった。そこで台風が接近中の29日、久しぶりに畑貯水池から田代、市瀬林道30.5kmを走った。畑観音を過ぎて、トンネルへと上っていく途中のことだった。林の中でガサガサ音がする。音のする方を向いたら、でかいイノシシがいた。向こうも驚いて逃げていき、こっちも必死に坂を上った。恐怖で心臓はドキドキ、足はガクガク、喉もカラカラになった。おかげでまあまあのペースで走れたが、疲労が蓄積し、翌日以降元のダラダラ走りに戻ってしまった。 
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            | 今月の記録 | 
            走った日数 | 
            距離 | 
            平均 | 
            1月からの累計 | 
           
          
            | 18日 | 
            364.5km | 
            20.3km | 
            119日 | 
            2602.7km | 
           
        
       
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