平成20年6月 ウルトラの原点、サロマ湖へ |
■ 6月1日 走ってイベント参加---鉄鍋Cooking&シーカヤック
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久しぶりのサロマ湖100kmウルトラマラソンに向けてしっかり走っておきたいが、5月18日から3週連続でダッチオーブンのイベントに参加、走る時間が取れない。この日もA&Fカントリーのイベントがあり、前日にキビナゴオイル漬けとトマトソースを作って博多へ。ショップに食材を持って行って、その後二升瓶で飲み、博多駅前のホテルに泊まった。そしてイベント当日はホテルから大原海岸まで走ることにした。距離は21.6km、走っていくのでビールも飲める。
ホテルで朝食を摂り、7時半にチェックアウト、閑散とした大博通りをまずは北へ。蔵本で左折、昭和通りから明治通りを西へ。50分ほどで室見川を渡った。今宿で県道へと右折、暑さのためかペースが落ちた。なんとかイベントの始まる直前に会場の大原海岸・LADY
WIND SURFに着いたが、所要時間2時間22分。こんなスローペースでサロマ湖は大丈夫なのだろうか。
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日曜日朝の博多駅前 |
室見川を渡る |
大原海岸着、ダッチオーブンの準備中 |
初シーカヤック |
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5年前、最初に走ったウルトラがサロマ湖、自分にとってウルトラの原点である。先月の 萩往還マラニックはDNF、ウルトラ20回目の完走はお預けとなった。せっかく北海道まで行くのである、なんとしても完走したい。と言うことで今月に入り、少し長い距離を走るようにした。4日は畑貯水池までの往復21km、そして8日、畑貯水池から畑トンネルを越えて河内貯水池、大蔵と回る33.4km。このコースは某実業団のランナーに教えてもらったが、延々上りが5kmも続き、ウルトラ初挑戦を決めた頃は真剣にこのコースを走っていた。それ以降もウルトラの前になると、思い出したように走っている。今年の 萩往還マラニック直前にも走ったが、直前に走ってダメージを残すことになった。そこで今回は2週間前に走ることにした。畑貯水池からトンネルまでは、何度走ってもきつい上り坂である。ペースは落ちるが決して歩かない。この日は3時間48分40秒で戻ってきた。萩の前に比べて30分短縮、3倍すれば11時間26分。本番でこのペースが維持出来ればいいのだが、無理だろうなぁ。
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第23回 サロマ湖100kmウルトラマラソン |
第23回サロマ湖100kmウルトラマラソン完走記 |
■ 6月22日 5年ぶりのサロマ湖100km
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5年前に初ウルトラでサロマ湖を走り、以後、大会参加は20回を超え、フルマラソンより多くなった。最初の2年間はタイムも伸びていたが、最近は遅くなる一方。練習量の減少が最大の原因だが、デジカメ持って景色を眺め休みながら走るようになったことも一因。最初のサロマ湖では、デジカメを持って走らなかったことを後悔した。もっともその当時はCOOLPIX950というでかくて重たいデジカメだったので、持って走ればかなりの負担になっただろう。その後、コンパクトなデジカメに替え、ウルトラでは必ず持って走るようになった。
しかしサロマ湖はあまりのんびり走るわけにはいかない。制限時間は13時間、コースはほぼフラッとなので手を抜くところがない。ペース配分が分からず後半失速した最初のレース。その失敗を繰り返さないためにも序盤は抑えようと思うが、ある程度のスピードで走らないと関門に引っ掛かるおそれがある。目標は前半を5時間半、後半もそのペースを出来る限り保つようにする、というのが今回の作戦だが、練習不足の現状で果たしてその通りいくかどうか。
21日は昼まで仕事、北九州空港からSF便でまずは羽田へ。土砂降りで出発が遅れたが、羽田では飛行機を降りたところに車が用意してあって空港内を車で移動、無事、AirDO便に間に合って女満別へ。知人の車でこの日の宿「船長の家」へ。カニづくしの食事を満喫。
大会当日はAM2時起き。霧雨が降って寒い。長袖・ロングタイツで走ることにした。3時に宿を出発、移動中に弁当を食べ、AM4時、湧別町着。気温は9℃、寒い。トイレには早速長蛇の列、UMMLerの記念撮影には間に合わなかった。
AM5時、スタート。参加者は年々増えて今回は約3000人、スタート地点通過に3分かかった。序盤は湧別町を行ったり来たりでこれといった見所はない。最初の5kmは32分、次の5kmは30分、とイーブンペースで走る。1:50で竜宮台を折り返す。天気が良ければ美しいサロマ湖が見えるのだろうが、今回もまたどんより曇り空、鉛色のサロマ湖が見えるだけ。写真はあまり撮らずに黙々と走る。
20kmは2:04、30kmは3:13で通過、トイレ休憩を除けば、5kmを30-31分くらい。35km過ぎ、ちょっと眠くなってペースが落ちたが、Sさんに声を掛けられしばらく併走。おかげで目が覚め、ペースを取り戻す。42.195km・フルのポイントは4:34、50kmは5:30で通過、それぞれ初ウルトラの時より20分と30分の遅れだったが、当初の予定通りで、焦りはなかった。50kmを過ぎると少しアップダウンが出てくるが、玄海100kmなどに比べたらかわいいもので、余裕で走り切る。そして55kmのレストステーションへ。
前回はここで休みすぎて脚が動かなくなった。今回はおにぎり2個と飲み物だけで直ぐにスタートした。60kmまでの5km、32:45とペースは落ちていなかったが、腹が空きだした。低血糖、ペースが上がらない。幸い、65km付近は私設エイドがいくつかあり、こまめに糖分を補給しながら走った。5km40分前後とペースは落ちていたが、想定内。焦らず無理せず70kmまで行こう、そうすればお汁粉がある。
そして70kmエイド着、ところが、、、楽しみにしていたお汁粉は既に品切れ。ガックリ、力が抜けて座り込む。初100kmの後輩にTelしてみた。なんと7時間台、7位でゴールしていた。やるなぁ、負けてはいられない。ゴールへ向かおう。
天気が良くなってきてそれまで鉛色だったサロマ湖は、美しいサロマンブルーに。80kmを9:33で通過、ワッカへと向かう。サロマ湖終盤の難所、初ウルトラの時は殆ど歩いてしまった。さすがにここまで来てちょっと胃の調子が悪くなってきたが、一番の見所、楽しみにしていたワッカだけ運良く晴れたのが嬉しかった。何度も立ち止まって、多くの写真を撮った。ワッカを折返し、最後90kmの関門も無事に通過。スイカを食べたりのんびりしすぎて95kmまでは46分も要した。ワッカを出てから少しまじめに走り、12時間12分でゴールした。
タイムは平凡だったが、取り敢えず完走して一安心。ゆっくり走ったおかげでワッカ原生花園では美しいサロマ湖を見ることもできたし、良しとしよう。
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北海道撮影行2008 |
サロマ湖遠征のため、3日間の休診。23日、女満別空港近くでレンタカーを借り、道東・道央の旅がスタート。今回はスタッフが来ていないので、気ままな一人旅。23日はまず小清水原生花園に行き、丸瀬布で雨宮21号と初対面、美瑛で美馬牛小学校など撮って回り、20時、かみふらの道楽館着。ダッチオーブンの宿として有名だが、平日とあって他に宿泊客は1人。ここに連泊して美瑛・富良野をゆっくり回るのが今回の一番の楽しみ。24日は4時起きで「青い池」に行き、一緒にサロマ湖を走った仲間を呼び出してValoreでランチ、夕方再び美瑛を回り、20時過ぎ、宿に戻る。
25日、4時起き。しかし曇り空。連日の早起きできつかったので、二度寝したら天候回復。サロマ湖の疲れも取れたので、走りに出た。特にコースは決めず、美馬牛小学校方面へと向かった。素晴らしい天気で、十勝岳もきれいに見える。何度も立ち止まっては写真を撮り、気ままに走った。距離は約15km、所要時間2時間10分。さすがに丘の町・美瑛、結構アップダウンがあり脚には応えたが、雄大な風景の中を一人で走る、気持ちの良いリハビリランだった。
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フルマラソンのポイント、鉛色のサロマ湖 |
ワッカ原生花園:サロマ湖とハマナス |
上富良野〜美瑛:美馬牛小近くのアスパラ畑 |
丘の向こうに美馬牛小学校の三角の塔 |
緩いアップダウンの丘を走る |
赤い屋根の農家とラベンダー畑 |
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今月の記録 |
走った日数 |
月間距離 |
平均 |
1月からの累計 |
11日 |
259.9km |
23.6km |
67日 |
1317.7km |
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