平成20年9月 2年ぶりの100kmウルトラマラソン連チャン |
■ 9月7日 玄海100km勝浦浜海岸清掃マラニック
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福津市の勝浦浜。玄海100kmの終盤、ここの海岸を走る。そしてここはウミガメ産卵の地でもある。今年は6月から7月にかけてウミガメの産卵が確認され、8月には2年ぶりに孵化したそうだ。玄海100kmの大会2週間前、ウミガメとランナーのために勝浦浜海岸清掃が行われる。玄海100kmはH15年に初参加、その翌年からほぼ毎年、海岸清掃に参加してきた(H18年は村岡ダブルフル遠征で不参加)。H16・17年は、清掃後に数人で成田山を逆走して波津まで走った。H19年は単独で東郷駅から塩浜公民館まで走り、清掃も一人でとり正まで走った。北九州ウルトラRCも昨年から海岸清掃マラニックを始めたが、福間駅からの往復、しかも海岸清掃に遅れて参加するという時間設定。さすがに今年はスタート時間を早めたようだが、距離も短く、今回もまたクラブの海岸清掃マラニックとは裏企画、単独で東郷駅から塩浜公民館まで走り、清掃後は河童の湯まで走ることに決めた。
AM8時の海岸清掃に間に合わせるため、筑鉄・穴生5:46の始発電車に乗り、黒崎駅のコンビニで軍手とパンを買い、6:05の快速に乗った。昨年より早い6:40に東郷駅をスタート、大井ダムからちょっとした峠越えで塩浜公民館まで、ちょうど1時間だった。
塩浜公民館に集まったのは約10人、遠くは神奈川から金井さんも参加されていた。もちろん、北九州ウルトラRCのメンバーはまだ着いていなかったが、勝浦浜に移動して間もなく、北九州ウルトラRCのメンバーも到着した。相変わらずゴミが多い。厄介なのは割れたガラス瓶、破片が飛び散っていて集めるのが大変だった。海岸清掃は2時間ほどで終わり、11時に塩浜公民館に戻って弁当をいただいた。
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海岸清掃 |
穴生5:46の始発電車 |
AM8時、塩浜公民館 |
ゴミ袋を持って海岸を歩く |
きれいになった海岸で |
集めたゴミの山 |
海岸清掃が終わって、弁当を食べる |
勝浦浜〜河童の湯〜とり正 |
中間点、宗像市吉留の伊豆本店 |
福智山と遠賀川(菜の花大橋) |
河童の湯にゴール |
二十五周年のとり正で打ち上げ |
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今回の裏企画、クラブのメンバー、Kさん・Yさんも一緒に走ることになった。残りのメンバーはウェルサンピア福岡まで走り、餃子屋で打ち上げ。勝浦浜から大坂越えで東郷橋、赤間駅・教育大前駅から県道29号を直方へ向かい、河童の湯まで32km。途中2箇所、峠はあるが、100mに満たない峠で、それほどきついコースではない。しかし朝約9km走り、ゴミ拾いしながら海岸を歩いて、疲れはかなりたまっている。日差しもきつくて、結構きついマラニックである。11時半に塩浜公民館をスタート、中間点までは2時間10分。猿田峠を越え、新延のコンビニまで下った所で缶ビール休憩。疲労蓄積、ペースが落ちて歩きが多くなった。植木から直方市街へ向かい、知古を左折して菜の花大橋を渡る。そして5:03、16時半に河童の湯にゴールした。
風呂に入ってさっぱりして、焼き鳥とり正へ。ちょうど二十五周年で飲み物半額。3人で飲んでいたが、クラブの正式企画で福間往復したメンバーも加わり、最後は賑やかな打ち上げとなった。
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2週連続100km---玄海100kmウルトラマラソン&秋田内陸リゾートカップチャレンジ100km |
■ 9月20日 ゼッケン49
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初めてのウルトラは2003年のサロマ湖100kmだが、この時は後半失速、きつかった思い出しかない。同じ年の9月、山笠仲間に誘われて玄海100kmを走った。暑くてハードなコースだったが、前半は山、後半は海と変化があり、眺めもサポートも良く、懇親会ではバースデーケーキまで用意され、ウルトラの楽しさを教えてもらった。玄海100kmをきっかけに、ウルトラにのめり込んでいった。しかしそう簡単に完走出来るコースではない。100kmのウルトラで唯一リタイヤを経験しているのがここ玄海、しかも2勝2敗。
今回、5年ぶりに誕生日と重なった。今年はなんとしても完走したい。そこで大会事務局に無理を言って、年齢と同じ49番のゼッケンをもらった。しかし、7日の勝浦浜海岸清掃マラニック以降、職場のPCトラブルなどで殆ど走れなかった。ゼッケン49番、四ぬほどの九るしみか、四じゅう九るしむか。
前日受付を済ませて仕事を片付け、23時半に帰宅、晩飯、AM1時にタクシーを呼び仲間の家へ、そして津屋崎へと向かう。寝る暇なし。語呂合わせ通り、きついレースになりそうだ。
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■ 9月21日 5年ぶり、誕生日に玄海100kmを走る
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玄海100kmウルトラマラソン完走記 |
AM3時前、宮地嶽神社浜の鳥居着、3時スタート組を見送る。今回も正規の5時組より、アーリースタートの方が多い。民宿よし田に戻って着替え、4時半、スタート地点へ。AM5時、長い誕生日の一日が始まった。
今回は、今年の萩往還250kmで28時間台の新記録を出したH浦さん等、錚々たるメンバーが参加、スタートからかなりペースが速かった。自分も1km6分くらいで走っていたが、先頭グループはあっという間に見えなくなった。今回は記録より完走、無理して付いていかず、マイペースで走る。2時間15分で18.7km・脇田温泉、地元の方のエイドで巨峰などをつまむ。脇田温泉を抜けた頃から雨が降り出した。次第に雨足は強くなり、雷も鳴り出した(この頃、自宅マンションに落雷があり、インターホンが壊れた)。土砂降りの中、3時間ちょっとで25.3km・間夫峠着、気温が上がらず幸いというより、むしろ寒いくらいだった。早々にスタートして力丸ダムへと下る。濡れて股擦れが痛くなってきたが、暑くなるよりはまし、何となく楽に完走出来そうな気になったが、甘くはないのである。40km、犬鳴川沿いのエイドで、自分が5時組の最後尾と知る。中間点、50.8km・トヨタ九州エイドには11時40分着。関門には1時間以上余裕があったが、依然として最後尾。
赤木峠を越えた頃から、今度は晴れて暑くなってきた。60km・田久桜公園のベンチでゴロリと横になったが、気を取り直して直ぐにスタート。14時、64.5km・蛍の館エイド着、ちょっと休んで、その先、地蔵峠を一気に越えた。高倉神社から汐入川沿い、吉木小手前で旧道に入り、70km・門司邸エイド着。この日、初めての缶ビールを飲み、頭から冷たい水をかけてもらってスタートする。16時前、波津海岸・自転車道に入ったが、かなり遅れていたせいか、波津海岸にエイドはなかった。成田山に着いた時は鐘崎の関門時間となっていた。成田山の最後の上りを越え、長い下り、サポート隊長・E口車が来た。遅くなったのでコース案内標識を外す、サポートも無し、と言われたが、それでも構わないと答えた。再び雨が降り出した。体が冷える。関門を1時間過ぎて18時、86km・鐘崎漁港着、雲の切れ間から素晴らしい夕陽が見えた。さつき松原を抜け、公園のベンチで一眠り、ようやくすっきりした。釣川にかかるさつき橋を渡れば残り10km。19時過ぎ、勝浦浜。暗くなったら海岸を走らないように言われていたが、迷わず海岸へ。真っ暗闇の波打ち際、ライトを当てられ逃げ惑うカニを追いかけながら、一人で走る。海岸を走り終えて残り5km。津屋崎の街明かりが見えてきて、安心してちょっと歩いた。そして20時半、15時間27分でゴールした。
初めての宴会ゴール。誕生日と言うことでケーキとプレゼントが用意されていた。一旦、懇親会に顔を出し、一言挨拶してケーキのロウソクを吹き消し、それからウェルサンピアの風呂へ。さすがにふらふら、眩暈がした。民宿よし田に戻った時、起きている気力はなく、懇親会に出ず2階へ。そのまま寝てしまい、気が付いた時は朝だった。
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玄海100kmウルトラマラソン |
AM5時、宮地浜をスタート |
脇田温泉を過ぎて雨、そして雷鳴 |
18時、鐘崎漁港で夕陽を眺める |
19時過ぎ、真っ暗闇の勝浦浜を走る |
20時半、ゴール |
宴会ゴール、バースデーケーキ、この後ダウン |
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15時間半で宴会ゴールとなった玄海100km、想像以上にダメージは大きかった。仕事も雑用も忙しく、走る時間は全く無し、完全休養の一週間となった。玄海のタイムがあまりに悪く、どちらかというと相性の良い秋田内陸だが、関門に引っ掛かるかなと弱気になっていた。
土曜日、昼まで仕事して、福岡空港15:50発の仙台行きに登場。仙台には空港アクセス鉄道が出来ていて、仙台駅までの移動が便利になっていた。牛タン弁当1100円也を買って、こまちに乗り、大曲へ。今回も秋田の大友さんにお世話になり、大友さんの実家泊。前週、玄海100kmでは前日、殆ど寝ずに参加して失敗したので、この日は早めに就寝。
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■ 9月28日 2年ぶりの100km連チャン、秋田内陸リゾートカップ100km
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秋田内陸リゾートカップ100kmチャレンジマラソン完走記 |
大会当日は気温9℃、暑かった玄海に比べて遙かに走りやすそうだ。5時にスタート。玄海のダメージは残っていない感じで、序盤は10kmを1時間ペース。夜が明けると、雨上がりのもやで幻想的な眺めだった。30km付近から雨が降り出したが、玄海の時のような土砂降りではなく、かえって走りやすかった。秋田一番の難所、42kmの大覚野峠は4時間25分くらいで通過した。
しかし大覚野峠の下りで強烈な睡魔に襲われた。蛇行し始め、スピードも低下。惰性で下っていたのが悪かったのだろうか。フラフラ走っている時、幸いUMMLerさんに声をかけられようやく目が覚めた。50km通過は5時間半で、ほぼ予定通り。
後半、雨は上がったが、吐き気と睡魔、そして玄海のダメージがじわじわと出てきた。エイドではグッタリ、椅子に座ったり寝転んだり。そして77km(?)のエイドでは、我慢できずついに一眠り。起き上がって走り出すも、脚は復活せず。そんな状況で80km、一面の田圃、遠くまで見渡せてホントに辛かった。後半、ペースダウンしたおかげ?、最後の残り3kmのエイドで素晴らしい夕陽を見ることが出来たけど。鷹の巣の大太鼓に迎えられ、12時間30分でゴール、秋田でのワースト記録となってしまった
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秋田内陸リゾートカップ100km |
スタート前の記念撮影 |
西木町のマリーゴールド |
80km過ぎ、一面の田圃 |
夕陽、ゴールまであと3km |
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今月の記録 |
走った日数 |
月間距離 |
平均 |
1月からの累計 |
8日 |
291.2km |
36.4km |
97日 |
2080.4km |
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