平成20年7月 猛暑 |
■ 7月6日 副業---走友の結婚披露宴
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先月はサロマ湖100kmを走り、その後、美瑛の丘をひとっ走り。しかしその後、疲れが出て風邪気味、北海道土産が届いて連日の宴会など、全く走れなかった。4日からようやくラン再開、しかし博多祇園山笠も始まり、まとまった時間が取れなくなった。そして大仕事が。
6月1日のダッチオーブン・イベント参加のため、5月31日は博多泊、二升瓶に飲み行こうとクラブのメンバーを誘った。その時、何を話したか酔っ払って完全に忘れてしまったのだが、ある日、依頼人からメールが来てぶったまげた。「引き受けてもらえますか?」。
依頼人のY君、結婚することになっていた。二升瓶で飲んでいる時、ダッチオーブンでケーキ焼けるならウェディングケーキ作ってくださいよと言われ、軽いノリで、いいよと引き受けてしまった、とその場にいたもう一人のメンバーの証言。一生に一度の一大イベント、その御祝いの席でウェディングケーキを作る、とんでもないことを引き受けてしまったものだ。
そのメールが来たのがサロマ湖遠征直前。北海道土産が届き、従妹を呼び出し、打ち合わせ。なんとかイメージも出来上がり、真っ赤なサクランボや卵などを大量に買い、5日の夜。まずは土台となるビスキュイから。正直言って不得意、なかなかふんわり焼けない。慎重に温度を測って焼いたのだが、計算を間違え、高さが不足。慌ててもう1枚焼く。上に載せるのはシフォンケーキ、こちらは得意だが、膨らみすぎて生地が蓋にくっつき焦げた。まあこの部分は削って平らにするので問題なし。
そして披露宴当日の朝を迎えた。梅雨明け。天気も良く絶好の披露宴日和だが、暑くなって、クリームが溶けないか心配。知人が迎えに来てくれ、まずは走るウルトラ飲兵衛氏宅へ。ここで出来るだけの準備をして、披露宴会場の山の上ホテルへ。会場は披露宴の準備の真っ最中。ケーキを載せる台を借り、手順を再確認。残された時間は1時間半。
まずはクレームシャンティを作る。これをパレットナイフで生地に塗る。生地のかすをちゃんと取るように言われていたが、時間がない。雑と叱られそうだが、やむを得ない。クレームシャンティを堅めに泡立て、絞り袋で飾り付け。気温が高いので、どんどん緩んでいくのがわかる。でもこの飾り付けが終われば、あとはサクランボを並べるだけ。最後に白いバラと姫リンゴ、ローズマリーを飾って無事完成。一旦、披露宴会場を出る。
新郎新婦に迎えられ、再び会場へ。崩れないだろうか、ちゃんとナイフで切れるだろうか、あれこれ気になって、来賓挨拶は全く聞いていない。お色直し後、いよいよケーキカット。
崩れることなく、スッとナイフが入り、そしてファーストバイト。無事にケーキカット終了、ようやく緊張から解放された。さてこの巨大なケーキ、ホテル側から衛生面の問題で参列者には配らないようにと言われていた。しかし手作りということで興味を持ったのだろう、クラブのメンバー等が試食をさせろとケーキの回りに集まってきた。最初はY君が取り分けていたが、その内、勝手に取り分け、最後はボロボロになっていた。
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披露宴直前に完成 |
末永くお幸せに |
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■ 7月15日 博多祇園山笠
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1日から始まった博多祇園山笠。9日にお汐井取り、いよいよ山笠は静から動へ。今年は9日のお汐井取り、12日の追山馴らし、13日の集団山見せ(山据え)、そして15日早朝の追山に参加。20kmちょっとは走っているが、少しは足しになっただろうか。
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真夏の玄海を制するものは、秋の大会も制する。
玄海100kmを主催する福岡ウルトラマラソン倶楽部・山下さん呼びかけのこの練習会が行われる7月は、梅雨が明けて夏本番、カンカン照り、容赦なく太陽が照りつける。しかも練習会なので十分なサポートもなく、自己責任で走らないといけない。本番以上に過酷である。その割りに人気があるのか変わり者が多いのか、年々参加者が増えつつある。しかし100km完走出来るのはごく一部、多くは途中でリタイヤしてJRでワープしたりしている。今回の練習会に集まったのは15人、そのうち3分の2は北九州ウルトラRCメンバーだった。
炎天下の練習会は一昨年に続いて3回目の参加となる。過去2回、いずれも79.1km・成田山でリタイヤしている。玄海100kmは春の練習会も含め、ここまで3勝4敗。今年の大会が5年ぶりに誕生日と重なり、この練習会を走り切って本番につなげたいと思っていた。
練習会の前日、急に車のブレーキが壊れ、高津会長の車に迎えに来てもらい、津屋崎へと向かった。まだ夜明け前というのに蒸し暑い。台風7号は遠くにそれたが、その影響で湿った暖かい南風が入り込んできた。スタート時の気温28℃、湿度75%、不快指数80にもなろうかという、最悪のコンディションだった。
AM4時にスタート。日が昇る前に距離を稼ぎたいところだが、あまりに蒸し暑く、ペースは抑え気味。9.1km・見坂峠を1:16で通過。雲海ポイントの黒丸まで来ると日が昇り、一段と暑くなってくる。脇田温泉を抜け、間夫峠への長い上り、湧き水を頭からかぶったりするが、焼け石に水。25.3km・間夫峠まで、3:52もかかり、その下りで両足痙攣。一緒にいたメンバーから芍薬甘草湯をもらって飲み、治まるのを待つ。快適なはずの下りもまともに走れず、力丸ダム周辺は歩いてばかり。千石峡を下り、42.2km・脇野橋のコンビニに着いた時には7:12が経過。
ここから先、木陰は全く無い。辛い。完全に戦意喪失し、半分以上歩いて50.8km・トヨタ九州到着時には10時間が経過。赤木峠まで歩いていたら、無人野菜売場にトマトを発見、みんなで分けた。それにしても暑い。それもそのはず、この頃、宗像の最高気温は35.0℃だった。木陰から出たくない。しかし止めるにしても峠を下らなければならない。59.1km・田久桜公園でほぼ12時間、脚が止まり、ベンチで一眠り。結局この後、JR赤間駅まで歩き、赤間駅から福間駅まで電車でワープ、スタート地点の宮地浜まで少し走って、この日の練習を終えた。赤間駅まで60km、所要時間12時間48分、本番は大丈夫だろうか。ちなみに100km完走は15人中5人。
この日は完走した会長等と近くの焼鳥屋で打ち上げ、民宿よし田に泊まった。
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AM4時、宮地浜に集まったランナー |
暑い一日が始まる(宮若市黒丸) |
間夫峠下、頭から水をかぶる |
炎天下、とぼとぼ歩く
(トヨタ九州) |
抹茶色の力丸ダム |
トマト |
木陰から出たくない |
田久桜公園 |
7月21日朝の津屋崎海岸 |
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■ 7月21日 玄海100km酷暑練習会のダメージ
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酷暑練習会から一夜明け、海岸をぶらぶら歩く。曇り空、海の中を歩くと気持ちよく、なんか走れそうな気がしてきた。帰宅して車を修理に出し、パンクした自転車を直し、15時過ぎから走りに出た。真夏の練習会では最短距離でのリタイヤとなったので、ダメージは無い、つもりだったが。曇っていたとはいえ前日と変わらないくらいの暑さ、21kmにいつもの1.5倍もの時間を要した。それでも走った後のビールは美味かった。
しかしダメージは脚だけではなかった。目に違和感があるなと思ったら、両眼とも結膜炎になってしまった。汗で汚れたウェアの袖でゴシゴシやったせいだろうか。かなりひどくて、目がちらちら、PCでの仕事も辛い。抗生物質にステロイドの点眼薬も併用することにした。
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暑い時期は、昼間、無理して走ったりせず、山登りかナイトランというのが北九州ウルトラRCの恒例行事。今回は福智山〜尺岳登山である。AM8時にJR石原町駅に集合、まずはコース説明。石原町駅から道原、鱒渕ダム、登山口からホッテ谷分かれ、九州自然歩道経由で福智山へ。下山ルートは豊前越から尺岳平、四方越から竜王峡方面へ下り、河童の湯がゴール。
石原町をスタートして櫨ヶ峠トンネルを抜け道原までは2月の林道マラニックと同じコースだが、登山の時は走らない。坂を上って鱒渕ダムまで1時間10分、登山口には1時間半ほどで着いた。福智山は北九州市と直方市の境にある900.6mの山。登山口から2時間弱で山頂に着いたが、気温は28℃、結構暑い。でも天気が良くて蓋井島や白島まで見渡せた。ビールを飲みながら景色を眺めるのは最高の気分。山頂で飲むビールは格別である。山の上にどうやって冷たいビールを持って行くか、K木さんはペットボトルに入れたお茶を凍らせてビールと一緒に持ってきていた。なるほどなぁ。荒宿荘まで下って昼食、この後、尺岳平へ。東屋にとり正の落書き発見。竜王峡に下って河童の湯までは舗装道、暑い、酒屋もビールの自販機もないのが辛かった。全行程7時間半弱でゴール。
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JR石原町駅集合 |
鱒渕ダムの吊橋を渡る |
鱒渕ダム〜九州自然歩道〜福智山〜尺岳平 |
沢の水を頭からかぶる |
福智山へ |
福智山山頂、900.6m |
たぬき水 |
尺岳平 |
山で冷たいビールを飲むには、、、 |
打ち上げは焼き鳥とり正で |
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今月の記録 |
走った日数 |
月間距離 |
平均 |
1月からの累計 |
13日 |
183.1km |
14.1km |
80日 |
1500.8km |
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