毎週のように「週末はこの冬一番の寒波が・・・」という天気予報で、それがまたよく当たる。週末が近付くにつれ、降雪確率は30%から60%に上昇。体も少しずつ暖いのに慣れつつあったので、急に寒くなって辛い練習会になりそうだった。
黒崎駅14:45発の電車に乗り、小倉で乗り替え下関へ。山陰線回り、小串で乗り継ぎ、長門市で乗り替え。美祢線回りでやってきたメンバーと合流し、17:39仙崎着。
雪の予報にもかかわらず、集まったランナーは10人。8回完踏のベテランから今年初挑戦の初心者まで、住所は広島・山口・福岡・熊本県、年齢は29から63歳、女性2人も加わり、バラエティーに富んだメンバーで賑やかな練習会となった。
今回の練習会は、眠くてうろ覚えのコースを頭にたたき込むことと、いくつかの迂回路を試走するという目的もあった。これらも含め、詳しくは
萩練習会レポートをご覧下さい。
18時に仙崎駅前をスタートし、三隅町で最初の休憩。この頃から時折雪が舞うようになった。藤井酒店を過ぎたところでサポートの河野さんが合流。鎖峠を越えて、第一の迂回路、国道191号に沿って走る旧道へと入った。分岐は分かり易かったが、途中、農道へと左折する所が分かり難い。三見から玉江までは踏切を確認しながら走る。海はかなり荒れていた。
萩市内では第二の迂回路。看護学校過ぎのY字路を菊ヶ浜沿いに左へ向かうところ、昨年は右に行ってしまったが、その時に24時間スーパーを見つけたのだった。そこで今回はそのスーパー「キヌヤ」を偵察。食料品やビールなどはたくさん置いてあった。寒かったので、店の中で食事させてもらったが、本番では真似しないようにね。キヌヤをスタートして日付が変わった。萩グランドホテル前を左折してしばらくすると雁島橋で本来のルートに合流するが、この道沿いは24時間営業のジョイフルもあった。
萩市内から笠山まで、海沿いのためかなり風が強かった。その割りにあっけなく明神池に到着。笠山頂上まで登り、虎ヶ崎を回って元のルートに戻る。眠くなってきたので、コンビニで眠気覚ましの「眠眠打破」を買ったらこれが悪かった。急に胃がむかつきだした。
AM3時に東光寺、AM4時半萩有料道路休憩所に到着。途中涙松址で桜が咲いていたが、この頃から雪が少し強くなってきた。一升谷に入った頃から白々と空が明るくなってきたが、雪もさらに強くなった。五文蔵峠を越えて釿切の集落に出ると一面雪で真っ白。国道262号では、車が突っ込んで来ないか冷や冷やしながら走った。往還道は積雪がだんだん多くなってきた。また昨年の台風による倒木が道を塞いでいるところもあった。足が冷たくなってきたので、靴下を二重にした。佐々並に7時半頃到着、サポートの河野さんがカップラーメンを用意してくれた。寒かったので本当に有り難かった。
佐々並を出発して首切れ地蔵へ。第三の迂回路は日南瀬川沿いの往還道。国道の急な上りを回避できるので楽だった。この付近、多いところで4cm前後の積雪があった。長くきつい板堂峠への道を何とか上りきった。板堂峠も3-4cmの積雪があった。危険ではないかという意見も出たが、雪の往還道を走るなんて体験はめったにできるものではない。石畳で二人転んだが、大したケガもせず、無事に天花畑に下りてきた。
一の坂ダム横を下り、ほぼ予定通り16時間7分で瑠璃光寺にゴールした。時折雪が舞ったが、境内は梅が満開だった。タクシーなどに分乗して湯田温泉・湯楽里へ。温泉で体を温め、打ち上げ。実に楽しい練習会だった