三代目走るウルトラ飲兵衛のランニングダイアリー2005

平成17年3月 2年目の萩往還250kmへ−−−勝負の3月
■ 3月2日 早くも疲労蓄積か
 先月あまり走れなかったので、今月どれだけ走り込めるかが萩往還2年連続完踏の鍵を握っている。2/27のマラニック後も毎日走っているが、久しぶりに献血に行ってみた。しかし肝機能異常で献血できなかった。筋肉のダメージが回復し切れていないということだろう。確かに走っても何となく体が重く感じられスピードが出ない。この日22km走り、週末の名水マラソンまで一休みすることにした
平成17年3月6日 第18回岡の里名水マラソン
■ 3月5日 二年連続、雪の「岡の里名水マラソン」?
 3/4は博多で大村湾一周の打ち上げ、そのまま泊まって朝帰り。途中海老津からは雪で真っ白。名水マラソンに参加する山崎さんから、車を止めてJRで行くと連絡が入った。仕事を終え、夕方の特急で竹田に向かったが、時折激しく雪が舞った。名水マラソンと同じ日に開催される秋吉台ハーフマラソンは雪で中止になったという。竹田に着いた時も、小雪が舞った。
 夕食後、ライトアップされた岡城趾を散歩。寒くて風も強く、雪で中止になればいいのにと思ったが。。。
 一夜明けると外は快晴。朝食後、山崎さんと岡城趾を散歩したが、素晴らしい天気である。ただちょっと風が強く、体感気温はかなり低め、手足が痛くなってきた。普段、フルマラソンでは半袖・短パンを着るが、ここ竹田だけは長袖・ロングタイツになってしまう。9時に会場に到着、3kmほどウォーミングアップして、ようやく足先の感覚が戻ってきた
■ 3月6日 強風に苦しめられながらも自己ベスト
 10時、フルとハーフが同時スタート。渋滞に巻き込まれてスピードアップできずのんびり走っていた。予想通り、前半は向かい風になったが、体も温まり、向かい風の中、5km25分ペースで走っていた。10km過ぎ、神原折返しまで次第に上りがきつくなるが、5km24分台と逆にペースが上がった。いつものようにマメもできたが気にせず下りは飛ばして15-20kmを22分台。20kmから7km続く九重野までの長い上りでも20-25kmを24分台と快調に走れた。九重野で折り返してしまえばあとは長い下り、追い風にも助けられ25-30kmは23分台となり、30kmを2:25くらいで通過、ここで自己ベストを確信した。この先も5kmのLapは23分台をキープ、40km手前の上りはさすがに息苦しくて胃が痛みペースが落ちたが、3:12で40kmを通過。ダム横のアップダウンで最後の一踏ん張り。3:22台でゴールした。
 このコースで自己ベストを6分以上更新、昨年の大会より12分も縮められるとは思ってもみなかった。きつくなる後半を下り坂と追い風に助けられたのが大きいようだが、前半の上りでペースダウンしなかったのも満足。
 終わってから豊後竹田駅近くの花水月で温泉に入り生ビール、列車に乗って缶ビール、居酒屋で打ち上げ、ビールが美味い一日だった
第18回岡の里名水マラソン完走証
岡城趾

ライトアップされた岡城趾

ちらほら咲き始めた梅と雪化粧の久住連山
■ 3月10日 疲労のピーク
 寒かった名水マラソンから一転、暖かい日が続いた。名水マラソン後は一日も休まず、今月は135km、1月からは700km。しかしさすがに疲れがたまってきた。週末の萩練習会に備え、3/11だけは走るのを休んだ
平成17年3月12日〜13日 雪の萩往還練習会
雪の萩往還練習会レポート
■ 3月12日 降雪確率60%、最低気温−4℃
 毎週のように「週末はこの冬一番の寒波が・・・」という天気予報で、それがまたよく当たる。週末が近付くにつれ、降雪確率は30%から60%に上昇。体も少しずつ暖いのに慣れつつあったので、急に寒くなって辛い練習会になりそうだった。
黒崎駅14:45発の電車に乗り、小倉で乗り替え下関へ。山陰線回り、小串で乗り継ぎ、長門市で乗り替え。美祢線回りでやってきたメンバーと合流し、17:39仙崎着。
 雪の予報にもかかわらず、集まったランナーは10人。8回完踏のベテランから今年初挑戦の初心者まで、住所は広島・山口・福岡・熊本県、年齢は29から63歳、女性2人も加わり、バラエティーに富んだメンバーで賑やかな練習会となった。
 今回の練習会は、眠くてうろ覚えのコースを頭にたたき込むことと、いくつかの迂回路を試走するという目的もあった。これらも含め、詳しくは萩練習会レポートをご覧下さい。
 18時に仙崎駅前をスタートし、三隅町で最初の休憩。この頃から時折雪が舞うようになった。藤井酒店を過ぎたところでサポートの河野さんが合流。鎖峠を越えて、第一の迂回路、国道191号に沿って走る旧道へと入った。分岐は分かり易かったが、途中、農道へと左折する所が分かり難い。三見から玉江までは踏切を確認しながら走る。海はかなり荒れていた。
 萩市内では第二の迂回路。看護学校過ぎのY字路を菊ヶ浜沿いに左へ向かうところ、昨年は右に行ってしまったが、その時に24時間スーパーを見つけたのだった。そこで今回はそのスーパー「キヌヤ」を偵察。食料品やビールなどはたくさん置いてあった。寒かったので、店の中で食事させてもらったが、本番では真似しないようにね。キヌヤをスタートして日付が変わった。萩グランドホテル前を左折してしばらくすると雁島橋で本来のルートに合流するが、この道沿いは24時間営業のジョイフルもあった。
 萩市内から笠山まで、海沿いのためかなり風が強かった。その割りにあっけなく明神池に到着。笠山頂上まで登り、虎ヶ崎を回って元のルートに戻る。眠くなってきたので、コンビニで眠気覚ましの「眠眠打破」を買ったらこれが悪かった。急に胃がむかつきだした。
 AM3時に東光寺、AM4時半萩有料道路休憩所に到着。途中涙松址で桜が咲いていたが、この頃から雪が少し強くなってきた。一升谷に入った頃から白々と空が明るくなってきたが、雪もさらに強くなった。五文蔵峠を越えて釿切の集落に出ると一面雪で真っ白。国道262号では、車が突っ込んで来ないか冷や冷やしながら走った。往還道は積雪がだんだん多くなってきた。また昨年の台風による倒木が道を塞いでいるところもあった。足が冷たくなってきたので、靴下を二重にした。佐々並に7時半頃到着、サポートの河野さんがカップラーメンを用意してくれた。寒かったので本当に有り難かった。
 佐々並を出発して首切れ地蔵へ。第三の迂回路は日南瀬川沿いの往還道。国道の急な上りを回避できるので楽だった。この付近、多いところで4cm前後の積雪があった。長くきつい板堂峠への道を何とか上りきった。板堂峠も3-4cmの積雪があった。危険ではないかという意見も出たが、雪の往還道を走るなんて体験はめったにできるものではない。石畳で二人転んだが、大したケガもせず、無事に天花畑に下りてきた。
 一の坂ダム横を下り、ほぼ予定通り16時間7分で瑠璃光寺にゴールした。時折雪が舞ったが、境内は梅が満開だった。タクシーなどに分乗して湯田温泉・湯楽里へ。温泉で体を温め、打ち上げ。実に楽しい練習会だった
雪の萩往還練習会

国道191号の迂回路

雪の板堂峠
迂回路情報・写真集など詳しくは萩練習会レポート
平成17年3月20日 第2回屋久島エコ・ジャーニーマラソン
屋久島エコ・ジャーニーマラソン完走記&写真集
■ 3月19日 またJRが、、、
 遠征に出かける移動日に、なぜか交通機関のトラブルが多い。この日、10時半に仕事を終え、黒崎駅へ。ところが日豊線の架線切断事故で特急が運休。高速バスも間に合わない。慌てて上り電車に飛び乗り、小倉から新幹線で博多へ向かった。地下鉄までダッシュして、何とか離陸25分前、福岡空港に着いた。鹿児島空港で乗り継ぎ、YS-11に乗って、13:40快晴の屋久島に到着した。
 空港からレンタカーでこの日の宿「やくすぎ荘」へ。荷物を置いて、白谷雲水峡へ。山の方にはまだ所々雪が残っていた。弥生杉や飛龍落としなど1時間近く歩いて回った。
 宿に戻って歩いて宮之浦公民館へ。ビールを飲みながらの説明会で、そのまま前夜祭に突入。終わって民宿に戻る途中、近くのスーパーで焼酎や食料を買い出しに行き、宿に戻って夕食。部屋に戻ってまた飲み始めたが、疲れていつの間にか寝てしまった
■ 3月20日 屋久島エコマラソン---世界自然遺産の島は、想像以上のアップダウン
 AM5時起床、おにぎりを食べ、スタート地点の宮之浦小学校へ向かう。
 この屋久島エコ・ジャーニーマラソンは、宮之浦をスタートし、屋久島を反時計回りで5分の4、安房までの80kmを走る。天気は曇、風がひんやりとして、気持ちいい。天気予報では一時雨、また飲食物が少ないと聞いていたので、ウェストポーチはデジカメ・おにぎり・合羽などでパンパンになってしまった。
 AM6時にスタート、いきなり先頭に立ってしまったが、直ぐに抜かれた。序盤、緩やかなアップダウンが続くが割合調子は良く、デジカメで写真を撮ったりしながらも、先頭に何とか食らいついていた。12km過ぎから始まる上りも難なくクリアー、5km30分のイーブンペースで走った。時間に余裕があったので、26km過ぎ、屋久島灯台に寄り道した。灯台までは急坂を下り、帰りはもちろん上り。足にはかなりの負担となるが、東シナ海を明治30年から見守ってきた灯台は、重厚な立派な灯台だった。コースに戻って他のランナーに素晴らしい灯台だったよと宣伝して回ったが、残念なことに見に行ったランナーは殆どいないようだった。確かに永田岬から先、西部林道は、かなりアップダウンが厳しい。その分、景色は雄大だが。
 長い下りが終わるとほぼ中間。その後は緩いアップダウンが続く。42km過ぎには大川の滝がある。屋久島一という落差88mの見事な滝だった。
 後半は一転して単調な景色となった。写真を撮ろうという気になれず、前半飛ばしすぎと灯台寄り道のダメージで胃の調子も悪くなり、どんどんスピードが落ちた。60km付近で土砂降りにも会った。山には雲がかかり、殆ど写真は撮らなかった。それでも残り2km、松峰大橋からの眺めは素晴らしく、しばらく休んで写真を撮った。橋を渡れば、ゴールまで一気に下り。10hr09minでゴールした。
 宿に戻って風呂に入り一眠り。目が覚めてTVを点けた時に飛び込んできたのがM7.0、震度6弱の大地震のニュースだった。それも福岡?、夢でも見ているのか寝惚けているのか、、、福岡県西方沖地震だった。友人・知人にメールを送り、母に頼んで家の様子を見に行ってもらった。北九州でも震度5弱だったが、家に被害はなかった。この日は北九州ウルトラRCの練習会も行われていたが、走っている途中で地震に気が付いた人はいなかったらしい。地震のため、同行の自衛隊員が急遽福岡に戻ったが、残った3人は、翌日車で観光して福岡に戻った
屋久島

一湊の海岸

屋久島灯台
詳しい完走記と写真は屋久島エコ・ジャーニーマラソン完走記
■ 3月31日 疲労のピーク
 屋久島のあと、なかなか疲れが取れなかった。4日休んで練習再開したが、全然スピードが出ない。何とか今月の目標400kmは超えて418.0kmになったが、萩往還まで約1ヶ月、段々不安になってきた

今月の記録 日数 距離 平均 1月からの累計
19日 418.0km 22.0km 48日 992.0km
ランニング日記2005
1月 寝坊
  いぶすき菜の花マラソン
  貫〜とり正マラニック
2月 大村湾一周
  GEL KAYANO XI
  貫〜とり正マラニック
3月 勝負の3月
  岡の里名水マラソン
  雪の萩往還
  屋久島エコマラソン
4月 萩往還まで1ヶ月
  脊振越とさが桜マラソン
  鬼たいじマラニック
  玄海100km葉桜ラン
  宗像ユリックス24H駅伝
5月 ついに初リタイヤ
  リタイヤ・ショックとダメージ
  観覧舎マガジン11号
6月 練習量激減
  瀬板の森6時間走
  天体界道にちなんおろち
  ウルトラ二周年
7月 空梅雨のち土砂降り
  暑稽古!玄海試走会
  大濠チャリティーラン
8月 ピースラン
  広島長崎リレーマラソン
  長崎広島ピースラン
  マムシ
  カラスヘビ
9月 今年も100km連チャン
  勝浦浜海岸清掃&成田山
  玄海-鼻血でリタイヤ
  秋田-鼻血でも自己ベスト
10月 ざっといかんばい
  三瀬で予想通りワースト
  TARTHERCLUTCH
11月 走れない
  いびがわマラソン
12月 尻すぼみの一年
  また寝坊
  青島はDNS

月別走行距離

ウルトラマラソン写真館
大村湾一周UMサポート記
雪の萩往還練習記
屋久島エコマラソン80km
鬼たいじマラニック50km
玄海100km葉桜ラン
萩往還マラニック250km
天体界道にちなんおろち100km
広島−長崎ピースラン
玄海100kmウルトラマラソン
秋田内陸リゾートカップ100km

大会参加2005
いぶすき菜の花マラソン
岡の里名水マラソン
屋久島エコマラソン80km
鬼たいじマラニック50km
萩往還マラニック250km DNF
天体界道にちなんおろち100km
玄海100kmウルトラマラソン DNF
秋田内陸リゾートカップ100km
三瀬村ざっといかんばい林道M
いびがわマラソン

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