AM2時過ぎに目が覚め、AM3時組の見送りに宮地嶽神社へと向かった。気温は26℃、かなり蒸し暑い。参加者の約1/3がAM3時組とすっかりアーリースタートが定着した感じ。見送ってからよし田に戻ると、月明かりに照らされた海が幻想的だった。朝食を食べ、4時半、スタート地点へ。
病み上がりでアップダウンの厳しい玄海、暑さとの戦い、今の体調で完走できるほど甘くないことは、自分がよくわかっていた。DNSしようかとも思ったが、取り敢えず50km走ってエイドを手伝いますと言って、スタートした。
走り出せば、体も軽く、結構行けるかなと思ったが、それも10kmまでだった。見坂峠を越えたところで、5分差スタートの光安さんに早くも抜かれ、ついて行こうにも足が動かない。そして12km過ぎ、怖れていた鼻血が出始めた。鼻にティッシュを詰め、止まるまでしばらく歩いた。
脇田温泉に着く頃、何とか鼻血も止まったが、暑さも加わりすっかり戦意喪失。前半の難所・間夫峠はラン&ウォークがやっと、峠からの下りも走る気になれなかった。下りきったところに田中・山元組のサポート車があり、「リタイヤ宣言」。もちろん50kmまでは行くつもりだったし、一人でのんびり行きたいだけのことだった。
鼻血が止まって走り出せば、まだまだ足は動く。しかし32km、力丸ダム付近で、再び鼻血が出た。今度はなかなか止まらない。走るのを諦め、35kmの移動サポートに到着。ここで止めようかと思ったが、横ちゃんと話していると走らなければいけないような気にさせられ、再びのろのろとスタートする。脇野橋42.2kmには6時間10分で到着、コンビニで缶ビールを買う。45kmの移動サポートからは、楽松師匠等と最後尾3人組でトヨタ九州50kmエイドまで歩くことにした。走っても長く感じるこの区間、全て歩いて1時間10分かかった。エイドでは山下さんの出迎えを受けた。ちゃんと3人分のソーメン・豆腐が用意されていた。当初目標の50kmまで辿り着き既に8時間が経過したが、到着は時間内だったので、一人で赤間へと向かった。
暑かったが、それでも赤木峠はちゃんと走った。峠からの下り、山下さんの看板はずしを手伝う。65kmの関門に間に合わないのは確実だったので、田久桜公園のベンチで一眠り。途中、宗像・クリエイトのコンビニで一人のランナーに会う。夜中0時までかかってでも最後まで行くというその根性。見習わないといけない。地蔵峠下65kmエイドに10時間17分で到着し、今年の玄海100kmが終わった。ところがエイドは撤収中で収容車がなく、地蔵峠を越えることになった。70km、吉木小学校でサポート車に乗り込んだ。
萩往還のリタイヤ以降、諦めが早くなった気がする。1週間後の秋田で、そのリタイヤ癖が出ないといいのだが。